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雇用危機に対応するため、東京都杉並区は16日、派遣切りをされた失業者や内定を取り消された学生らから区民を優先して30人臨時採用し、うち5人程度を振り込め詐欺防止のために働いてもらう緊急経済対策を発表した。
杉並区によると、雇用確保と振り込め詐欺防止を組み合わせた施策は、全国でも珍しいという。
区は2月から約3カ月間、派遣切りなどに遭った失業者らを臨時職員として30人雇用。5人ほどには駅前などで振り込め詐欺防止のチラシを配ってもらい、区民に注意を促す。
4月からは非常勤職員などで失業者ら170人を雇用。うち元警察官や警備員約10人には現金自動預払機のパトロールなど、振り込め詐欺防止に取り組んでもらう。
また商店街の活性化を図るため、地元の商店会連合会が発行する商品券を購入すれば、区が購入額の1割分の商品券を上乗せする支援策も行う。2009年度予算に1億円を計上し、4月から実施する。(共同)
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20090116-450831.html
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