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2009年01月07日
佐藤優の外務省批判の鋭さ
佐藤優の外務省批判にはさすがの私もかねてから驚嘆して見守ってきた。100%正しい上に、その鋭さは目を見張るものがある。何といっても覚悟が感じられる。
その佐藤優がまた鋭い事を書いているのを見つけた。
今日発売の週刊アサヒ芸能の自らの連載の中で、佐藤氏は最近発刊された元警視庁ベテラン刑事萩生田勝氏著の「警視庁捜査二課」(講談社)を引用し、そこに書かれている外務省機密費事件(俗称松尾事件)への言及は外務省を震撼させるものであると書いている。関係する外務省幹部が実名入りで書かれているからだ。
この萩生田氏の「警視庁捜査二課」という本については、週刊フライデー09.1.9−16日号に紹介されていたので私は知っていた。巨悪を追及しようとしたところ上司から左遷され、その悔しさから「この国の警察には正義はない」と告発した本であるという。
そして私は、この本で告発されるまでもなく、この国の警察、検察、司法は国家権力に膝を屈して正義を放棄して久しい、と新年から始めた私の有料メールマガジンで自分の思いを書いた。
しかしその時は萩生田氏が外務省機密費事件にまで言及しているとは知らなかった。早速読んでみなくてはならない。
なにしろあの事件は外務省が惹き起こした超ど級の一大醜聞であり、しかもその正体が隠されたまま、松尾一人に罪をかぶせて逃げ切ろうとした事件であったからだ。
佐藤優がいみじくも指摘しているように、実名で書かれた当時の外務省局長らの多くは今でも大きな顔をして現役で活躍している。その中でも深刻なのは、宮内庁にまでその人事が及んでいるという事である。よくもこんな人事が許されているという事だ。
おりしも松尾はもうすぐ刑期を終えて出所てくる。果たして佐藤優が指摘するようにこの「警視庁捜査二課」の告発本が世間に衝撃を与える事になるのだろうか。
それともそのあまりの深刻さに、政府とメディアがしめし合わせてこれを黙殺するのだろうか。
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