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http://archive.mag2.com/0000074979/20090218121053000.html
笑っている場合ではありません。国辱の映像が世界に流れ、日本の政治の質
の低さを露呈してしまいました。計り知れない国益の損失です。言うまでもな
く中川財務相のG7での記者会見の映像のことです。たとえどんな理由であっ
たとしても、この事実だけで、中川大臣は即刻クビにすべきでしたが、政府自
民党の対応は極めて稚拙でした。
ローマから帰国後、官邸を訪れた中川大臣は、麻生総理から「体調に気を付
けて、これからも頑張れ」と慰留されたと記者に述べました。麻生総理が、本
来ならば、中川大臣をすぐに罷免すべきところを罷免できなかったのは、その
ことが政権に打撃を与えるからと考えたからでしょう。ここに最初の判断の誤
りがあります。
その翌日、中川財務相は閣議後に参議院の財政金融委員会をサボり、体調の
検査と称して病院に行き、昼に突如記者会見を行い「衆議院で予算あるいは関
連法案を上げてから辞める」と表明しました。この中途半端な辞任表明も麻生
総理との相談の結果と思いますが、引責辞任する財務相に対して予算の審議な
ど出来るはずもありません。この判断の誤りも致命的でした。私どもは参議院
において中川財務相に対する問責決議案を提出しました。その結果、中川大臣
は即日辞任することになったのです。
あの失態の原因はお酒ではないと中川大臣は強弁していましたが、記者会見
の前に一緒に飲んでいた女性記者も明らかになってきておりました。そのこと
を集中審議で追及されることを恐れて辞任が早まったとも言えましょう。いず
れにしても、重なる判断ミスの責任やお友達内閣を作った麻生総理の任命責任
は厳しく問われなければなりません。
麻生内閣自体がご覧のような酩酊状態の中で、ヒラリー・クリントン国務長
官が来日し、麻生総理や中曽根外相などと会談しましたが、彼女の本音を伺っ
てみたいものです。さらに、日米関係を重視していることを示すために、オバ
マ大統領と麻生総理の会談が24日にワシントンでセットされましたが、自民
党の中でも麻生では選挙を戦えないとの声が圧倒的になっていること、即ち、
麻生総理の寿命はせいぜい今年の9月までと見られている中で、首脳会談を行
う意味はどこにあるのでしょうか。
その意味で申し上げれば、クリントン長官と小沢代表との会談は将来への布
石でありました。同席した私の眼では、小沢代表は終始にこやか、クリントン
長官は緊張気味で、日本にもこんな骨のある政治家がいたかと認識を新たにさ
れたと信じます。
小沢代表は、敢えてアメリカの友人からあなたはアメリカで誤解を受けてい
ると忠告があったという話から入り、「日米は最も大事な関係というのが私の
従来からの主張です。ただ、同盟は従属ではなく、対等のパートナーでなけれ
ばなりません。お互いの主張を交わしながら、結論を導いたらそれを守るとい
う関係でなければなりません」とはっきりと述べました。
クリントン長官が、「グアムの移設、6カ国協議などの安保のみならず、気
候変動、クリーンエネルギーなどの分野でも良い提案を行いながら日米同盟を
発展させていきたい」と答えたのに対して、小沢代表は、「日本政府が何ら主
体的な提案をすることができなかったこと、覚悟を持っていなかったことが問
題で、例えば米軍再編にしても、グローバルな戦略の中で、日米の役割分担を
きちんと話し合っていくことが肝要です」と、日本がもっと主体的な主張をす
べきと伝えました。
そして、自らの持論として、「北朝鮮は核のカードを手放すとは考えられな
いし、中国はこの問題に関して現状維持を望んでいる」、「一番の問題は中国
であり、中国が市場主義を導入したのは両刃の剣で、市場主義と共産主義は必
ず矛盾が表面化するときが来る。どううまくソフトランディングするか、中国
問題をもっと深刻に考えないといけない」とクリントン長官に説明しました。
そして、「この続きの話を出来るように私たちは選挙で頑張ります」と結びま
した。
クリントン長官には小沢代表はタフネゴシエーターだと映ったのではないで
しょうか。別れ際の握手の際に、私が「お嬢さんはお元気ですか?私もスタン
フォードの卒業生です」と話したときだけ、長官に母親らしい笑顔がのぞきま
した。
シリーズ:鳩山由紀夫メルマガから、マスゴミが報道しない偏向報道を知る
定額給付金を貰った途端に支持率が上がると自民党は期待しているが、国民を馬鹿にするな&田原総一郎の話 09 年 1 月 15 日
http://www.asyura2.com/09/senkyo58/msg/201.html
超連立について。「大連立」構想の復活ではありませんから、ご心配無用です 08 年 12 月 04 日
http://www.asyura2.com/08/senkyo56/msg/460.html
農林中・新東京問題を抱えた金融安定化法案と正一緒に、強引に二次補を通そうとした自民党の卑劣さ 08 年 11 月 26 日
http://www.asyura2.com/08/senkyo56/msg/224.html
北海道新聞だけは「世論調査に首相変心」と解散先送りの舞台裏を正しく報道。農林中問題他 08 年 10 月 30 日
http://www.asyura2.com/08/senkyo55/msg/456.html
麻生総理に財源を伺いましたが「今後年末に考えます」との答弁【どっちがちゃんと答えてないんだよw】 08 年 10 月 02 日
http://www.asyura2.com/08/senkyo54/msg/329.html
バブルがはじけた後の様に、貸し渋りで中小企業が大変な事にならない様、監視の必要性 08 年 9 月 20 日
http://www.asyura2.com/08/senkyo53/msg/734.html
小泉路線と決別した福田政権の指摘と、民主党の違いを説明 08 年 8 月 08 日
http://www.asyura2.com/08/senkyo52/msg/442.html
自公政権による医療崩壊、介護崩壊、年金問題の指摘 08 年 7 月 31 日
http://www.asyura2.com/08/iryo02/msg/290.html
自公のバラマキというレッテル貼り、投機マネーによる原油高、アメリカ批判について 08 年 7 月 29 日
http://www.asyura2.com/08/senkyo52/msg/253.html
日銀総裁人事について 08 年 3 月 12 日
http://www.asyura2.com/08/senkyo48/msg/363.html
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