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(回答先: 「小沢辞めろ」コールはマスコミの怠慢〜山口一臣「ダメだめ編集長日記」 投稿者 kamenoko 日時 2009 年 3 月 10 日 17:30:09)
納税者の視点で検察の捜査を監視しないと
今回の捜査が「国策捜査」だとは思いませんが、
あまりに世間の空気が読めていないことは間違いありません。
それが何より証拠には、
ふつう、東京地検特捜部が政治家に手を着けようとすれば、
世間は拍手喝采したものなのに、今回はそんな雰囲気ではありません。
新聞に「国策捜査」なんて文字まで踊る始末です。
少しでも知識のある人は、検察の捜査に疑いのまなざしを向けています。
(あくまで疑いですが……)
いまここで、民主党の小沢一郎代表の秘書を逮捕することが、
どの程度、国民の利益になるのか。
国民がこれだけ日々の暮らしに苦労しているご時世ですから、
検察庁といえども、費用対効果について、
きちんと説明する義務があると思います。
世の中にはたくさんの違法行為や悪事があって、
それを取り締まるのが捜査当局の役割です。
しかし、数多ある悪事のすべてが取り締まれるわけではありません。
どれを取り締まるかは、当局の都合によります。
だとしたら、なぜその事件にあえて着手するのか、
(逆に言えば、他の悪事を見逃すのか)
きちんと説明しなければいけないと思うのです。
なぜなら、それには税金が使われるわけですから。
ぼくは以前から、納税者の視点で検察の捜査を監視すべきだと思っていて、
いろいろなところで書いたり言ったりしてきました。
検察庁に限らず国の役所(霞が関)は、会社でいえば管理部門で、
それ自体が何の生産も稼ぎもしない、いわゆるコストセンターです。
しかし、彼らには自らがコストセンターであるとの自覚がありません。
税金を投じた活動の効果がどれだけあがっているか、
まったく検証されていないのです。
世の中、そんなお気楽な仕事をしているのは、霞が関しかありません。
今回の小沢秘書の政治資金規正法違反の摘発も、
いま本当に税金を使ってやらなければならないことだったのか?
捜査にどれだけ費用を使って、その結果、どれだけの利益を国民もたらすのか、
そういう観点で考えると、はなはだ疑問と言わざるを得ないのです。
民主党は、漆間巌官房副長官の発言を引き合いに出し、
鬼の首を取ったように、
「これは国策捜査だ」と息巻いているようですが、
逮捕から今日までの経緯を見る限り、
そんな上等なものか? との感想を抱きます。
現場の記者からあがってくる情報を聞いても、
実態はもっとくだらない理由なような気がしてなりません。
3月5日付のNewsSpiralで二木さんが指摘されていたように、
3月末の人事異動が目前に迫るなか、
かっこうの「大捕物」になる予定だった事件の被疑者に自殺されるミスを犯し、
「なんか他にネタないか?」と探したところ、
「小沢代表の案件ありまっせ……」
と、失地回復を狙ったのか、今回の捜査だったのは?
との疑いは確かに消えません。
あるいは、もっとくだらん事情かもしれません。
(検察側が何も説明しないので、疑いはどんどん膨らみます)
いずれにしても重要なのが、
こういうことをきちんと検証して、それが税金を使うに値するものなのか、
それをチェックする必要があるということです。
いままで何で誰もそれをやってこなかったのが不思議で仕方ありません。
システムがない以上、当面はメディアがそれを監視して、
納税者である国民にお伝えする義務があるのではないかと考えます。
今回の事件では地方からも応援検事を呼び寄せているそうです。
その出張費や宿泊代に、いったいいくら使っているのでしょう。
それで、返す返すも、今回の違反摘発は税金を使うに値する捜査なのか?
これまで小沢代表以外の政治家が同じことをやった場合、
政治資金収支報告書の修正で済ませてきました。
そのために支出される税金は、わずかな額だったと思います。
それが今回、東京地検特捜部を動かし、税金を使いまくっているのです。
それがもし、一部検事の功名心や出世欲のためだとしたら、
とんでもないことだと思います。
まだ、政治的思惑や背景があったほうがマシかもしれませんね(爆)。
そんなふうに思わせないためにも、
捜査の目的やめざす方向、そしていくら費用をかけているのか、
捜査の結果、どのような利益をもたらすのか、
法務・検察当局はきちんと説明しないとマズイですね。
投稿者: 山口一臣 日時: 2009年03月08日 21:53 | パーマリンク
http://www.the-journal.jp/contents/yamaguchi/2009/03/post_51.html
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