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私のように景気の外にいるものには実感し難いが、随分と景気が悪くなったようで、確かに今月に入ってからでも少なからぬ人が職を失っている。
何となくの人気だけで担ぎ上げられた麻生さんは、人気が無くなったら何も残らないので景気対策に躍起だが、どうもピントがずれているように思えてならない。私が言うもでもなく既に評判の悪いバラマキ給付金もそうだ。効果が皆無だとは言わないが、同じバラまくにしてもやりようがあるだろうに。私だって生活は苦しいが、それでも1万円やそこらでどうしても必要なものがあれば、それを買えるくらいには幸運にも稼いでいる。だから私にバラまいても効果は無い。
少なくとも、バラまいた金が使われなければ景気対策にはならないのだ。降って湧いた金を確実に使う人とは誰か、それを考えなければならない。まず思い付くのは、とにかく今日飯を食う金が無いという人。それから、病気にかかっていて治さないと仕事もできないが治療を受ける金が無いという人。ちょっと考えれば他にもいるだろう。例えば、仕事をしたいけど面接に着ていく服が無いという人。あるいは定職に就きたいけど一月後の給料日まで暮らす蓄えが無いから日雇いを続けている人。まだまだいるはずだ。
ホームレスの救済などは、本来憲法にも明記された生存権の問題なので、景気が良かろうが悪かろうが行政の責任でやるべきだが、現状では生活保護の機能があまりにも不十分だ。家を失い「住所」を持たぬ人は生活保護を受けられない。年金も雇用保険も受け取れない。投票も出来ないし、自転車の防犯登録すら出来ないのだ。そうして社会との紐帯を半ば以上失った人を、労働者であり消費者でもある社会のメンバーとして再び回収することは、単なる福祉としてではなく景気対策としても意味のあることだと思う。もちろん、それを場当たり的なバラマキでやるのは正道ではないが、どうせバラまくのなら、少しは考えるべきだ。
もっと言えば、適正な富の再分配こそが景気対策なのだとも言える。例えば私はボロ車を一台持っている。私の10倍の年収を稼ぐ人は世の中にいくらでもいるだろうが、そういう人が車を10台買うのかといえば、そんなことは無い。単純に考えれば、10倍の値段の車を一台持つのだろう。そして、10倍の値段の車が一台売れたとして、それが10倍の人数の労働者の生活を支えるかというと、決してそんなことは無いのだ。極端な富の偏在こそが、景気を閉塞させている大きな要因だと言えるだろう。
Posted by 非国民 at 04:07
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