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副島隆彦の学問道場
気軽にではなく重たい気持ちで書く掲示板
より
謹んで引用させていただきます。
正しい認識だと思います。
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[1135]浮浪者のための「年越し派遣村」は官製やらせなのだ、とどうしてすぐに気づかないのですか。 投稿者:副島隆彦投稿日:2009/01/04(Sun) 14:30:16
副島隆彦です。
謹賀新年。会員の皆様、今年も宜しくお願いします。
私は、雑誌に、映画批評を書かなければいけないので、南米の革命家チェ・ゲバラの生涯を描いた最新作の映画(日本でももうすぐ封切)「チェ 28歳の革命」と「チェ 39歳 別れの手紙」の
2部作の映画(スティーブン・ソダーバーグ監督、主演ベニチオ・デル・ロト)を昨日見て、そのあとずっと考えていました。
今年は年末から天気はものすごくいいのですが、新年から私は不愉快だ。 このチェ・ゲバラの軍事革命の行動を描いた映画は、どうせ日本ではたいしてヒットもしないだろう。 41年前(1967年10月9日)にゲバラがボリビアの山中で、ボリビア政府軍の山狩り(包囲網)にあって、捕縛された後、すぐに射殺された。
私が、正確に計算したら、ゲバラたちの行動が、アメリカの軍事顧問団(CIAの特殊部隊を含む)の指導を受けたボリビア政府(軍事独裁政権)に察知されて、包囲されて、そして200人ほどが全滅するまで、たったの2週間だったのである。この映画の資料から分かった。 これでは、ゲリラ戦争でも何でもない。ただの山狩りだ。
1956年11月(グランマ号で82人で上陸)から、1958年12月末のサンタ・クララの陥落、首都ハバナへの進軍まで、そのあとたったの5日間だ。たったの2年間のことだ。これがキューバ革命だ。
私は、自分が15歳で中学3年生(15歳)のだったときに、殺されて英雄になったゲバラが書いて世界中でベストセラーに当時なっていた「ゲバラ日記」という本を確か、読んでいる。そして、「ゲリラ戦教程」というような本も読んでいる。 15歳でだ。きれいごとの英雄物語は、どこにでもある。
ゲバラは、自分の革命家幻想に酔って、突っ走って、そして大きく騙されて包囲網にあって殺されただけだ。西郷隆盛(さいごうたかもり)の城山での最後の塹壕戦と同じような悲惨さだ。西郷南州も、明治維新が成って自分たちが勝ち組になった後、きわめて大きな不快感に、襲われて、それで強度のうつ病になっただろう。「このあと、どうやって、この飢えた国民を食べさせていいのか」を考えて頭がおかしくなっただろう。 こういう時に、汚い生き方を知っている現実主義者(リアリスト)はうつ病にならない。
私が、今、不愉快なのは、自分のためのお金儲け(資産形成)のことを考えているのなら、それだけを考えよ、ということが分からない人間たちが、ふざけた綺麗事(きれいごと)ごとを言おうとするその態度にだ。 自分に似合わない、他の余計な、文化、教養、政治思想、歴史知識 のことなど、ほっておけ、ということだ。
自分のお金が何より大事だ、という人たちは、そのように徹底的に、現実的になって、そのこと意外は考えるな、ということです。自分の金銭妄執の為に、有益な情報を学問道場に取りに来ている、と、本当は考えている人は、それだけに徹しなさい。それ以外のことで、自分を飾るな。どうせ向かないですから。
下↓の「1131」番の「日比谷公園の「年越し派遣村」を見学した」 の菊池研一郎 君の 投稿文は、これはこれでいい。 家なし貧民 (浮浪者、bum 、上品にはわざわざ英語でホームレスというらしい。メディア用語も ホームレスだ。それ以外の適切な言葉が、日本語に無いから。他に日本語でどう言ってみても差別用語になるらしい) への炊き出しとテント小屋 の現場からの報告文だ。
菊池j研一郎君程度のルポルタージュ文筆力と生き方の構えでは、職業的なもの書きにはなれない。
それに対して、下↓で「1132」番と、「1133」番のアホたちが、きっといい歳をして、私たちの学問道場に向かって、「現場を知らない勉強秀才になるな」とか、「頭でっかちになるな。(若者はもっと)現場に足を運べ」などとつまらないことを書いている。
この日比谷公園での炊きだし、難民救援、貧困者救援 の 炊き出した、たった5日間のテント村 の映像と報道は、NHKを始めすべてのテレビ局が年末から同じものを何度も報道した。紅白歌合戦の最中にもやりやがった。 この炊き出しキャンペーンは、総務省と厚生労働省 が、仕組んで、やらせた官製(官僚主導)歳末人助け運動だ。やらせだ。
そうでなければ、都心の日比谷公園を、浮浪者たちに占拠させて、居座らせて、青テントの本物のルンペン居住区になってしまう。
青テントの本物のホームレス居座り地帯が、公園に出来かかると、それを「公衆に迷惑、小便くさい、近隣の商店から苦情」で、一斉に襲って破壊して排除するのは、市役所の職員たちの仕事だ。警察機動隊は、それを遠くから警護する。
連合や自治労や、その他の、自分では善意のつもりの、各省のひもつきのNGO,NPOどもが、炊き出しの食糧をどんどん供出する。このことのおかしさは、下↓の「1134」番が書いているとおりだ。そして、1月5日には、きれさっぱりと偽善の夜明かしテントを撤去して、ここに計画的に動員された200人とかの浮浪者たち(ボランティアの方が300人)は、きっと、それぞれに決められた、一般国民から見えないところにある襤褸(ぼろ)のアパートか、埋立地のプレハブ収容施設に連れてゆかれる。
映像が写すのなら、山谷(さん)や、釜が崎(かまがさき)の、本当のドヤ街(今は、一泊2千円から500円の鉄筋の、蚕だなのビル街だ)を映すがいい。そこに行けば、本物の浮浪者たちが、何千人も生きて、焼酎を飲んでいる。アオカンをやっている連中もいる。 一度、行って来い。
私たちの学問道場は、部落、在日、朝鮮人、どもり、めっかち、いざり の最下層の人間たちと同じところにいて、言論をやっている。この基本方針も知らないで、新しく会員になった、新参者どもで、私、副島隆彦の本を本気で読んでこなかった、本心は自分のカネもうけの情報が欲しいだけの偽善者どもが入り込んできて、この重掲(おもけい)に、ふざけたことを書いて、それで、「会員の権利として意見を自由に書き込める」と許される、と思っている。頭でっかちは、どっちのほうだ。われらが学問道場を甘く見るな。 気に入らなければ出てゆけ。
国家がひとつ戦争をするだけでも、最低10年の、資金と物資の備蓄が必要なのだ。何事にも資金が要る。きれいごとの、ロマンチック(夢心地のアホと言う意味)の、ドラマチック(劇的な、という空想の賞賛のこと)の、という用語で語られる、チェ・ゲバラ賞賛などが、出てきたり、デイヴィッド・ロックフェラー(93歳)の手先で、今の朝日新聞の編集権(へんしゅうけん、記者たちの記事を監視、統制する権限のこと)を一手に握っている、船橋洋一(ふなばしよういち)と玲子(れいこ)の夫妻が、「チェゲバラの人生を、賞賛するような、雰囲気を、今の日本でも、やらせたほうがいいんじゃない」ということで、ここでの、やらせの、評論、映画批評(ムービーレビュー)を記者たちに、やらせで書かせている。
こいつらは、実際には何の行動も自分ではしはしない。永遠の傍観者どもだ。 生来、汚い連中なのだ。朝日新聞の読者庶民というのは、こういう連中だ。自分のことを「貧しい人の見方の良い人」だと思い込んでいる。 哀れにただ死んでゆく一般の政治活動家たちの人生など、この者たちには分からない。
本当の庶民の本当の、いじましいまでの生活実感のところからしか、次の人類の人間革命(池田大作の本の書名のことではない)は、生まれないのだ。 きれいごとを言うな。書くな。ただひたすら闘え。大きな真実を暴きたてるために、言論で闘う、これ以外のことは、今は、何も出来はしない。
ゲバラたちは、当時、ソビエト・ロシア からの軍資金をもらって、反米の革命闘争をすることを、しなかった。だから偉いのだ。ゲバラたち南米の政治改革者たちは、はじめは共産主義者にはなりたがらなかった。彼らはアメリカ合衆国の豊かさが大好きだった。
キューバ革命で、一番、強くて潔かったのは、カミロ・エンフエゴス Camilo Cienfugos という司令官だ。ソ連の意思に逆らったので、1959年に飛行機事故で殺された。それから、キューバのソビエトの属国化を嫌って、カストロ派(弟のラウル 、今の国家元首が一番のワルだ。現実主義者だ。) に処刑されたフーバー・メトス司令官が偉かった。
これらの情報は、亡命キューバ人たちのフロリダの組織の人々が世界中に流していて、彼らが一番真実を知っている。亡命キューバ空軍の軍人だったロベルト・カルデナスが証言している。
世の中の綺麗なことくを、きれいごとのまま放置したら、私たちはまた大きく騙される。それを阻止するために、私たちの学問道場があります。頭の悪い人間たちは、しっかり付いて来て下さい。何も調べものをせず、努力も無しに、突き詰めて物事(ものごと)を考える能力も無いのに、偉そうなことを書くのはまだ早い。
この世のたいていのことは、やらせなのです。すでにいい歳をしているのなら、さっさと分かりなさい。 副島隆彦拝
http://www.soejima.to/
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