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東京新聞:賃上げ要求 不況だから意味がある:社説・コラム(TOKYO Web)
人員削減や賃金カットが広がる中、トヨタ自動車など主要労組が春闘要求を提出した。賃上げは困難との空気だが、要求無くして労働者の待遇改善はない。労組は全力を挙げて交渉に臨むべきだ。
連合幹部はほっとしたはずだ。相場形成のリード役であるトヨタ自動車労組がベースアップ(ベア)四千円を決め要求書を提出したからだ。同社の二〇〇九年三月期決算は五十九年ぶりに最終赤字になる見通し。ベア要求が注目されていた。
労働関係者の間では「今春闘はスタートした昨秋の時点で決着していた」との声がもっぱらだ。
米国発の金融危機後、景気は急速に悪化した。昨年十−十二月の実質国内総生産(GDP)は三十五年ぶりの大幅落ち込みとなり〇八、〇九年度ともに2%以上のマイナス成長が予想される。業績の悪化を受け非正規労働者だけでなく正社員の削減も始まった。
こうした状況から労組の中には賃上げ休戦を唱えるところもあった。そして三菱自動車や日本郵政グループなどの労組は賃上げ要求を断念した。世間の関心は「雇用維持」に傾いている。
連合内部でも激論があった。だが最後は大幅な賃上げ要求を貫徹することで一致した。先週、東京で開いた闘争開始宣言中央集会では「賃上げこそ最大の景気対策」とベアの重要性を訴えた。
連合幹部は「賃上げをあきらめたら消費は萎縮(いしゅく)してしまう」と強調。労働側が賃上げを自粛しても経営側が雇用を守るかは不確実−として「賃金も雇用も両方取りにいく」と決意を語っている。
労組側の主張は当然だ。
〇七年十月まで続いた戦後最長の景気拡大でも労働者の所得は減り続けた。春闘で訴えている所得分配のゆがみ是正や物価上昇による所得目減り分の回復などの要求は理解できる。不況克服には従業員の士気向上が不可欠だろう。
一方、経営側は今年の賃上げに否定的だ。トヨタ自動車幹部は「賃上げどころか賃金維持分の確保すら極めて難しい」とベア拒否の構えだ。苦しい経営事情はわかるがここは一段の配慮を求めたい。
主要企業の労使交渉は三月中旬の集中回答日に向けていよいよ本格化する。春闘は中小企業労働者のほかパートや障害者など非正規労働者の待遇改善にもつながる。連合は賃上げや雇用対策で成果を上げ、ナショナルセンターとしての責任を果たしてもらいたい。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2009021902000063.html
※コメント:
連合など労働組合の非正規差別については、以前より指摘されていたが、
まさか東京新聞が後押しするとは思わなかった。。。こりゃひどすぎる。
こんなことをしたら、非正規の雇用改善は永久になくなってしまう。
終わった・・・・。
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