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(回答先: 市場原理主義者の詭弁−NHKスペシャルから−(植草一秀の『知られざる真実』) 投稿者 クマのプーさん 日時 2009 年 1 月 03 日 08:59:06)
植草一秀氏は少し前にこう書いている。
「私たちは「弱肉強食社会」と「福祉社会」のどちらを望んでいるのだろうか。大学で教職にあったとき、学生の指向を尋ねると、「結果における格差」を容認する傾向が強いことに驚いた。新自由主義的な空気が蔓延(まんえん)していたのだと思う」
勝ち組に入るか負け組に入るか、それは、本人の努力次第と、自己責任論を展開するむきもあるが、よく考えてほしい、あなたは(植草氏の学生などのこと)、すぐれた人ほど、金持ちで、社会的地位があるのだと思うのか。
私は、総じて言えば逆になると思う。会社を首になり、生活手段を奪われた人は、首を括るほかなくなる。しかし、タクシー強盗をしたり、振り込め詐欺をしたり、他人の不幸を何とも思わない連中なら、力強く生き抜いてゆくことができる確率は高い。政治家になれば、強い者におもねり、弱者を踏み台にし、カネに汚い人物ほど上に上り詰めてゆく。
官僚も同じく、強い者に阿れば何の苦もなく昇進する。反米、反自公は冷や飯食いで終わる。
マスコミでも、同じく、大企業の悪事に目を瞑り、カネに汚く、国民の敵としてふるまった大手メディアは長い年月生き続けてきている。権力を批判する反骨精神豊かなメディアはすぐに潰される。流れに逆らう個人は殺されることさえある。
大企業は献金して、税をのがれ、自分に都合のよいインフラを税金で整えさせ、消費税を上げることを待ち望む。
小泉流の新自由主義とは
「カネのためには人殺しでも詐欺でも何でもやったらいい」
と同義語ではないのか。弱肉強食っていうより正肉邪食といったほうが的確な気がする。
世の中のシステムを根本的にかえなければ、清い心、人間愛、皆、淘汰され、虐げられる。
また、「自己責任」という言葉はイラクボランティア活動をしていた人達を想起させる。
高藤菜穂子さんはアルバイトをして金をため、イラクでボランティアをしたはいいが、自己責任論者の冷たい攻撃にさらされた。
植草氏は国民のために尽力すれども、はめられて貶められた。メディアを崇める国民には所詮真実を見抜くことはできない。
すべからく恩を仇で返す人であふれているのだ。
恩を仇で返すという大半の国民は、なぜ創られたか。マスコミが真実を報道せず、カネをくれる大企業や権力におもんばかり、おおかたは国民の敵としての活動を貫いているからだ。
権力は様々なかたちで、マスコミを都合のよいように動かしてきた。
つい最近でも、清和会の世耕議員が弱者虐めの典型のような質問をしている。NHK会長と結託してやっていると推察される。(昼休み板リンクhttp://www.asyura2.com/08/lunchbreak14/msg/577.html)
マスコミだけではない、警察、検察、裁判所までがんじがらめに、カネと力で縛っておいて健全な「新自由主義」など、育つものではない。
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