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上の画像を御覧下さい。
これは去年の暮れにngc2497自身がメディア調査サンプルに偶然選ばれた時に
配られた紙、及び配達された葉書です(全国で３０００人がサンプルという事ですから
これはかなり大規模な世論調査です)。
このアンケートについて時系列に並べるとこういう順番になります。
・12月1X日に、「メディアに関する全国世論調査」ご協力のお願い、というビラが郵便箱に入れられている(一番上の画像)
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・12月1Y日に、「メディアに関する全国世論調査」ご協力のお願い、という閉じ込み式の葉書が届く(二番目の画像。三番目の画像は閉じ込み式葉書を開いた中身)
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・12月2X日に調査員が「世論調査のアンケートに御記入お願いします」と直接家に訪ねてくる(この時、小冊子が
一部配布されてその場で速攻記入(10数分かかりました)して調査員に返す。同時に500円分の図書カードをもらう。
本来はどうやら、(例えば朝に)アンケート冊子を配ってから、しばらくしてから回収(例えば夕方に)する方式のようです。
何しろ小冊子のアンケート設問数がかなりあるので)。
こういう順番でした。そしてこの小冊子がかなり大変でした。大体20ページ弱そこらありまして
一ページ辺りにアンケート設問が大体10問程度あるので、設問総数が200そこらになります。
(これだけ答えさせられて500円分の図書カードって御礼としてはなんかショボイ気がしますです‥)
記憶で書けば設問は例えば、、、、
・あなたは新聞を読みますか？
・あなたは新聞をどれくらい信用してますか？
・あなたは新聞にどうあって欲しいですか？
・あなたはどれくらいネットを見てますか？
・あなたは新聞はどうなると思いますか？
・あなたはTVニュースは信頼出来ると思いますか？etcetcetc‥
、、、という感じです。そして各々の設問に対して5つの答えから(A〜Eで)一つを選ぶ
A：そうだと思う
B：多分そうだと思う
C：わからない
D：多分そうではない
E：そうではない
という感じの方式でした(大体であります。記述形式の設問も混じっていましたし
設問に対して答えの内容も異なっていたので‥)
で‥上の画像内容を読んでいただけると分かりますが調査する側はかなり厳密に
ランダムサンプリング(無作為抽出)を考えているというのがよくわかります。何しろ
住民基本台帳からランダムサンプリングしているのですから。世論調査に
よく用いられる電話番号を無作為抽出する方法、いわゆるRDD、よりも
遥かに精度が高いランダムサンプリングと言えます。しかもサンプル数がずっと多いですね。
よくネトウヨは「世論調査は捏造だ」と吠えますが‥やはりメディアはきちんと世論調査しているようです。
(しかし‥逆に考えると今回の場合、こういう調査団体は全ての国民の住民基本台帳の登録ナンバー＆住所氏名etcを
一括して(何らかの)コンピュータ上に持っている事になりますが‥これって問題ないんですかね‥なんつーか
国家の持っている住民基本台帳が既にこういう使われ方をしているという国家による国民の“中央集中管理”の
あり方の一つを垣間見た気がしました。全ての登録情報を一括してもっていないとランダムサンプリング
出来ませんから‥あるいは総務省か厚労省に「住民基本台帳からランダムサンプリングを行ってもらって
3000人分の調査対象ファイルを抽出してもらう」のかもしれませんが‥)
世論調査についてネトウヨはよく
「世論調査のサンプル数が1000人(300人etc)とか少なすぎる。麻生たんの支持率のネット
世論調査がニコニコだと投票数が18万人だからニコニコの方がもっと正確！！」
などと吠えますが‥それは統計を知らないからそういう事を言えるのですね‥
(統計の考え方を知らないネトウヨの方が統計を知っている人(例えば普通人)よりも馬鹿の割合が高いのは
自明ですから、当然ネトウヨには社会的に不遇な人(例えばニートetc)が多いというのは当たり前の事です)
更にネトウヨは「これだけ世論調査しているのに俺や友達の所に世論調査が
来たことなんかないぞ！！」とも吠えますが‥元々からサンプル数が300人程度と
少ないのですから、たまたまいなくても不思議ではありません。それに世論調査を
受けたからといってわざわざ回りの友人にそれを直接吹聴するという事もあまり普通はしない事です。
ですからそういう世論調査を受けた事がなくても不思議はないのですがネトウヨはそこまで頭が回らないようです。
「サンプルについて“無作為抽出”が必ず行われている」という前提に立つならば、その統計データノイズの大きさ、
つまり真値からの統計データのずれ(偏差)の大きさをVとし、統計データのサンプル数をNとおけば
V=1/SQRT(N)
という式があります。そして有為な統計データの目安は95％以上ですからその時Vは「1-0.95＝0.05」となるので
Vが0.05より小さければ統計データの信頼精度は95％以上になります(「サンプルが“無作為抽出”されている」と
いうのが絶対条件になります)。
その時のNは「V=1/SQRT(N)≦0.05」となっていれば良いのでその時のNの値については「N≧400」という事になります。
つまり無作為抽出するならばサンプル数は大体で400人以上あれば良いのです(意外に少ない)。
しかし現実的には厳密な無作為抽出は難しいのでサンプル数をなるべく多くとる事になります。
ですのでおおよそは日本国民1億2000万人の母集団に対してはサンプル数は大体2000人以上取るのが(本当は)望ましいようです。
しかし‥現実的にはそういうのは毎週の内閣支持率調査では難しい(毎週毎週2000人もRDDで一々、抽出
してられない)のでおおよその目安の400人程度(フジTVの新報道2001だとサンプル数は300人ですね)でメディア
はお茶を濁しているという訳です。しかしそれでもおおよそは信頼出来ます(それでも様々な
調査メディア(読売、朝日、日経etc)によって、例えば内閣支持率結果にバラツキが出るのはご存知の通りです)。
ですからサンプル数をかなり多くとれるのは、例えば今回ngc2497が受けたアンケートや
内閣府の世論調査(←大体1万〜10万人程度が調査対象になります)とかに限られます。
ましてや５年に一回の国勢調査(全数調査)は例外中の例外になりますね。。
このアンケート調査については多分今頃はせっせと紙データを電子データに打ち直して(多分エクセル上で)電子化して
解析しているでしょうから、結果はそのうちにマスコミ通じて発表される事でしょう。。
そして‥“無作為抽出”をしていないのならば実はいくら調査サンプル数が多くても全く信頼は
出来ないのですね。ましてやニコニコの世論調査なんか素から母集団が偏っているのですから
いくらアンケートに答えた数が多いからといって正確とは全く言えません。
つまり無作為抽出せずに信頼出来る統計調査なのは全数調査のみですがそれは今の所は国勢調査だけなのです。
しかし‥国税調査ですら‥結構いい加減な所がある(調査用紙の厳密な回収が出来ていないetc)のは御存知の通りです。
(ちなみに数学で言う“母集団”からの統計というのは全数調査も出来なかったりします。
何故なら数学でいうランダムサンプリングを行う上での“母集団”というのは母集団の要素の数がマジで∞だからです。
全数が∞のものに対して全数調査というのは意味がありません。現実において世論調査などで
(理論的には)全数調査が出来るのは母集団の数(つまり人間や機械の数)が有限だからこそ可能なのです)
http://blog.goo.ne.jp/ngc2497/e/9da80bf6baed80ac5ee4b454ff97bee9
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フォローアップ:- 古い話ですが 一鍼多助 2009/1/03 21:38:48
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- ネトウヨだけでなく、ニコニコ動画運営のニワンゴが自信満々ですから無理もない ブッダの弟子 2009/1/03 19:55:34
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