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(回答先: グアム協定署名 問われる五つの「合理性」 (琉球新報) 投稿者 クマのプーさん 日時 2009 年 2 月 18 日 19:27:04)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-140879-storytopic-3.html
「同盟強化」頭越し 米長官会見「普天間」避ける
2009年2月18日
【東京】ヒラリー・クリントン米国務長官と中曽根弘文外相が17日、在沖米海兵隊のグアム移転協定に署名した。日本政府はこれまで協定の意義を「沖縄の負担軽減」と説明していたが、この日クリントン氏が強調したのは「両国の太平洋地域の兵力近代化に向けたコミット(確約)」。「沖縄のため」とされたはずの協定の本質は「日米同盟強化」であることが鮮明となった。
当初予定から10分以上も遅れて始まった署名式。報道陣で埋め尽くされた会場を見渡したクリントン氏は、笑顔で文書に署名した。「協定によって日米同盟を強化し、他国の攻撃から日本を守り、必要な手段をとって抑止力を行使する。新たな日米関係を強力にする」。張りのある声からは「同盟強化」が何度も響いた。
協定は普天間飛行場移設について、在日米軍再編のロードマップ(行程表)を実施する日本政府の意思を表明した。移設先にも法的拘束力がかかると警戒する沖縄側に対し、政府は「新たな法的な義務は課してはいない」と沈静化に躍起だ。
16日午後、外務省と防衛省の担当者が県を訪れ、「協定はロードマップの性格のまま」と、あくまで日米合意の再確認にすぎないと説明。県も「異議はない」と受け入れた。
だが、その行程表には、代替施設の辺野古沿岸部建設が明記されている。与党関係者は「ロードマップを順守するために協定を結ぶなら、沖合移動の余地がなくなるのでは」と政府説明をいぶかる。
協定署名後の共同記者会見で「沖合移動を求める県との調整がついていない」「県外移転を主張する民主党の小沢代表とは何を話すのか」と続く記者の質問に、クリントン氏は「協定署名をうれしく思う。二国間にある信頼の念が確認できた」とかわし、質疑応答はかみ合わず、普天間問題を意図的に避けた印象を与えた。
政府関係者は「米軍再編の担当は米国防総省。国務省のクリントン氏は答える立場にないから」と意に介さない。
琉球大学の我部政明教授は、ここに「米国にいらだち」をみる。前政権の積み残しである米軍再編は日本の責任で早く片付け、アフガニスタン作戦への支援要求に移ることが米国の思惑だという。協定により「新たな段階」(浜田靖一防衛相)に入った米軍再編だが、地元負担軽減は残されたまま、軍事同盟の強化だけが進展している。(与那嶺路代)
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