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http://www.47news.jp/CN/200903/CN2009031001000087.html
西松建設の巨額献金事件で、小沢一郎民主党代表の元秘書で現職の民主党衆院議員が、小沢代表の資金管理団体「陸山会」で政治資金収支報告書の作成業務などに関与していたことが10日、関係者の話で分かった。東京地検特捜部は、この議員から参考人として事情を聴く方針を固めたもようだ。
小沢代表の公設第1秘書で陸山会の会計責任者大久保隆規容疑者(47)と在籍期間が一部重なり、西松建設のダミーとされる政治団体を通じた迂回献金について何らかの事情を知っている可能性があるため、説明を求めるとみられる。
議員は「(ダミー団体の献金が)西松建設のお金だと分かるはずがない」と話している。
ダミー団体は「新政治問題研究会」(新政研、1995年設立)と「未来産業研究会」(未来研、98年設立)。
特捜部は、陸山会が2003−06年、実際は西松建設から2100万円の献金を受け取ったのに、収支報告書にダミー2団体からの献金だと偽って記載したとして、政治資金規正法違反容疑で大久保容疑者を逮捕した。
陸山会の2000−04年分の収支報告書には「事務担当者」として、この議員の名前を記載。大久保容疑者は2000年から会計責任者を務めており、数年間は陸山会の業務を一緒に担当していたことになる。
議員の説明によると、陸山会では収支報告書作成のほか、パーティー券購入の勧誘や、献金に絡む請求書や領収書の発行を担当。特捜部は、西松建設絡みの献金の実態について認識を確認するとみられる。
議員は96年に小沢代表の秘書となり、05年の衆院選で落選。07年3月に繰り上げで初当選した。
2009/03/10 08:37 【共同通信】
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