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http://www3.nhk.or.jp/news/k10013558881000.html
海賊の海自派遣 防衛相が焦点
1月15日5時22分
政府は、アフリカのソマリア沖の海賊対策として、海上警備行動の発令による自衛隊の艦船の派遣に向けた具体的な検討を進めていますが、命令を出す浜田防衛大臣が、なお慎重な姿勢を崩しておらず、当面、浜田大臣の対応が焦点になる見通しです。
ソマリア沖の海賊対策をめぐって政府は、海上警備行動の発令による自衛隊の艦船の派遣に向け、護衛の対象となる船舶の種類や、海上警備行動で認められる武器の使用基準で十分な対応ができるかといった点について具体的な検討を進めています。自民党は、14日の国防関係の合同会議で、海上警備行動の発令による派遣を政府に求めることで一致しており、15日開かれる与党の作業チームでもこうした方針が確認される見通しです。一方、政府側は13日、河村官房長官が浜田防衛大臣、中曽根外務大臣と今後の対応を協議し、そのあとの記者会見で「与党の検討結果を考慮して迅速に進めなければならない」と述べ、速やかに自衛隊の艦船を派遣したいという意向を示しました。しかし、命令を出す浜田防衛大臣は「海賊対策のための新たな法整備を検討すべきだ。命令権者としての責任があり、慎重にやりたい」と述べるなど、海上警備行動の発令による派遣になお慎重な姿勢を崩しておらず、当面、浜田大臣の対応が焦点になる見通しです。
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