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昨年末から年初にかけてのそして今まで続くガザ攻撃はパレスチナ一般人民大虐殺であり、大変に悲惨な有様である。
オバマ大統領が就任前にはガザ攻撃に沈黙し、就任後にはイスラエル側に完全に加担した立場の発言をするという本質暴露をしたことから、
オバマは、果たして、中東和平を実現するのであろうか? と疑うのである。
しかしながら、特使を派遣していることから、ヒラリー国務長官が指揮をとってエマニュエル等と協議しながら中東和平に向かおうとしているのではないだろうか。
レス記事として紹介しておくが、イスラエル側も和平案を提示してきている。
中東和平は、実は中東への原子力発電ビジネスの売り込みと絡んで是非とも米・仏等は実現したいところだろう。
原子力発電ビジネスは実はこれからますます不要となり廃棄しなければならなくなる核弾頭の原発燃料として”転用”して金儲けをする為のものであろう。
つまり廃棄しなければならない有毒な塵を売りつけて金儲けをして、さらに核の塵を生み出して更なる環境汚染を招くというものである。
さらにこれを推進しようとしている者達は、実は核エネルギーは近い将来には廃棄される運命にあり、本格的なクリーン・エネルギーの実用化の時代が近い事を知った上で、それまでに廃棄される兵器の塵を燃料として転用して売りつけて大儲けをしようという考えであろう。これを狙ってのキッシンジャーやナイやシュルツ達の核兵器永久廃絶の発言であるだろう。
さて、これら原発売り込みの為に中東和平が実現したとしたらその後はどうなるか?
イスラエルがパレスチナに対しておとなしくし続ける事は考えられない。
永続的にパレスチナを傷め続けなければ、シオニズム国家イスラエルは存続し得ない状況に至っている。後見国家の米国さらに英国の経済衰退が激しくこれ等の国々は国内対策に力の多くを注がなければならなくなっている。それにより、イスラエルは国家存立についてますます神経質にならざるを得なくなる。
その様な中で、中東アラブ諸国に原発が幾つも建設されて稼動を始めたら、イスラエルはどのように考えるであろうか?
例えばサウジ・アラビアに建設されて稼動を始めた原発に対して、パレスチナ人の抵抗とイラクの占領脱出の歩み、アラブ産油国の経済力、イランの独自の核開発に脅威を抱いて、爆撃またはミサイル攻撃を行う可能性が生まれるだろう。
もしもイスラエルがアラブ諸国の原発を攻撃したならば、イスラエルは絶え間ないゲリラ攻撃にさらされさらに近隣アラブ諸国との本格的戦争へと至るであろう。
この様に見ると、アラブ諸国への原発売り込みを背景においての中東和平はイスラエル存続にとって安全なものであるとは言えないのではないのか?
米国やフランスはイスラエルの存続を第一に考えるのならば、中東アラブ産油国に対して原発を売り込む事は矛盾する事ではないのか。
しかしながら、
「幾つもの矛盾の解消を狙う可能性の存在」という仮説を立てて考えてみると、不思議にも矛盾は消え去るのである。
@まず、近い将来のクリーン・エネルギーによる循環型経済社会の到来を考えると石油は第二義以下のエネルギーとなり、中東の石油の重要性はなくなり、中東地域は重要地域ではなくなる。しかしいまだに石油を持つアラブ諸国は経済発展の財力を備えている。
Aイスラエル国家とパレスチナ人の対立はシオニズムの強硬派が存在する限り解決不能となり、米国や英国やフランスにとっても投げ出したい厄介なお荷物としてますます重くのしかかってくる事になる。
Bアラブ産油国に売り込まれた原発をイスラエルが軍事攻撃すれば、イスラエルとアラブ諸国の「共倒れ」となり、@とAの解決を得る事が出来る。「漁夫の利」と言う事になる。つまり、将来的には頼る必要性もなくなる地域であり、厄介な思想的脅威でもあるイスラムのアラブ諸国が核が絡んだ戦争で衰退する事は望ましい事と考え得る。
一方のイスラエルも衰退すれば「厄介なお荷物」も無くなる。アラブ産油国を痛めつける役割としてのイスラエル国家の存在意義は必要なくなる時代となれば宗教的不寛容な国家的存在は地域的な不安定要因となり望ましいものではないばかりでなく、一人立ちできないイスラエルは足を引っ張られる困った存在であるから衰退が望まれると言うことになる。
その様に考えると、イスラエル寄りのオバマ政権がイスラエルによるパレスチナ抑圧を黙認支持しつつ中東和平に乗り出してゆくと考えられる訳である。
矛盾を孕んだ矛盾に満ちた”不思議な”中東和平を推進してゆくと考えられるのだ。
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