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「天木直人のメールマガジン 要約 2月13日―16日分」より転載します。
http://www.amakiblog.com/archives/2009/02/16/#001360
2009年2月16日発行 第0059号
米国の戦争にどこまで国民の血税を差しだせば気が済むのか
2月16日の二つの新聞記事は国民必読の記事である。「この国の指導者たちは米国の戦争にどこまで国民の血税を差しだせば気が済むのだろうか」という思いで私はこれを読んだ。おりしもクリントン米国務長官の訪日のタイミングに書かれた記事である。日米同盟重視の大合唱の裏で、日米関係の本当の姿がこの二つの新聞記事に表れている。
2月16日の朝日新聞は一面トップに大スクープを掲載した。政府が09年度予算案に計上している在沖縄米海兵隊グアム移転経費346億円のうち、海兵隊の移転とは全く関係のない米軍基地関連事業経費174億円が含まれている、というスクープである。
もう一つは同じく2月16日の毎日新聞である。そこに米ライシャワー東アジア研究所長ケント・カルダー氏のインタビュー記事が出ていた。彼は、「安保面で日本に期待されるものは」という問いに答えて次のように述べていた。
「・・・例えばキルギスが閉鎖を発表した米軍基地の問題だ。アフガニスタン
の補給拠点で、非常に重要な基地だ。この問題は(キルギスに支払う賃貸料を巡り)
まだ交渉の余地がある。金融危機に喘ぐキルギスにとって日本は重要な援助国。
問題解決のため水面下で働きかけることができる。軍事的ではないが感謝される
貢献だ・・・」
奇しくも2月16日の東京新聞に次のような記事を見つけた。
「・・・米国はキルギスとの交渉を継続するとしており、(基地閉鎖の決議
にもかかわらずその手続きが遅れているのは)、水面下で米国との交渉が始まった
との見方がある。ただ、その場合もキルギス側が基地使用料の大幅値上げなど
を要求するのは必死で米国は難しい対応が迫られることになる。」
毎日新聞と東京新聞の見事な一致である。米国は日本にこの経費負担の肩代わりを迫っているのである。
朝日のスクープといい、カルダー氏の発言といい、一体どこまで日本国民の血税を米国の戦争に貢げばいいというのか。
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