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2月4日1時11分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090204-00000006-mai-pol
1日に投開票された北九州市議選(7選挙区)で偽の投票用紙63枚が見つかり、福岡県警は公職選挙法違反(詐偽投票及び投票偽造、増減)容疑で捜査を始めた。ただ、正規の投票用紙が15枚持ち込まれた小倉北区(定数12)の最下位当選者と次点との差は646票。市選管によると、当落に影響せず、徒労に終わった可能性が高い。選挙の公正にかかわる重大な問題だが、いったい誰が、何の目的で、行ったのか−−。
「メモ用紙らしきものが20枚ある」。小倉北区の開票所となった小倉北体育館。開票作業中、審査係が同区選管の岩村昌夫次長に報告した。正規の投票用紙とほぼ同じか、一回り大きい。メモ用紙が混じっていたことは過去にあるが、今回は極端に多い。公職選挙法に従い無効票として処理した。
同区では有効投票数と無効投票数の合計が投票者総数を35上回った。20枚以外に、正規の投票用紙15枚が持ち込まれたことになる。
確認された偽の用紙は5選挙区で計63枚。最も多かったのは27枚の小倉南区だ。同区の投票者総数は8万5064人。無効投票数と有効投票数の合計は投票者総数と一致するため正規の27枚は持ち帰られた可能性もある。
投票用紙を持ち帰るため、投票所で受け取った後に、疑われないよう偽の用紙を投じたとも考えられる。県警や市選管などによると、入手した投票用紙は、特定の候補を当選させたい人物か、依頼を受けた何者かに渡り、投票されたとみられる。
「管理投票」と言われる古典的な手口もある。偽造票を投じて投票用紙を持ち帰った後に候補名を記入。買収に応じた人物に渡して投票させ、新たに渡される白紙の用紙を持ち帰る。これを繰り返すというものだ。
再発防止は図れるのか。今回の市議選では7選挙区とも同じ投票用紙で、選挙区を越えた不正が可能だ。ただ市選管担当者は「費用面を考えると、選挙区別の投票用紙は難しい」と言う。
投票用紙は、前回選挙(05年)と同じ淡い色調の浅黄色で、偽の用紙は色合いまで似ていた。市選管は1月下旬、本庁舎などで文字の色などと共に浅黄色を用いると告示した。不正に関与した人物が掲示を見たか、4年前の用紙をまねたか。期日前投票で持ち帰り偽造した可能性もある。
投票用紙の偽造事件としては、95年1月の岡山県勝北町(現津山市)議選で、候補10人を含む18人がカラーコピーした用紙を使って投票したとして公選法違反罪で起訴されたケースがある。
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