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「1021」 アメリカの「虎の尾」を踏んだ小沢一郎 (その1) 小沢一郎は相次ぐ「反米」発言のため東京地検特捜部に狙われたのだ。しかし、記者会見で立派に反撃した。 副島隆彦記 2009.3.9
副島隆彦です。今日は2009年3月9日です。
今から小沢一郎・民主党代表に対する東京地検特捜部の捜査についての私、副島隆彦の考えを述べます。
最新の動きで言っておくと、昨日のテレビ朝日の「サンデー・プロジェクト」に田中真紀子衆議院議員が出演した。 田原総一郎は、真紀子が出演している間は、「田中角栄のロッキード裁判を一度も欠かさずに傍聴したのが小沢一郎という政治家だ」「田中角栄の事件は私はえん罪だと思っている」と述べた。
さすがに真紀子を前にしては、自ら「アメリカの虎の尾を踏んだ田中角栄」という連載を書いた田原は、普段のアメリカの手先そのもののご用言論人の自分の姿を見せるのには忸怩(じくじ)たるものがあったのだろう。
ところが、田中真紀子が帰ると、CM前とは全く別人のようになって、他の新聞記者上がりのコメンテーターと一緒になって、「政治とカネ」の問題で小沢はけじめをつけるべきと議論し始めた。
しかし、以下の番組の動画をみてもらってわかるように、田中真紀子の言っていることの方が正しいのだ、ということが日本中の視聴者に伝わっただろう。
*田中真紀子の出演部分(2009年3月8日のサンデープロジェクト)全部で3本です。
さて、まず私が、小沢一郎が3月4日に記者会見したのを受けて、この「学問道場」の「重たい掲示板」に走り書きした文章を再録します。(一部、加筆しました)
(転載貼り付けはじめ)
[1201]小沢一郎への卑劣な検察を使った昨日の攻撃を、小沢は、立派に撃退しました。 投稿者:副島隆彦投稿日:2009/03/04(Wed) 14:09:38
副島隆彦です。 下↓の 「1200」番に続いて、昨日の3月3日の 「アメリカ(ヒラリー派)による小沢一郎への刑事弾圧策動と攻撃」のことを、書いておきます。さきほど、午前10時に、小沢一郎の記者会見(プレス・コー)があった。 小沢の実にしっかりした発言と対応で、これで、今度の小沢攻撃は終わりだ。
馬鹿なアメリカの手先になって動いた検察庁(東京地検特捜)の負けだ。このあと、検察が電撃で逮捕した大久保隆規(おおくぼたかのり)秘書の起訴、立件ということを、検察は意地でもするのだろうが、早くも、検察内部で、責任問題が出て、指揮をしていた、特捜部長と、その上の、東京高検の次長検事とかの、アメリカの忠実な手先どもの、責任問題が検察内部で出るだろう。
今度のつまらない「小沢つぶし」攻撃は、アメリカの手先となった日本検察の負けだ。もう一方の 謀略実行犯=下手人(げしゅにん)集団である、テレビ5社新聞5社も、はやくも腰砕けだ。まず今度の司法(検察)を使った弾圧の概要を記事で示してゆく。
副島隆彦拝
(転載貼り付け始め)
●「「不公正な権力行使」=小沢氏、会見で「潔白」強調」
時事通信 2009年3月4日
「不公正な国家権力の行使」「疑念は晴らせる」。小沢一郎民主党代表は4日午前9時50分ごろから、東京都千代田区の党本部で記者会見。政権交代で「次の首相」を目指す最大野党党首は強い口調で「潔白」を主張した。
小沢氏は午前9時からの党役員会を終え、党本部5階の会見場に入った。マスクは取り、グレーのスーツ姿。カメラのフラッシュの中、顔をしかめながら「いいかな」と呼び掛け、「今回の問題につきまして報告と説明をします」と切り出した。
「異例の捜査で政治的にも法律的にも不公正」「強制捜査を受けるいわれはない」。演台に両手をつき、一語一語を区切るように訴えかける。「強制力を持つ公権力が思うままにその力を行使すれば、社会は暗たんに陥り、民主主義を危うくする」。東京地検特捜部の捜査を「不公正」だと繰り返し強調し、約15分間にわたり持論を展開。「以上です」と締めくくり、手元の水を飲んだ。
進退について問われると「私自身として何らやましいことはない。どうこうと考えてはおりません」と力を込めた。小沢氏は午前8時45分すぎ、党本部に車で到着した。白いマスクをして終始無言。足早にエレベーターに乗った。会議室がある6階のエレベーターホールは数十人のカメラマンらでごった返した。同9時ごろから始まった役員会は冒頭撮影もなく、報道陣には非公開だった。
● 「小沢氏、進退問題に発展も=献金「全く問題ない」−衆院選へ打撃・民主」
時事通信 2009年3月3日 23時32分
民主党の小沢一郎代表は3日午後、党本部での幹部会で、東京地検特捜部が政治資金規正法違反の疑いで自身の政治団体を捜査、公設秘書を逮捕したことについて「全く問題ない。心配いらない。適切に処理している」と違法性を否定した。
幹部会では、西松建設OBが代表を務めた政治団体から小沢氏の政治団体への献金について、正当性を主張していくことを確認した。同党は4日午前、小沢氏も出席して役員会を開き、対応を協議する。
次期衆院選を控え、小沢氏の公設秘書逮捕という事態が民主党にとって大きな打撃となるのは確実だ。捜査の展開や世論の動向次第では、小沢代表の進退問題に発展する可能性もある。幹部会で小沢氏は「全く心当たりがない。何でこういうことになるのか全く分からない」と強調した。この後、小沢氏は無言で党本部を後にした。
鳩山由紀夫幹事長は幹部会後、小沢氏の進退について、記者団に「この問題で今すぐとはならない」と指摘。「いずれ代表自ら説明すると考えている」と述べた。
別の幹部も3日夜、「きちんと説明すればいい。代表辞任という状況にはなっていない」と語った。小沢氏は1月31日に盛岡市で行った記者会見で、西松建設OBが代表だった団体からの献金は認めつつ、違法性を否定。ただ、「(献金の)原資が違法だとなれば、どうするか対応を考えたい」として、返却を検討する考えを示していた。
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。
まず、書いておかなければならないことは、今度の事件を始めに仕掛けたのは、朝日新聞である。朝日新聞が、西松建設の裏金の問題と、不正献金の疑惑と称して、ずっと早くから紙面でキャンペーンを張っていた。
朝日は、日本国民の普通の理解では、読売新聞と争って、リベラル派で、進歩的で、アメリカに批判的な立場だということになっている。そんなことはない。今の朝日新聞は、読売や産経、文藝春秋などと同じで、巧妙な、アメリカの手先である。小泉・竹中改革(アメリカの言うとおりの日本からの資金強奪計画だった)を一番、応援したのは朝日新聞だ。
朝日の現場の記者たちには、まだ、左翼リベラルであり、小泉改革で、貧しい国民が、どんどん会社を辞めさせられてゆく現状を批判している一線の現場の記者たちがたくさんいる。
しかし、私は前にも何度も書いたが、朝日の一番上から、経営陣(社長たち)さえも押さえつけて、主筆(役員待遇、前ワシントン総局長)の船橋洋一・玲子夫妻が、内部で記事の統制をやっている。船橋洋一はデイヴィッド・ロックフェラーの日本の忠臣のひとりだ。だから朝日新聞が、反米のリベラル派である、というのはウソである。そういう型にはまった見方は、今は通用しない。朝日の内部の良心的な記者たちが、船橋体制を突き崩してほしい。
西松建設の裏金への検察の計画的な摘発については、あとの方の記事に全体概要を転載する。
こんどの事件は、「検察の勇み足」ということで、終わるだろう。西松建設の裏金摘発事件として、ずるずると検察はやるだろうが、小沢一郎つぶしの策動としては、アメリカの完敗である。
あとの方に載せる記事の通り、小沢が、この23日に、「アメリカ軍の日本駐留は、第七艦隊(横須賀基地他)で十分だ。防衛でも日本のことは日本人で出来る」という発言があって、それに、アメリカの日本管理対策班(ジャパン・ハンドラーズ)たちが、カリカリしただろう。
駐日大使になるだろうと数週間前に一斉に日本の新聞で報道された(が、いっこうに日本にやってこない)、ジャパン・ハンドラーズの一人、ジョゼフ・ナイ(クリントン政権の国防副長官だった男だ)は、去年の12月末に日本にやってきて、民主党の中のアメリカと近い勢力の、前原誠司副代表に対して、「今の民主党の外交政策がそのまま政権を取ったときに採用されたら、アメリカはそれを反米行為と見なす」と脅しつけた。
アメリカは、日本が、小沢一郎民主党のもとで、アメリカから自立して「正常な国」(ノーマル・カントリー)としてやっていこうとする動きを感じ取って、国策捜査を仕掛けて小沢一郎をたたきつぶすことを、それとなく指示したのだろう。田中角栄元首相が、中曽根康弘の代わりにロッキード事件で逮捕されて以来、日本の政治家の中には「アメリカの虎の尾を踏んだら大変なことになる」という考えが生まれた。アメリカで「米国債を売りたいという誘惑に駆られる」とニューヨークで発言した、橋本龍太郎元首相に対しても、執拗(しつよう)なアメリからのスキャンダル攻撃が仕掛けられた。
これらの政治家はアメリカとの距離を取ろうとしているので、中国に接近しているのは確かだろう。しかし、重要なのは日本がどこの国からも操られないと言うことだ。今回の、小沢一郎に対する捜査がこれほどに急に行われたのは、背後にアメリカの怒りがある。
今、鳩山邦夫総務大臣が中心となって、麻生太首相と連携して、アメリカの手先の竹中平蔵と小泉純一郎元首相が、アメリカの要求を忠実に実行した、郵政民営化の見直しを始めている。先週の田原総一郎の「サンデー・プロジェクト」には、2005年の郵政選挙でホリエモンを「刺客」(刺客)に送り込まれた、亀井静香・国民新党代表代行が、竹中平蔵の郵政疑獄を検察庁に訴えると凄んでいたが、その翌日に小沢事務所への特捜部の強制捜査が入ったのだ。
その前の、2月17日の、ヒラリーとの小沢の会談で、「日米同盟は、対等の関係でなければならない。そのことを、日本側が、(勝手に卑屈になって)アメリカに言わなかったことが問題だ」と、ヒラリーに、直接、言い放ったことも重要だ。
小沢一郎は、偉いのだ。本当に偉いのだ。 「自分のことは自分でします。できない分だけ、ご支援ください」という、生き方、考え方が、人間として、まっとうなものだ。まず、始めにこのことを言えない、考えない人間が、他の事をあれこれ、言い出すのは間違っている。 まず、頭から、始めに、アメリカ軍が、日本を守ってくれるのが当然で、自然で、当たり前だ。という考えをする者たちは、大間違いだ。売国奴どもだ。
産経新聞(フジ産経グループ)や、読売新聞の幹部ども(ナベツネ派)や、文藝春秋(ついに、ゴロ雑誌の「諸君」が廃刊になる)や、新潮社(どうして、こうなったのか)などに、心酔して、「そうだ、そうだ、日米同盟が最優先だ。アメリカと共に、中国と戦うのだ」と、言わないと済まない馬鹿たちを、今こそ、あぶりだして、順番に、筆誅(ひっちゅう)を加えなければいけない。
「自分のことは、自分でします」「自分の国は、自分たちで守ります」と、素朴に、きっぱりと言えないような、人間は、おかしいのだ。 洗脳されているのだ。この一行が言えないような人間は、愚か者たちだ。卑怯で、卑劣で根性の曲がった人間どもだ。
産経・読売・文春右翼たちは、自分たちのことを、愛国者(民族主義者)で、現実主義者(リアリスト)だと、考えている。そして、その実態は、盲目的な、アメリカの手先、子分どもである。会って話しても、実に卑しい人間たちだ。
それに対して、比較相対的に、頑張っているのが、毎日新聞だ。毎日新聞が、今は、日本国民の利益にたって記事作りをしている。毎日新聞とTBSは、朝日、読売に対する第三勢力である。しっかりした記者たちがまだまだたくさんいる。政治家の近くに寄っていって、毒を盛ったり、スキャンダル記事で刺し殺したりするようなことはしない。頑張れ、毎日、TBSだ。
が、TBSの朝の、あの、みのもんた の アホ野郎を、何とかしろ。このふてぶてしい、電波芸者の顔を見るだけで、私は、不愉快だ。TBSも今は、相当に公共放送としての良心をなくしている。デイヴィッド・ロックフェラー=電通(ヤング・アンド・ルビカム)の軍門に下っている。
小沢一郎の、今日の記者会見の全文が、毎日新聞のネットにあったので、これを、あとで、貼り付けます。
日本の検察までを、使って、小沢潰(つぶ)し、追い落とし、を狙ったのは、ヒラリー派(シティバンクが、遂に潰れそうで、株価がついに1.5ドルで、さらに1ドル割れになって、気が狂いそうになっているデイヴィッド・ロックフェラーの直属)だ。ヒラリーの直接の対日官僚たちが、今回の、小沢への司法攻撃を、画策してやらせた。
だから、「公権力を不正に使った検察による日本のデモクラシー(民主政治、国民政治)に対する攻撃」という小沢一郎の、表明も、控えめなものである。小沢は、自分を、ヒラリー派(2年後には、オバマを追い落として大統領になるだろう)が狙って仕掛けたのだということを知っている。山岡や興石(おきいし)たち忠臣たちだけでなく、鳩山由紀夫までが、「検察を使った政府の陰謀だ」と公言した。以下の新聞記事の中にある。
今の自民党・麻生政権には、そういうことをやっている暇はない。麻生を支えている、森喜朗系の暴力団的政治家集団も、野中広務系(小渕優子、野田聖子、石破茂、古賀誠、二階俊博たち)も、こんなきたないことはしない。 アメリカと連携している、小泉純一郎、竹中平蔵、武部勤たちが、アメリカからの連絡をもらっている。
これに中川秀直、小池百合子グループが、「小沢を倒して、民主党を乗っ取って、自分たちが政権を取る」という、策を、ヒラリー派対日アメリカ官僚たちに、教育、指導されながら、実行に移している。 そして、この動きは、緒戦で、失敗している。彼らは、今、困っている。
それでも何食わぬ顔をして、次の新たな手を考えている。 きたならしい、自分を現実重視の、きたない政治家(リアリスト)だ、と、自覚もしている。アメリカ(帝国)の大きな力に従うのが、勝ち組の当然のお作法だと、信じ込んでいる。この長年染み付いた、日本人の奴隷根性(属国根性)が、直らない。それを、小沢一郎は、日本国民に、改めよう、自立しよう、自分の力で堂々と、平和国家として、生きてゆこうと、私たちに訴えている。偉い。 私、副島隆彦の考え、生き方と、完全に、一致する。
小沢が偉いのは、今度の総選挙(遅くとも、5月か)で、民主党が、比較第一党(220議席ぐらいか。 自民党を、106議席減らして、200議席割れにする)になったら、ある種の連立政権を作って、それで、官僚たちを、たたきのめそうとしていることだ。 今回の、法務省・検察官僚どもの、醜悪な行動もそうだ。
財務官僚、金融庁、厚生労働省、総務省(戦前の内務官僚ども)、国土交通省、などの官僚たちが、アメリカの意向と指図で動いて、愛国派の政治家や財界人たちに襲い掛かるのだ、という今の、日本の恐ろしい構造を、徹底的に、破壊しようとしている。これがすばらしいのだ。
小沢一郎は、なんとか政権を取ったら、貧乏で金が無くてろくに政策・政治手腕の勉強をしていない若い民主党の政治家たちを、副大臣だけでなく、各省の本省の局長 のポストにも、すべて100人ぐらいを座らせようとしている。そうすれば、日本の官僚体制、官僚支配、官僚どもによる愚劣なる政治は、終わる。本当に終わる。
官僚(高級公務員)どもが、政治をやってはいけないのだ。政治は、国民の代表である、議員=政治家たちが、公務員たちを、しっかりと使って、やらなければいけないのだ。この、基本のところを、小沢一郎は、やろうとしている。アメリカが、自分の忠実な、ワンコロ、手先にしてしまっている日本の各省の官僚どもに権限を、徹底的に、奪い取り、解体しなければいけないのだ。
この小沢一郎の官僚体制(日本の宿痾(しゅくあ)、重病)打倒、官僚どもを皆殺しにしようとする政策が、今度の選挙の争点として、一番、なによりもすばらしいのだ。
それに対して、「そんなことは、どうせできない。官僚制を無くすことはできない絶対にできない。官僚たちは必要だ。試験に優秀な成績で受かったのだから、彼らの能力を認めるべきだ(一般大衆は、それに従っていればいい)。政治家たちはワルモノ(悪者)だ」という、愚劣な、リアリスト(きたない現実重視の考えをする人たち)たちとの、言論戦、思想闘争に私たちは負けてはいけない。
選挙で選ばれた国民の代表者たちである政治家(議員)たちに、本当の権力を与えなければいけないのだ。 それが、アメリカの日本支配を打ち破る最短の、そして、真っ当な正面からの戦略となる。
今の日本の政治家(国会議員)たちは、偉いのだ。たとえ共産党であろうと、社民党でも、公明党でも政治家は、どぶ板を踏んで、選挙区の有権者たちを抱えて、彼らに膝まづくようにして、一票、一票をいただいているから、決して傲慢になることがない。有権者(国民)の代表でである自覚がある。それに対して、官僚どもには、顔がない。たとえ、事務次官(各省のトップ)でも、全く顔がない。
表に出てこないで、裏方(うらかた、黒子、くろこ)に徹しているとされているので、だから、国民の見えるところで、動かない。それで、悪いことばかりする。官僚になっている者たちの、やることのえげつなさ、と悪辣(あくらつ)さを、自分の職業(業界)の実務を通して、知っている人から上が、この世の中の大人(おとな)だ。このことを、実感で知らない人間は、自分のことを、この国のひよこ、小児 だと、思ったほうがいい。実社会の苦労というのを、していない人間だ。馬鹿な家庭の主婦と同じだ。
旦那に捨てられて、自立するしかなくなって、それで、子供を抱えて必死で生きている女たちのような苦労もなく、馬鹿テレビ番組を、昼間も見て、それで、それらの共感している程度の、愚か者たちだ。
「小泉さーん、かっこいいー」と嬌声(きょうせい)をあげた、女どもから、選挙権を奪い取れ。
小沢一郎は、顔が悪いから、女に人気がない、と悪口を言われている。私、副島隆彦だって、顔が悪いから女にずっと好かれなかった。そんなことはどうでもいいか。 それで、日本国民が、自分の国の政治家たちを信頼しないように、「政治家というのは、悪者(わるもの)がなる職業で、政治家というのは、悪人(あくにんだ)」と、日本国民を、洗脳した。
テレビと、それから、学校教育(アメリカのニューディーラー=初期グローバロストどもの日本国民洗脳道具が文部省だ。日教組攻撃をしていれば、自分は愛国者だと思い込める愚劣なゴロツキ・タイプの右翼人間を、長年、はびこらせ、増長させた。産経、読売右翼どもだ ) のせいである。
だから、私たちは、私たちの政治家(私たちの代表)を大事にしなければいけない。自民党の中にも、立派な政治家(幹部では堀内光雄氏たち)は、今もたくさんいる。 政治家たちに、アメリカの手先になって、暗躍、跳梁(ちょうりょう)している官僚どもを、成敗させなければいけないのだ。
官僚が一番怖いのは、政治家たちが、団結して、官僚どもの権限を、奪い取り、たたきのめす、と決めたときだ。国家体制上は、官僚(高級公務員)は、閣僚、国会議員の家来(けらい)、子分である。
政治家たちが、官僚の任免権(人事権)を握っているのだ。アメリカの手先になって、小泉・竹中たちと、さんざん日本国民の資産をアメリカに捧げた、売国奴どもを、本当に、これから処罰せねばならない。
風向きはもう大きく変わっているのだ。潮(しお)の流れが変わった。アメリカは没落、衰退を始めたのだ。この大きな動きは変わらない。地球上の誰にももはや変えることはできない。 小泉純一郎が、最後の、悪あがきをしているが、こいつの画策も、今度がおしまいだったのだ。中川秀直、小池百合子(ヒラリー派。「あなたなら出来る。私といっしょにやりましょう」とヒラリーに言われたのだろう )との連携も、うまくいかなくなっている。
日本の官僚どもも、自己保身で、小泉・竹中には、もう近づかない。いまこそ、流れは、変わったのだ。 今度の小沢への検察を使った卑劣な攻撃程度(小さなクープ coup 、小型クーデター)で、小沢が倒れるものか。馬鹿野郎どもめ。
それよりも、今のうちに、テレビでの発言とかで、新たなアメリカ屈従派の若手の自民党政治家とか、それよりも悪質な、日本の民主党内の、アメリカの手先どもで、小沢執行部に、楯突いて、小沢を、アメリカと連携して、倒そうとしている連中だ。この連中を、今のうちに、識別して、一覧表にして、この者たちの背後からの攻撃を、国民監視の下の置いて、封じ込めなければいいけないと、私は、戦略家として思います。
その他に、各省官僚(警察、検察、裁判所を含む)の官僚たちで、アメリカ留学をさせてもらっている連中で、アメリカの息が掛かっている者たちの、一覧表を作成しなければいけない。
彼らの中には、財務省や、金融庁の幹部になっている者たちや、その先輩たちで、IMFや世界銀行の理事でニューヨークに出向、駐在していた連中を、数千人、リストアップして、彼らの暗躍と、うごめきを、調査しなければいけないと思います。
検察、警察、司法官僚であれば、痴漢冤罪(ちかんえんざい)で、大企業の幹部の中の、愛国者(アメリカにこれ以上、お金を貢ぐのは、おかしいと言う者たち)を、どんどん 嵌(は)め落とす係の、警察、検察官そして裁判官たちまでがいる。特殊なチームを作っている。全員が、アメリカのCIAとか財務省シークレットサービス(理財局)などへの出向、留学組である。恐ろしいことだ。
この者たちを、あぶりださなければならない。 そうしないと、大組織にいる、日本の愛国者たちが、恐ろしい危険に晒(さら)される。通勤電車の中で、痴漢をしたというでっち上げで、逮捕、勾留して、起訴して、社会的に辱めを与えて、失脚させる、という鬼のような手法を取る。アメリカの政治官僚、弾圧官僚、国家情報組織の、恐ろしい手口を、日本にも「輸出、教育」しているのである。
まず私が、この者たちの一覧表を作っている。私の真実を大きく見抜く力と、政治・体制分析の眼力を甘く見るな。 なんなら情報公開請求してやろうか。野党の政治家も国政調査権を使えば、このリストアップができるはずだ。しかし、民主党の中にも小沢一郎の背中を後ろから突き刺そうと考えている政治家もいるから、それができないのだろう。
ただし、このあと日本に小沢民主党政権が、出来たからといって、景気が回復するとか、日本人が皆、幸せになれる、というようなことはない。民主党政権が出来ても、諸外国と同じように、日本も、この先、もっともっと大不況が続くのだ。国民にとってはもっと厳しい時代になる。 それはどうにもできないのだ。
だから、すぐに民主党政権に対する、国民の不満が高まったとして、半年ぐらいで、民主党政権を、打倒するという動きが出てくるだろう。利権を奪われる官僚もが仕組む。アメリカの手先どももそれに連携する。現実主義の、きたないことの大好きな、生来の右翼体質の、ユダヤ人的な強欲人間の経営者層の人間たちが、「もとの自民党の方がよかった。自民党の政権に戻せ」という策動をするだろう。
だから、それらに対して、今のうちから、「民主党政権が出来たからといって、急に景気はよくなりませんよ。もっとひどい政治混乱がおきるでしょう。その時でも国民は我慢して、民主党政権を支えよう」
「今は、生みの苦しみのときだ。アメリカがあやつる汚れた自民党政治家たちと官僚たちから、日本の本当の民主政治を取り戻すための、苦しい時期だ。この苦しみを国民が共に味あわなければ済まないのだ」ということを、国民的な合意として、今のうちから話し合わなければいけない。
そして、アメリカの悪質な日本支配を辞めさせ、官僚ども(裏の暴力団、警察、税務署=公設暴力団)による政治を廃止し、アメリカによる日本国民のお金の更なる奪い取りを、なんとしても阻止しなければならないのだ、ということを、日本国民の意思の一致として皆で理解し、大きく団結しなければいけない。
私、副島隆彦は、このように考えています。 今日は、これぐらいにしておきます。 副島隆彦拝
(以下は、小沢一郎に対する検察からの攻撃の新聞記事のまとめです。毎日新聞の小沢会見の全文は、資料として、後日、載せます。 副島隆彦注記)
● 「民主・小沢代表の公設第1秘書を逮捕…東京地検 」
2009年3月3日20時22分 読売新聞
幹部との協議のため民主党本部に入る小沢代表=3日午後、民主党本部で
政治資金規正法違反で逮捕された大久保容疑者を乗せて東京拘置所に入る車=源幸正倫撮影
準大手ゼネコン「西松建設」(東京都港区)が、OBを代表とする二つの政治団体を隠れみのに国会議員らに企業献金をしていた問題で、東京地検特捜部は3日、小沢一郎・民主党代表の資金管理団体「陸山会」の会計責任者で小沢氏の公設第1秘書、大久保隆規容疑者(47) を政治資金規正法違反(虚偽記入、企業献金の受領など)容疑で逮捕した。
また、同社前社長・国沢幹雄被告(70)(外国為替及び外国貿易法違反罪で起訴) ら2人を同法違反(企業献金など)容疑で逮捕した。海外で捻出 (ねんしゅつ) した裏金を国内に持ち込んだことで発覚した同社の一連の疑惑は、政界を巻き込む事件に発展した。
ほかに逮捕されたのは西松建設元取締役総務部長・岡崎彰文容疑者(67)。特捜部は同日午後、小沢氏が代表者を務める資金管理団体「陸山会」(港区)の事務所を捜索した。陸山会が献金を受けていた政治団体は、同社が1995年に設立した「新政治問題研究会」と98年に設立した「未来産業研究会」。それぞれ同社の別のOBが代表を務め、2006年に解散した。
発表などによると、大久保容疑者は03〜06年、両団体名義で計2100万円の寄付を受けたが、実際は西松建設からの寄付だと知りながら、陸山会の政治資金収支報告書には、両団体からの寄付であると虚偽の記載をした疑い。国沢被告、岡崎容疑者は06年10月頃、西松建設からの献金なのに、新政治問題研究会の名義を使い、陸山会に100万円の企業献金を行った疑い。
同社関係者らによると、2団体には、西松建設の社員やその家族が入会し、会費を払っていたが、同社が賞与にその分を上乗せして補填(ほてん)。大口の献金先や金額も、同社の総務・経理部門を統括する管理本部の本部長が決定していた。こうした仕組みを発案したのは、当時、同本部(旧事務本部)の本部長を務めた国沢被告だった。
2団体は解散までの3年間に、与野党の国会議員19人や自民党の派閥など計37の政治団体に総額約8500万円を支出していたが、小沢代表側は民主党岩手県総支部連合会も含め、最も多い計3300万円の献金を受けていた。
政治資金規正法では他人名義での献金を禁じており、違反した場合は3年以下の禁固などが科される。また、政党以外への企業献金も禁止されており、違反した場合は1年以下の禁固などの罰則がある。一方、こうした献金を受けた政治家側にも同様の罰則があるほか、政治資金収支報告書に虚偽の献金者などを記載した場合は、5年以下の禁固などに処せられる。
●「小沢氏秘書逮捕:自民党側も捜査 東京地検特捜部」
2009年3月4日 共同通信
西松建設の二つの政治団体は、解散までの約10年間に計約3億8500万円を与野党の国会議員や自治体首長らに献金しており、特捜部は自民党議員の会計責任者についても、立件を視野に捜査を進めるとみられる。
政治資金収支報告書が閲覧可能な04〜06年に主な有力議員の資金管理団体が受けた献金額をみると、自民党議員への献金は▽尾身幸次衆院議員400万円▽森喜朗元首相300万円−−など。また、自民党二階派「新しい波」のパーティー券計約838万円を購入していた。
● 「小沢代表秘書逮捕「政権が仕組んだ」…民主党内に陰謀説も 」
2009年3月3日20時49分 読売新聞
3日午前の役員会に臨んだ小沢代表(中央)ら民主党幹部(民主党本部で) 小沢代表の公設第1秘書が逮捕されるという衝撃的な事態にも、政権獲得を目指す民主党幹部らは3日、「政権が仕組んだ陰謀」などと強気のコメントを並べてみせたが、一方で困惑する議員も。
自民党幹部らは「国民に対する背信」などと糾弾する声をあげた。東京・千代田区の民主党本部には、夕方から報道陣が詰めかけ、党職員らが対応に追われた。逮捕の報が入る前の午後4時過ぎ、会議を終えて姿を現した山岡賢次・国会対策委員長は 「(麻生)政権が選挙に勝つために仕組んだ陰謀」と怒りをあらわにし、「捜査は民主党と小沢代表を中傷する意図がある」と捜査批判を展開した。
その後、逮捕の報に接した男性職員(40)は「選挙前に党に打撃を与えるために狙われたのだろう。動揺はない」と語ったが、他の職員の表情は硬く、「なにもわからない」などと繰り返すばかり。
東京16区から民主公認で衆院選に出馬予定の初鹿明博都議は「とにかく驚いた。小沢代表のところだけやられるのは、バランスを欠いている」と話し、「選挙への影響はあるだろう。ポスターを2人で撮ったが、そのままいくしかない」と当惑した様子で続けた。
内山晃・民主党衆院議員(比例南関東)は大久保容疑者について「まじめな人。犯罪を犯すわけがない」と語り、「(捜査は)政権を取ろうとしている勢いに水を差す行為で悪意を感じる。衆院選は小沢代表でやる。代表選の前倒しを主張するような議員は、党を出て行けばいい」。同党の筒井信隆衆院議員(新潟6区)も「国民が冷静になれば、選挙で自民党に負けることはない」と強気に語った。
自民党本部も緊迫した雰囲気に包まれた。夕方、厳しい表情で1階ロビーに現れた武部勤・元幹事長は「政治家の良心が問われる問題。国民に対する背信だ」と指弾。萩生田光一衆院議員(東京24区)は「民主党の危うさは知っていたので驚くようなことではない。党内には、敵失で喜ぶような浮かれた雰囲気はほとんどない」と淡々とした表情で話した。
●「NY株:12年ぶり安値水準 5日続落で6726ドルに」
2009年3月4日 共同通信
3日のニューヨーク株式市場のダウ工業株三十種平均は5営業日続落し、前日比37.27ドル安の6726.02ドルで取引を終えた。年初来安値を更新、終値624ドル。ハイテク株主体のナスダック総合指数は1.84ポイント安の1321.01。
朝方は最近の急激な値下がりの反動や米財務省と連邦準備制度理事会(FRB)による金融安定化策に対する期待感などから買いが先行した。ただ午後に入り、自動車大手が米市場で二月の販売実績を大きく落としたことを相次いで公表したため、引けにかけて売りが優勢となった。市場からは「米景気の早期の回復は望み薄との見方が広がった」(米投資顧問会社)との声が聞かれた。
● (副島隆彦注記。 以下の評論記事で、産経新聞が、ついに本性を顕して、小沢一郎たたきを公然と始めた。小沢秘書逮捕の前日だ。 副島隆彦注記終わり)
「「拉致はカネで」 危うさ露呈“小沢首相”」
産経新聞 2009年3月2日 「 【民主党解剖】第1部 政権のかたち 」
2月上旬、都内で開かれた民主党議員と支持者による会合。党代表、小沢一郎が発した言葉に会場は一瞬凍りついた。「拉致問題は北朝鮮に何を言っても解決しない。カネをいっぱい持っていき、『何人かください』って言うしかないだろ」
日本人の人権と日本の主権を蹂躙(じゅうりん)した北朝鮮の犯罪をカネで決着させる−。あまりにもドライな小沢発言は、当然のごとく、箝口(かんこう)令が敷かれた。外交・安全保障をめぐる小沢の「危うさ」が露呈し始めている。
2月24日、記者団に「米海軍第7艦隊で米国の極東の存在は十分だ」と語り、波紋を広げた。「対等の日米同盟」を土台に、日本の防衛力増強を志向すると受け取れる発言の真意を、側近は「安保論議を活性化させようとして投じた一石だ」と代弁する。だが、党内にも「先を見据えない、浅はかな言葉だ」(幹部)との批判が出ている。
「民主党に国民は不安も抱いている」。1月18日、民主党大会で国民新党代表、綿貫民輔はこう指摘した。民主党が政権に王手をかけたいま、小沢が唐突に繰り出す持論は、野党の足並みも乱している。
小沢はどんな「政権のかたち」を描いているのか。麻生内閣の支持率が超低空飛行を続ける中、次期衆院選で民主党が単独過半数(241)を獲得するとの観測が強まっているが、小沢は単独政権を選択できない。参院の過半数(122)まで届かず、統一会派を組む国民新党、新党日本のほか、社民党や無所属議員との協力が、少なくとも来年夏の参院選までは不可欠だからだ。
「どれだけ民主党が次期衆院選で勝っても、国民新党や社民党と連立しないと自民党にやられるぞ」 2月20日、小沢は都内の個人事務所を訪ねてきた国民新党代表代行、亀井静香にこう助言され「分かっている」とうなずいた。野党3党による連立の政権公約策定についても、小沢は「選挙がもう少し近づいてからだ」と答えた。
しかし、連立政権の行く手は容易ではない。とりわけ社民党とは憲法や安保などの基本政策をめぐる溝が深い。社民党がソマリア沖への自衛艦派遣に反対したため、民主党が態度を決めきれないのが好例だ。「旧社会党の右派が抜けた残党の社民党はよりたちが悪い」と民主党保守系議員は警戒する。
綿貫、亀井ら「うるさ型」が率いる国民新党も一筋縄ではいかない。「来年の参院選で単独過半数をとれば、そこから本格的な民主党政治が始まる」。民主党副代表、岡田克也が2月23日の講演でこう述べたのも、社民、国民新両党を牽制(けんせい)するためだった。
昨年8月、小沢は細川連立政権時代に、たもとを分かった元官房長官の武村正義と東京駅前のホテルでフランス料理をともにした。 「なぜ殿様(細川護煕元首相)は、8カ月で辞めちゃったんだろうか」 ワインを口にしながらたずねる小沢に、武村は「よくわかりません」と答えただけだった。
武村と会食した小沢の狙いは、首相官邸で細川の傍らにいた武村から、細川の真意を探りたかったのだと小沢の周辺はいう。「当初予算を2回組めば政権は安定する」「3年間政権を維持すれば自民党と官僚内閣制はつぶれる」…。 小沢は、新政権を安定軌道に乗せるための持論を周囲に漏らしてきた。自民党単独政権に終止符を打たせた細川連立政権が短命に終わった教訓を、迫る「大勝負」に生かしたい小沢の思いが見て取れる。
もっとも側近議員は、「小沢は政権の枠組みについてフリーハンドを握っていたいようだ」と語る。党内には「民主党が選挙に強い小沢氏の『顔』を使い、小沢氏が民主党の『数』を利用している関係だ」(中堅)という声も漏れる。
周辺は、小沢の戦略をレーニンの「2段階革命論」とダブらせる。「小沢は次期衆院選での政権交代を第1段階とし、想定される来年夏の参院選と衆院選とのダブル選後を第2段階と考えているのではないか」 自民党解体を究極の政治課題とする小沢には、「民主党政権も踏み台でしかない」(民主党中堅)のかもしれない。
「大蔵(財務省)も目ざといな。おれのところによく来るようになった」 小沢は昨年12月、広島市内で地元の連合幹部と懇談した際に、上機嫌でこう語った。財務省だけではない。経済産業、外務両省など霞が関がここにきて民主党幹部への接近を強め「政権交代シフト」を敷きつつある。
霞が関では、100人以上の議員を政府に送り込むショック療法で政治主導の確立を唱える「小沢政権」への警戒とともに「民主党はくみしやすい」との声も漏れる。若手・中堅は政策の理解度が高いだけに、役人と融和する「『新・族議員』が増えるはず」と財務省関係者はささやく。
「小沢さんは私に好きなポストを選べと言ってくれている」 党内に即戦力が乏しいのも事実だ。東海地方選出の幹部は最近、地元支持者との会合でこう語っているという。政権交代前夜のムードに酔って浮足立っている議員も少なくない。小沢は主要閣僚に民間人を多用し、衆院解散直後に閣僚名簿をサプライズ公表する構想を温めている。党幹部は「民間人の経済閣僚候補の1人は昨秋から内諾を得ている」と明かす。
「あんたは性格がよくないし、人相もよくない。だが、いまの日本の先頭に立つのはあなたしかいない」 1月5日、小沢は都内で会食した亀井静香に、首相就任への覚悟を求められ、うなずいた。小沢も「選挙で勝った政党の党首が首相になるのは当たり前」と明言している。
しかし、「小沢は首相にならない」という疑念は消えない。木綿の豆腐とワカメのみそ汁…。都内の閑静な住宅街にたたずむ小沢邸の朝の食卓には、低カロリーで消化のよいメニューが並ぶ。昼食は党本部などで、夫人の手作りのおにぎりを口にする。2月23日夜の参院民主党幹部との会合でも、天ぷらにはしをつけなかった。別の場では、トンカツをほおばる同席者を「うまそうだな」とうらやんだ。
小沢は平成3年に狭心症で入院して以来、健康管理に余念がない。周辺によると、日課の早朝の30分ほどの散歩の際には、かつて愛犬とともに早足で歩いていたが、いまは心臓に負担をかけないために犬は留守番だ。約2時間の昼寝を欠かさず、アルコールも1日、日本酒を3合までに控えるよう心がけている。
健康不安説に加え、国会に縛られたがらない性分もある。小沢は今国会の召集日(1月5日)から2月末まで11回開かれた衆院本会議のうち4回欠席した。首相の施政方針演説に対する代表質問もしなかった。 「予算委員会で7時間もイスに座るなんて無理だろう。小沢は苦痛なポストはさっさと投げ出し、院政を敷きたいのが本音だ」。周辺はこう打ち明ける。小沢自身も「議会制民主主義を日本に定着させ、国民の生活を安定させる政治を実現したら、私の役目は終わりだ」と語ったことがある。
循環器系の専門医である多比良医院院長、多比良清はこう指摘する。「食事制限などを考えるといまも狭心症の疑いがある。そうならば、首相の激務に耐えるのは厳しいかもしれない」 代表以外の議員が首相に就任する「総(総理)・代(代表)分離論」も党内でささやかれ始めた。「小沢は自民党をぶち壊すことが最優先で、首相ポストには恋々としないだろう」と党中堅はいう。皮肉なことに政権交代が実現した瞬間に「ポスト小沢」レースの号砲が鳴るのは確実だ。(敬称略)
● 「自民、小沢代表批判相次ぐ 在日米軍削減論で 」
2009年2月26日毎日新聞
在日米軍削減論を掲げた小沢一郎・民主党代表の発言をめぐって26日、政府・自民党から批判が相次いだ。麻生太郎首相は26日夜、首相官邸で記者団に対し、一般論と断りつつも「防衛に少なからぬ知識がある人は、そういう発言はされないんじゃないか」と強調。小沢発言を引き合いに、民主党の政権担当能力に疑問を投げ掛ける戦術に出た。
小沢氏は25日、大阪市内で記者団に対し「米国のプレゼンスは必要だが、おおむね(米海軍横須賀基地に拠点を置く)第7艦隊の存在で十分だ。日本の防衛に関することは日本が責任を果たせばいい」と発言した。これに対し、河村建夫官房長官は26日の記者会見で「非現実的だ。政権交代を標ぼうする民主党代表の考えとしてはいかがか」と皮肉った。
一方、自民党の町村信孝前官房長官も26日の町村派総会で「暴論以外の何物でもない」と厳しく批判。党内からは「日本の軍事増強でカバーする発想なら、共産党や社民党がよく一緒に行動している」(伊吹文明元幹事長)、「民主党はもう政権を取ったような気分で、言いたい放題言っている」(安倍晋三元首相)など、疑問を呈する声が続いた。【三沢耕平、坂口裕彦】
●「民主・小沢代表:「在日米軍削減を」米側との協議姿勢示す」
2009年2月24日 毎日新聞
民主党の小沢一郎代表は24日、在日米軍再編に関連し、「この時代に米国が前線に部隊を置いておく意味が、米国(にとって)もない。(米海軍横須賀基地を拠点とする)第7艦隊で極東におけるプレゼンスは十分だ」と指摘した。政権交代後は、在日米軍を削減する方向で米側と協議する姿勢を示した。
小沢氏は「日本に関連する事柄について、もっと日本自身が役割を果たせば、米国の役割は減る」と主張。「日本が極東における安全保障の役割を担っていくことで話がつく」 と述べ、在日米軍削減と引き換えに日米防衛協力など日本の安全保障上の役割を今よりも強化する考えを示した。奈良県香芝市内で記者団の質問に答えた。【渡辺創】
(「重たい掲示板」からの転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。 4日以降にいくつか新しい展開があった。小沢一郎だけをねらい打ちにしたことで、「国策捜査」の批判を受けたので、東京地検特捜部は、二階俊博・経済産業大臣側が、問題のゼネコンである西松建設から政治団体を通じて、パーティー券を830万円買ってもらったことに関して事情聴取を始めることを決めたようだ。
これ以外に、自民党の大物では、あの森喜朗元首相や尾身孝次元経済産業大臣も献金やパーティー券購入の事実があったことが、収支報告書から明らかになっている。
ところが、その前に、現在の官房副長官(事務担当)の漆間巌(うるまいわお)・元警察庁長官が、「政府与党には捜査は及ばないだろう」と、新聞記者を集めたオフレコの会談で述べていたことが明らかになった。
(貼り付け開始)
● 西松献金「二階氏ルート」与党懸念、捜査なら政権ダメージ
3月7日23時33分配信 読売新聞
東京地検特捜部が西松建設の違法献金事件で、二階経済産業相の関連政治団体が同社から違法な献金を受けていた疑いで捜査に乗り出す方針を固めたことに対し、政府・与党からは7日、懸念の声が出た。
捜査が進展したり、事件が与党議員に拡大したりすれば、麻生政権には大きな打撃になるという見方が広がっている。
二階氏はこの日午後、和歌山県紀美野町で開かれた会合で講演した。講演は非公開だったが、出席者によると、地元の話題や景気対策、資源問題などを話しただけで、事件への言及は一切なかったという。
講演の前後には記者団から献金に関する説明を求められたが、立ち止まらずに「はいはい」と述べただけだった。この日は同県内でほかにも二つの会合が予定されていたが、いずれも出席を見送った。
自民党の参院幹部は7日、「強制捜査などの具体的な動きがあれば、現職閣僚として辞職は避けられないだろう」と述べた。別の党幹部は「与党は、西松建設側から献金などを受けた議員が多いだけに、事件が拡大すればやけどを負うことになる」と語った。
一方、麻生首相は同日、那覇市で記者団に、二階氏の団体に関する捜査方針について、「新聞情報しか知らないので、コメントすることはない」と述べた。
この事件では、民主党の小沢代表が秘書の逮捕後も代表を続投しているため、自民党では二階氏側に強制捜査が及んだ場合などには、「直ちに辞職して小沢氏との違いを示した方がダメージも少なくて済む」(閣僚経験者)という声もある。反面、中川昭一前財務・金融相が2月に辞めたばかりだけに、相次ぐ辞任となれば麻生政権には致命的だという見方も強い。
●失言「高官」は元警察庁長官漆間氏 民主、国会で追及へ
3月9日9時50分配信 産経新聞
漆間巌・元警察庁長官
西松建設の違法献金事件をめぐり、政府高官が「自民党には波及しない」との見通しを示したとされる問題で、河村建夫官房長官は8日の報道番組で政府高官を元警察庁長官の漆間巌(うるまいわお)官房副長官であることを明らかにした。河村氏は「発言は極めて不適切だ」として漆間氏を厳重に注意したことを明かし、「漆間氏は刑事手続きの一般論を説明しただけだ。(検察との情報交換は)あり得ない」と強調した。
民主党は「内閣と検察が通じ合っていたとしか思えない。逆指揮権ではないか」(鳩山由紀夫民主党幹事長)と反発しており、9日の参院予算委員会で麻生太郎首相らを追及する。漆間氏を参考人として国会に呼ぶことも検討している。
問題の端緒は、漆間氏が5日夕に首相官邸で行った定例の記者懇談会。西松建設の違法献金問題が話題になり、漆間氏がオフレコを前提に話した内容を一部メディアが「政府高官が『捜査が自民党に及ぶことは絶対にない。額が違う』と述べた」と報じた。
漆間氏は6日夜、記者団に「私は『自民党に捜査が及ぶ』等の表現は使っていないし、『絶対にない』とは一度も言っていない。『捜査がどこに及ぶかは検察が決めることだ』と断ったはずだ。私は検察の情報が入る立場ではなく、一般論として違法性の認識の立件がいかに難しいかを説明しただけだ」と述べた。
河村氏は8日のフジテレビの新報道2001で、すでに漆間氏から事情を聴いたことを明らかにし、「漆間氏は『一般論を述べただけで特定の議員への影響や捜査の帰趨(きすう)に関する説明をした覚えはない』と話している」と説明。その上で「警察庁長官の経歴を持つ人なので極めて不適切な発言だ。厳重に注意し、もう少しはっきり説明した方がよいと言った」と述べ、漆間氏に何らかの形で経緯を説明させる考えを明らかにした。漆間氏の処分は「一切ない」と否定した。
また河村氏はNHKの番組で、政府と検察が情報交換した可能性について「法治国家の根幹を崩しかねない話であり、まったくあり得ない。いわれなきことを言われ理解に苦しむ」と強く反発。「検察は厳正中立、不偏不党で法と証拠に基づき捜査していると確信している。それを私の方がとやかく言う立場にない」と述べた。
首相は7日夜、この問題について河村氏と対応を協議。事態収拾に向け「漆間氏にも説明責任を果たしてもらう必要がある」と判断したという。漆間氏は8日、取材に対し、9日の定例記者会見で自らの発言の真意を説明する考えを示すとともに、「国会に呼ばれれば誠実に対応する」と述べた。
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。 今回の小沢一郎の大久保隆規(おおくぼたかのり)秘書への容疑は、「政治資金規正法違反」だという。政治家への企業献金に関する部分は、以下のように規定されている。
●「政治資金規正法「第五章 寄附等に関する制限 」(会社等の寄附の制限) 第二十一条 3項
「何人も、会社、労働組合、職員団体その他の団体(政治団体を除く。)に対して、政治活動に関する寄附(政党及び政治資金団体に対するものを除く。)をすることを勧誘し、又は要求してはならない。 」
これを読めば、検察が相当に無茶な捜査をやっていることがわかるはずだ。なぜならば、小沢一郎の政治団体「陸山会」が政治献金を受け取っていたのは、政治団体からだったからだ。だから、小沢代表は、(最後に全文引用するが)、4日の記者会見で次のように述べているのだ。
(引用開始)
もし、これが西松建設そのものからの企業献金だという認識に立っているとすれば、政党支部は企業献金を受けることが許されておりますので、政党支部でそれを受領すれば何の問題も起きなかったわけで、
私どもの資金管理団体の担当者は、それは政治団体からの寄付という認識のもとであったから、政治資金管理団体として受領したということであったと報告を受けておりますし、また、私はそれはしごく当たり前のことだろうと思っています。
「毎日新聞」 小沢代表:記者会見の詳細(1)…冒頭発言
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090304k0000e010048000c.html
(引用終わり)
副島隆彦です。 今回の検察のやり方については、元特捜部の郷原信郎(ごうはらのぶお)という人も、疑問視している。「ビデオ・ニュース・ドットコム」というウェブサイトから引用します。
(貼り付けはじめ)
インタビューズ (2009年03月06日)
理解に苦しむこの時期の小沢氏秘書の逮捕
元検事・郷原信郎氏インタビュー
西松建設からの政治献金の虚偽記載容疑で民主党の小沢一郎代表の秘書が逮捕された事件について、検察OBで桐蔭横浜大学法科大学院教授の郷原信郎氏は、政治団体を経由した献金に対して政治資金規正法の虚偽記載を適用することは非常に難しいとの見通しを示した。
長崎地検の検事時代に自ら政治資金規正法がらみの捜査に携わった経験を持つ郷原氏は、そもそも政治資金規正法は必ずしも実質的な資金の提供者を寄付者として記載することを要求していないことを指摘する。「実際は西松建設がお金を出していることが分かっていても、政治団体から寄付を受けたのであれば、政治資金収支報告書には政治団体の名前を記載しても違反にはならない。政治団体がなんら実態の無いダミー団体で、しかも寄付を受け取った側がその事実を明確に把握していたことが立証されない限り、政治資金規正法違反とは言えないが、実態の無い政治団体はたくさんある。」郷原氏はそう語り、選挙を控えて政治的な影響の大きなこの時期に、あえて野党党首の公設秘書の逮捕にまで踏み切った検察の意図に疑問を呈した。
(貼り付け終わり)
副島隆彦です。 いずれにせよ、小沢一郎の政治団体は、きちんと金額まで収支報告書に記載していた。これで逮捕するというのであれば、政治家は、まともな政治活動を政治家ができなくなる。それでも不満ならば、規正法を改正すべきだろう。
今回、小沢一郎に捜査が及んだのは、小沢がここ数ヶ月行った、アメリカからの自立傾向( それは、中国とアメリカを等距離でみる外交政策だ )に対してアメリカの対日対策班が怒り狂ったためである。 そして、最後に残るのは、検察が法律をねじ曲げて犯罪者を捕まえてさらし者にする「暗黒国家」が残るだけだ。
漆間巌・官房副長官のオフレコ発言がメディアで報じられた時点で、この「国策捜査」は、大きなダメージを受けたのだ。 第一ラウンドでは、小沢一郎が、アメリカ発の国策捜査を見事に跳ね返したのだ。
副島隆彦拝
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(小沢一郎の3月4日記者会見の全文/毎日新聞のウェブサイトから転載)
小沢代表:記者会見の詳細(1)…冒頭発言
<冒頭発言>(全文)
今回の問題について、私から報告と説明をいたします。まずこの度、私の秘書である大久保(隆規容疑者)の逮捕を含めて、西松建設からの政治献金にかかわる関連のことで強制捜査が行われたわけですけれども、強制捜査の根拠を聞きますと、その政治団体からの献金か、あるいは企業からの献金か、その認識の違いを根拠にし、企業からの献金を認識した上で虚偽の記載をしたという検察の言い分のようです。
このようなこの種の問題で今まで、逮捕、強制捜査というようなやり方をした例は全くなかったと思います。まさに検察の強制捜査の、今回は、普通の従来からのやり方を超えた異常な手法であったと思っております。また、衆議院の総選挙が取りざたされているこの時期において、このような今までやられたことのなかったような異例の捜査が行われたことに関して、私は非常に政治的にも法律的にも不公正な国家権力、検察権力の行使だというふうな感じを持っております。
事実関係について申し上げますけれども、私ども政治家は皆、国民の皆さんから、法人であれ、個人であれ、献金をいただいて、その浄財でもって政治活動をやってきているわけです。私は、その皆さんからの浄財を、収入、献金の入りも出も、支出も含めてすべて公開してきております。従いまして、この二つの政治団体から献金を、寄付を受けたということについては、これも政治資金規正法にのっとって適法に処理し、報告をし、公開されているところです。献金を受けたということはその通り事実です。私は、秘書からの報告につきましても、この政治団体が寄付をしてくれる、ということでしたから、政治資金管理団体で受領することにしたということで、私は最も当たり前の、当然のことだろうと解釈をしております。
もし、これが西松建設そのものからの企業献金だという認識に立っているとすれば、政党支部は企業献金を受けることが許されておりますので、政党支部でそれを受領すれば何の問題も起きなかったわけで、私どもの資金管理団体の担当者は、それは政治団体からの寄付という認識のもとであったから、政治資金管理団体として受領したということであったと報告を受けておりますし、また、私はそれはしごく当たり前のことだろうと思っています。献金していただく皆さんに、そのお金の出所や、いろいろな意味において、そういうことをお聞きするということは、それは好意に対して失礼なことですし、通常、これは政治献金の場合だけじゃなくして、私は、そのようなせんさくをすることはないだろうと思っております。
私どもとしては、全く政治資金規正法にその通り忠実に、それにのっとって報告をして、オープンになっている問題で、このような逮捕を含めた強制捜査を受けるいわれはないと考えております。このような、いわゆる検察権力、国家権力が、こういう形で強制捜査を行う。この種の問題でこういう形で行うということは、私は、普通の民主主義社会においてはあり得ないことだと思います。日本の場合でもこのようなことは前例がなかったわけであります。
私が今回のことで一番心配していますのは、このように強制力を持つ公権力が、思うままにその権力を行使するというようなことが今後もまた行われるということになれば、私は本当に国民の皆さんの人権を守ることができませんし、社会は暗たんたるものに陥ってしまうだろうと思っておりまして、日本の民主主義の成熟の、ということを考える上におきましても、今度のこの種の問題で逮捕、強制捜査というやり方は、大変民主主義を危うくするものであり、公正さを著しく欠くものであると考えています。
私としては、なんら政治資金規正法に違反する点はありません。さらに付け加えて言えば、その献金が何らかの形で、私や、私の秘書が相手方に対して便宜を供与したとか、あるいは何らかの利益を与える行為を伴っていたということがあるとするならば、それは私は甘んじて捜査を受けます。しかしながら、私も私の秘書も全くそういう事実はありません。従いまして今回の強制捜査については、その公正さについて納得がいかない。疑いを抱かざるを得ない、というのが私の現時点での認識です。
事実関係は皆さんもご存じの通り、ごくごく単純簡単なものですから、おわかりのことと思います。これ以上の事実関係の説明は、ありませんし、不要だと思います。
<質疑応答>(要旨)
−−代表辞任が不可避という声があるが。
小沢氏 私自身として何らやましいこともありませんし、また、私の秘書の行った行為は政治資金規正法にのっとって適法にきちんと処理し届け出た。そして公にされていることですので、私としては、それによってどうこうということを考えてはおりません。
−−献金を受けた時に、お金の出所が西松建設と知らなかったか。
小沢氏 大久保の話によれば、政治団体からの献金という認識だったから、政治資金管理団体でそれを受領したということに尽きると思います。
−−公設第1秘書逮捕の事態は民主党に大きな衝撃。次期衆院選への影響は。
小沢氏 私は、政治献金については収入、支出、入りも出もすべて公開しています。今回問題になっている献金も全部報告してきちんと処理しています。従って、遠からず嫌疑は晴れると信じており、そのことで少なくとも私自身と民主党に対する国民の皆さんの疑念は晴らすことができると思っております。
−−なぜ小沢代表の秘書がターゲットに?
小沢氏 全く分かりません。私は今、野党第1党の党首をしています。そして政治献金に関しては何度も言うようにすべて法にのっとって報告し、オープンにしております。たぶん収支を全部オープンにしているのは私だけではないかと思ってますが、それにもかかわらず、このような一方的なこじつけたような理由で検察権力の発動ということは、政治的にも法律的にも公正を欠く行為ではないかと感じています。
−−謝罪の言葉は。
小沢氏 私は何らやましい点もありませんし、政治資金規正法にのっとって正確に処理し、収支も全部オープンにしております。従って今回秘書が逮捕される、強制捜査を受けるという点については全く合点がいかない、理解できないことです。必ず近いうちに嫌疑が晴れ、私どもの正当性が証明されると思っておりますので、おわびする理由は見当たらないと思っています。
−−起訴されても、考えは変わらない?
小沢氏 私は起訴などということがないと信じております。
−−結果的にゼネコンから非常に多額な資金が出てきた。国民有権者の中に、自民党と同じような体質があるのではないかという声が広がっているが。
小沢氏 私は、大変大勢の個人の皆さんからも献金をいただいてますし、ゼネコンだけじゃなくその他の企業からも身に余るほどの献金をいただいております。私の考えですが、献金はどこから受けたってかまわないけれども、どこからいただいて何に使った、すべて公開しろ、そしてそれを国民が見て判断できるような仕組み。行政もそう。なかなか真実をオープンにしない。そういう社会の体質が良くないと思っています。私の主張はあくまでも明朗、公開、オープン。そしてそれが妥当かどうかは国民、主権者が審判を下す、というのが民主主義のあり方だと思っておりますので、今の自民党と同じ体質だという意見は全く心外です。私はずっと以前から全部公開しろと言ってきました。自民党はそれをひたすら嫌がってきたのです。年金や医療、社会保険庁の行政を見てもそう。全部隠してきたじゃないですか。日本社会をよりオープンにして、国民が判断する材料を提供すべきだというのが持論です。
−−4年間で2100万円、背景は調べないのか。
小沢氏 一般的に言って、献金してくれるという方について、どういう所から出ているのかというたぐいは、せんさくはしないのが大多数だと思っている。献金してくださる皆さまの善意を信じてやっているというのが現状だと思います。その献金そのものが違法であることが明らかになった時には返金するということでけじめをつけているつもりだ。西松建設の中で違法な形で作られたお金であったとはっきりした時点で、返却するつもりです。
−−説明が今日まで遅れた理由は。
小沢氏 意図的に遅らせたわけでもありません。全く予期しなかったことで、大久保がどうなってんのかわかりませんし、そういったことを問い合わせたりしてる間に時間が経過した。今日は役員会でお話しし、そのすぐ後に皆さんにご報告しているということだ。
−−捜査の過程で主張が覆った場合は。
小沢氏 私は覆ることがないと、必ず近いうちに嫌疑は晴れる、正当に適法に対応してきたということになると信じております。
−−原資が不当であれば返却する。
小沢氏 そうです。過去にも水谷建設だったかな、嫌疑が確定した段階できちんと返却しました。今まだ確定してないでしょ。確定したときにはそのつもりでおります。
−−陸山会の代表者、監督責任者としてチェックしているか。
小沢氏 政治家は1人で政治活動全部やることは不可能です。スタッフ、秘書のサポートを借りながら活動を続けている。民主党代表として、全国一生懸命国民に語りかけ、我々の政策を理解していただく努力が最大の任務と思って就任以来やってきた。細かな政治献金の一つ一つについて私が全部チェックすることはやってません。秘書を信頼してやる以外に不可能なことで、全体の報告は受けてそれを了としてきているが、個別の一つ一つに目を通す、時間的、能力的余裕はない。
−−西松のにおいすらしなかったのか。
小沢氏 政治団体としての献金だという認識で処理したと報告を受けておりますので、私は、秘書がそのまま受け取ったということについて至極自然と思っております。
「毎日新聞」 小沢一郎記者会見詳報(1)(2)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090304k0000e010049000c.html
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2009/03/09(Mon) No.01
[新世紀人コメント]
米国の政権と工作機関がどの程度に関わっているのかについては慎重に考える必要があると思う。
何故ならばオバマ政権は国内経済対策についても鮮やかに対応できてはいない。
それは対外政策においても同様であり、対中政策、対北朝鮮政策、対イラク政策、対アフガニスタン政策、対イスラエル政策等においても対応力が鈍いのである。
従って対日政策においても完全性の高い工作がどの程度に為されているのかを良く見極める必要があるだろう。
一方、米国においての情勢変化に対応して今まで対米従属動機による売国行動に励んできた国内勢力とそれに関連してきた外資勢力においては仮に政権交替が起きた場合に起こるであろう売国的犯罪行為の摘発を想定して必要以上に神経質に構える事は大いに考えられる訳である。
自らが悪事を重ねて来たならばその程度に応じて警戒心を高めるのではないだろうか。
その辺りの事に私は関心が向くのだ。
2 81 +−
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