★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK58 > 370.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
http://www.chunichi.co.jp/article/politics/news/CK2009012102000070.html
武器使用基準は丸投げ ソマリア海自派遣、与党PT了承
2009年1月21日 朝刊
与党海賊対策プロジェクトチーム(PT)は20日、アフリカ東部・ソマリア沖に、自衛隊法の海上警備行動に基づいて海上自衛隊の護衛艦を派遣する方針を了承した。だが、焦点の武器使用基準の具体化は防衛省に丸投げ。野党からあいまいさを攻撃され、現場に赴く自衛官に負担を強いることになりかねない。 (荘加卓嗣)
武器使用基準をめぐっては、昨年11月に英国、インド両国海軍の艦艇が海賊船に銃撃したケースで、自衛隊の武器使用が可能かどうか、PTで議論されてきた。
海上警備行動では、正当防衛と緊急避難に限る警察官職務執行法が準用されるものの、内閣官房はこのケースでも積極的に使用すべきだと主張。
これに対し、防衛省幹部は「これまでの海外派遣では駄目だったはずだ」と消極姿勢を崩さず、政府内で見解が割れた。
結局、20日の会合でも見解はまとまらず「防衛省が関係省庁の協力を得て作成する」と、今後の調整に委ねることが決まった。他国が軍艦を続々と派遣する中、現場に対応を丸投げして見切り発車した格好だ。
赤星慶治・海上幕僚長は20日の記者会見で「海自発足以来、海賊に対しての議論、検討、教育をやっていない。どういう状況になるのかほとんど想像がつかない」と戸惑いをみせた。
また今後、防衛省を中心に作成する詳細な武器使用に関する部隊行動基準は公表しない方針。どのような場面で、どんな武器が使用されるのか闇の中となる。国会で現行法の枠内での対応か検証もできない。政府は派遣の基本計画などを閣議決定した後、国会に報告する方針。野党から厳しい追及を受ける可能性もある。世論の賛同が得られなければ今後の海賊対策の新法策定に影響が予想される。
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK58掲示板
フォローアップ: