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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008122490070543.html
首相『半身』で公邸へ “公約破り”回避に腐心
2008年12月24日 07時05分
麻生太郎首相の「公邸入り」が年明け早々に実現する。だが、家族や家財道具は私邸に残す「半身」の構え。職住接近で通常国会の対応に万全を期したい半面、「公邸入りは衆院選後」との“公約”を破った印象を与えたくない首相のジレンマが見え隠れする。 (古田哲也)
公邸は、首相が執務を行う官邸のすぐ隣にある。旧公邸が老朽化したため、二〇〇五年に旧官邸を改築した。危機管理や警備上の都合から細川護熙氏以降の首相は全員、住居を私邸や議員宿舎から公邸に移している。
最近は、建物の使い勝手の悪さなどから、引っ越しを渋るケースもある。森喜朗、福田康夫両氏は、就任から百日以上たって、ようやく引っ越した。
麻生首相は就任直後に、公邸入りは「衆院選が終わってから」と宣言。都内の私邸から公用車で約二十分かけて通勤している。
麻生首相が公邸入りを決めたのは、一月五日召集の通常国会で、二〇〇八年度第二次補正予算案や〇九年度予算案の審議に集中できる環境をつくるため。両予算の成立が、最優先課題であることを国民に訴える狙いもある。
ただ、衆院解散・総選挙に踏み切らないうちに公邸入りすると、「首相はもはや解散する気をなくしたのではないか」と勘繰られ、内閣支持率の低迷にあえぐ首相の求心力がさらに低下する可能性もある。こうした事情を考慮して、麻生首相の公邸入りは、歴代の首相とはかなり変わった様子になる。
これまでは、首相が公邸で普段と変わりなく過ごせるように夫人ら家族を連れて、家財道具も持ち込むケースがほとんどだった。麻生首相の場合は、夫人は私邸に残し、公邸に運び入れる荷物は「下着とワイシャツ数枚程度」(首相周辺)など身の回りの品にとどめる見通しだ。
首相サイドは公邸入りが憶測を呼び、政界に波紋を広げるのを避けたい意向。国会日程に追われて私邸に帰る時間が惜しい場合、ホテル代わりに使うというスタイルを貫く構えだ。
(東京新聞)
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