★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK58 > 503.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
発がん物質公表の115倍 築地移転予定地 法規制対象外 都、隠ぺい否定 (東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2009012602000201.html
2009年1月26日 夕刊
東京・築地市場(中央区)の移転が計画されている江東区豊洲地区の土壌から、発がん性の指摘される有害化学物質が、都の公表値の百十五倍の高濃度で検出されていたことが分かった。土壌汚染対策法の規制対象となっておらず、国内には環境基準や指針が存在しない物質という。
都によると、この物質は「ベンゾ(a)ピレン」。予定地のうち油脂や油膜を含む土壌部分から検出された。担当者は「専門家から『気化しても安全上、問題ない』と聞いている。土壌に含まれる油はすべて除去する計画で、今後の対策には影響ない」としている。
都は、移転予定地の汚染対策を検討するため、学識経験者らでつくる専門家会議を二〇〇七年五月−翌〇八年七月に公開で実施。〇七年十一月の会議で、ベンゾピレンが土壌一キログラム当たり最大五・一ミリグラム検出されたと報告していた。
これに対し、会議の座長は「日本に基準はないが、米国や欧州などの基準に比べると、少し高めに出ている」と指摘していた。
ところが、都が汚染状況をさらに詳しく調べたところ、先に公表した値の百十五倍に当たる最大五九〇ミリグラムが検出されたことが判明。〇八年六月末に調査会社からデータが届いたが精査せず、会議終了後の十月になって初めてこの値を把握し、同会議委員にあらためて意見を求めたという。
都の担当者は「(ベンゾピレンは)法の規制物質ではなく、正式な調査項目でもない。隠ぺいしたわけではない」としている。
<ベンゾ(a)ピレン> 燃料などの燃焼で生成され、コールタールや車の排ガス、たばこの煙などに含まれる。発がん性が指摘されており、環境基準は設定されていないが、国が指定する有害大気汚染物質の一つ。
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK58掲示板
フォローアップ: