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2009年01月03日
1月3日の紙面から
社会は正月休み明けの1月5日から動き出す。1月3日の紙面も新しいニュースはない。それでもいくつかの注目すべき記事はある。それを読み解いてみる。
日経新聞は、財務省がいわゆる「埋蔵金」を全額活用することを検討し始めたと報じた。雇用対策や年金の国庫負担引き上げの負担に使うためだという。
「埋蔵金などない」という議論からはじまって、「それはいざと言う時の積立金であって他の目的に使えない」、「一度使ってしまったらおしまいだ」、などという議論に変わって行った。そしてついに「全部使います」という事になった。
埋蔵金は企業の内部留保と似たところがある。どれだけあるか外部からは見えない。その使い方は内部関係者が握っている。そして最後は世論の圧力によって使い方を変えざるを得なくなる、という事だ。
もっとも、埋蔵金がもっぱら官僚の利権に使われている事にくらべれば、企業存続の為の内部留保のほうがまだましかもしれない。
毎日新聞は一面トップで三菱UFJとみずほの08年10月―12月期連結決算が赤字に陥る見通しとなる事を報じた。問題はその理由である。多くの保有株が下落したからだという。1月以降株価が急回復しない限りが09年3月期の業績修正は避けられないという。
これで思い出すのは昨年末のトヨタの赤字転落発表である。08年3月期に2兆円以上もの儲けを出していたのにわずか一年後に赤字に転落するという。いくら車が売れなくなったからといってそれほど急激に赤字転落するものだろうか。
これで思い出すのがGMの赤字転落だ。GMの経営悪化は資本の半分が株式投資に使われていたtころになると寺島実郎などはテレビで繰り返している。トヨタの赤字転落は単に車販売の落ち込みだけなのかと思ったりする。
産経新聞の論説は、「ついにここまで来たか」というものだ。アフガンに自衛隊を派遣して国際貢献をしないと中国に負ける、国連安全保障理事会の一員としての責任を果たせない、という。
そしてそのためにはリスクをおかす覚悟をしなくてはいけないという。本音は、少しばかり自衛隊員が犠牲になっても仕方がない、それをおそれるな、ひるむな、アフガンに自衛隊を出せ、というものだ。
こんな論説が堂々と掲載される世の中になりつつあるのだ。政治力が問われる年になりそうだ。
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