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Like a rolling bean (new) 出来事録
http://ameblo.jp/garbanzo05/day-20090220.html
2009-02-20
都議会始まる・技術会議提唱のバイオ処理は国の情報では2020年以降の「新技術」ですが
2/20の2つめのエントリーです。都議会が始まりました。イシハラ氏は築地の官製地上げにもやる気満々で、新銀行とオリンピック招致の3点セットに対して、「攻撃は最大の防御」とばかりに言いたい放題です。
豊洲に十分な対策を豊洲に講じるといっていますが、到底2014年には間に合いませんし、既存技術=イシハラ氏の言う「新技術」ではまったくカバーしきれない複合的な汚染が、液状化する砂浜の地域に拡散していることは、日本中に知られるところになりました。
そもそもが構造カイカクによる売り飛ばしが目的ならどんな嘘もつくだろう、と冷ややかな目で見られていることなど、お気づきではないiのでしょう。
東京新聞豊洲新市場整備を明言 石原知事が施政方針『十全な対策を講じる』
2009年2月19日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20090219/CK2009021902000083.html都議会第一回定例会は十八日開会し、石原慎太郎知事が施政方針を表明した。築地市場移転予定地の豊洲地区の土壌汚染問題については、「都民・国民や市場関係者が安心できる十全な対策を着実に講じ」た上で、二〇一四年十二月開場に向け「豊洲新市場を、新しい基幹市場として整備する」と明言した。(管理人コメント: 言うだけならお金はかからない、と思ったら大間違いで、これは「着手の予算を都議会で通しますよ、是が非でも」という宣言です!)
経営再建中の新銀行東京については、十七日に同行が表明した、旧経営陣を相手に損害賠償請求訴訟を起こす方針に触れ、弁護士による外部調査によって「さまざまな問題が具体的かつ詳細に明らかにされた」とし、経営難の責任が旧経営陣にあることを強調。「司法の場における解明を見守っていく」(管理人コメント: こんなに自信があるなら国会の参考人招致に出席すればいいのに、と思います)と述べた。
二〇一六年夏季五輪の東京招致についての発言では、今の日本が「経済危機や国政の混乱、暗く凄惨(せいさん)な事件の続発など、試練に直面している」との認識を示した上で、そうした現状の日本で五輪を開催することが、「この試練をも克服する縁(よすが)となる」と、招致の意義を力説した。(管理人コメント: そのためだけにすでに数千億円をプールしていますが、各種予算削減との重み付けの説明が付きませんね。「この試練を克服する」ためだけに、さらなる東京一極集中を加速するのですか?それも国の税金を使って、苦境にあえぐ人々を踏み台にしてのことですよ、ここでおっしゃっているのは)
定例会には、総額十二兆八千三百三十八億円の二〇〇九年度当初予算案など、百七議案が提案された。会期は三月二十七日まで。
今日は、豊洲移転是非を問い、4度にわたる投票でも理事長が決まらないでいる築地東卸の理事会です。
繰り返しますが、移転することで「財務問題」(あえてカギカッコをつけます)をなんとかするのか、それとも豊洲の汚染を怖がるのか、という比較は成立しません。
さらに、現理事長自身が「もう我々は豊洲に行かない限り生き延びる道がない」と訴えるまで「財務問題」を放置などをして隠してきたのだとしたら、明らかな過失ないし未必の故意によって責任を問われるべきではないのでしょうか。
現地再整備を求める方々は、汚染を口実にして何か得をしたいわけでは決してありません。
おかしなことが起こらないようにと願います!!
〜〜〜
豊洲の汚染対策への工法を検討したとされる技術会議のプアな内容をたびたび取り上げてきました。
イシハラ氏は、先日それを自画自賛しましたね。
2009-01-20
衝撃的な新事実:豊洲の技術(密室)会議にもうひとつの裏会議(イシハラ氏、口を滑らす)
http://ameblo.jp/garbanzo04/entry-10195071328.html「あるゼネコン、複数の、あちこちの幹部からですね、『東京の市場をめぐっての是々非々を論じている議論はいささか滑稽ですな』と(言われた)」
「(なぜなら)『現代の技術を知らない人たちがやってるんでね、私たちから考えると、もっと迅速にできますよ』ということで。その内訳については、うっかり話をすると企業秘密にもなるかもしらんし。同時に『どこの技術者も同じことを考えてないんでしょうかね』という、そういう議論も聞きました。」
「昨日、最終報告ではありませんけど、最終報告に近い中間の報告を先生方から聞きました。人間は非常に保守的でね、旧弊な発想体系しかもってないから。本当の専門家に委嘱してやればですね、こういう結果(586億円)が出たんでね。これは今までなかったですね、公共事業に関するチェックの新しいシステムができたと思うんでね。東京だけでなしに、これを範としてね、地方の自治体がこういう問題に遭遇したときに、やっぱりこういう形の合議機関をつくってね、二重三重にチェックすれば、もっともっと合理的な結論が出ると確信いたしました」
つまり、科学者や公的セクターにある人の技術はまったく劣っている、というのが趣旨だと読み取れます。
けれど、いわゆる「最先端」技術の現状とその推移(への期待)が描かれている、NEDO 技術開発機構(独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)のサイト
技術戦略マップ2008
http://www.nedo.go.jp/roadmap/index.html
には、バイオテクノロジー分野の「生物機能活用分野」というPDF(649KB)に興味深いロードマップがあり、
http://www.nedo.go.jp/roadmap/2008/bio5.pdf
「やっぱり」と思うことがありました。
技術会議でも一部利用をすると結論付けている、生物による汚染処理(バイオレメディエーション)が、こうした複合汚染の下ではまだまだまったく実用化とは到底言えない段階であることが再確認できます。
NEDOの資料のp.20にある技術ロードマップです。
2008年の現状と、2025年頃までの希望的観測、が書かれています。
ここから、バイオによる汚染処理の部分を取り出しています。
豊洲のように、多種の重金属と無数の(分子量的にも幅広い)有機化合物を処理しようとする技術を拡大します。
一番上の画像の時間軸のものさしと比較すると、こうした重大な複合汚染については、2020年ないし2025年にならないと実用化は見込まれていません。複数の技術が成立して初めて実現可能、となっています。
まさにこれぞ「新技術」ですね。
さて、これでもし、そんな技術が実際に東京都にゼネコンなどから挙げられているのに、企業秘密だとして隠されているのだとしたら、これは国家的損失じゃないでしょうか?
可能性は3つあるのでしょう。
(1)【イシハラ都知事主張】
本当に「ゼネコンなど」は、国家プロジェクトの補助金をもらったりしながら続けた研究成果(結果を明らかにすることを前提にもらっているもの)に「隠し玉」を持っていて、それを何があったのか分からないけれど、豊洲の技術会議だけで明らかにした。
(2)NEDOの関係者や検討メンバーは『現代の技術を知らない人たち』であるために相対的に技術レベルが、ゼネコンなどに嘲笑されるくらい遅れている。(これも【イシハラ都知事主張】です)
(3)本当は新しい技術などない。だからバイオを使った処理法などは、複合汚染の豊洲では使い物になりっこない。(まあしかし何か言っておかないと、技術会議原島座長がクビ大学長になる期限にも、都議会の事業着手の予算取りにも間に合わない、とお東京都様が考えた)
日本の、ひとまずの技術の粋と、イシハラ都知事とお友達談話のどちらをより信用できるか、ということになるのでしょう。
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