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4日の村民集会
14時45分から派遣村村民集会が開かれました。
派遣ユニオン関根書記長からは「これは政治による人災である」というアピール。
棗弁護士からは今後についての見通しの解説。
さらに民主党・共産党・社民党・国民新党・新党大地の各代表クラスが勢ぞろいし、アピールを行いました。
右画像のような歴史的?和解の2ショットも含め、この問題には野党も与党もなく一致して緊急対策が必要だ、と議員のみなさんは訴えました。
以下、集会での発言要旨です。
まず実行委員会からのアピールが、関根書記長から行われました。「この事態は国の政策のミスである。派遣労働者、期間工が次々に雇い止めにされ、わずか三か月の間に大量失業が発生する、などという現状は、以前ならばありえないことだった。規制緩和で働き方のルールをどんどん悪くされてしまった。まさに『雇用災害』であり、これは人災である。実際の施策は都や区によって行われることになるが、国の政策のミスの結果なのだから、国が救済すべきであり、国が調整窓口をつくるべきである。しかし国はこの間、何もしてこなかった。何もしないまま、なかまとボランティアで支え合ってなんとかつくってきた村を追い出されるなどということはできない。」
そして棗弁護士から5日以降の見通しとして、厚労省がある程度の食住を提供しそう、しかしまだ派遣村で夜を過ごす全員の食住の確保には至っていない、との解説がありました。
続いて村民からの質疑応答があり、全員分確保できなかった場合の方針について不安の声が寄せられた他、「ここにいる500名の解決はとりあえずよかったが、ここに来ていない仲間もたくさんいる、その全員が救済されなければ解決にはならないのではないか」とのあまりに正鵠を射た提起もなされました。関根書記長は「まったくおっしゃるとおりで、この問題は少なくとも派遣法の抜本改正抜きには収まらない」とコメントしました。
そしてこの場にかけつけた国会議員のみなさんからの挨拶です。
スピーチは菅直人民主党代表代行、志位和夫共産党委員長、福島瑞穂社民党党首、亀井久興国民新党幹事長、鈴木宗男新党大地代表の各議員から。すなわち、野党5党の代表クラスが一堂に会したのでした。
他の国会議員のみなさんとして、保坂展人議員、辻元清美議員(以上社民党)、小林正夫議員、細川律夫議員、高山智司議員、津田弥太郎議員、山井和則議員(以上民主党)、小池晃議員(共産党)、亀井亜紀子議員(国民新党)もかけつけました。
菅直人民主党代表代行「2日夜にこちらに伺い、この事態の解決には行政が動かなければならないと思い、舛添厚労大臣や河村官房長官に電話をして申し入れた。私にとってこの場所は、厚生大臣だったときに薬害エイズの被害者が、病状をおして2日間の座り込みを行い、その後この問題が和解へと向かう突破口になったという思い出深いところだ。それと同じように、今のみなさんの運動が何年か後に『これが日本の労働運動の転換になった』と言われるに違いない。定額給付金の予算を失業者100万人への月17万円年間支給に回せるではないか。党としては、明日からの国会で緊急対策を行うことを追求したい。」
志位和夫共産党委員長「まさにこれは政治災害だ。食糧確保は政治の責任で行われるべきである。生活保護は憲法25条で認められた国民の絶対的権利である。派遣切り、期間工切り対策の特別立法が必要だ。これ以上の被害者を出さないために、今こそ超党派で取り組むべきである。」
福島瑞穂社民党党首「2日から今日まで毎日来ている。とにかく雇用について死ぬ気で取り組みたい。もうこんなのはやめさせよう。講堂の様子を見て、これは自然災害の被害者の避難所だと感じた。しかしこれは自然災害ではなく政府による人災である。雇用確保・生命を守る、この2つについて国や都に責任をとってもらわなければならない。そして派遣法抜本改正を実現し、雇用保険の充実、また大企業にお金を出させて基金を設立し支援できるようにしなければならない。」
亀井久興国民新党幹事長「この8年間の小泉構造改革路線は間違っていた、という一貫した主張で私たちはやってきた。そして私たちが心配していたとおりの結果になっている。一部の富裕層が恩恵を享受し、多数の人たちが生活に困っている。政治が間違うとこういうことになってしまう。私たちはこれからこの政治をどうするかを考えていかなければならない。今回の問題でもまず今をどうするか、これを解決させて、次に中長期的にどうしていけばよいかを考えていきたい。各党一致してがんばっていきたい。」
鈴木宗男新党大地代表「ちっちゃい党でもこうして温かく迎えてくれる場がここだ、と感じた。まずこの場に竹中平蔵が来てお詫びをするのが筋ではないか。この事態は政治家の責任だ。与党も野党もない、緊急に国会が意思表示すべきではないか。私たちが主張してきたアイヌ先住権は、ここにいる各党のみなさんの協力なしには認められなかった。だから今回もお願いしますよ!やれることはすぐやる!これが新党大地です!」
2009年1月 4日(日) 16:24 JST
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