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家を持たない生活、アドレスホッパー 都内の家賃上昇なら大量発生も
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/958.html
投稿者 中川隆 日時 2019 年 5 月 31 日 12:39:57: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: 敷金礼金ゼロで家賃半額も…超安値の「いわく付き」事故物件に人気殺到!首都圏にも多数 投稿者 中川隆 日時 2016 年 10 月 04 日 07:36:24)


2019年05月31日
家を持たない生活、アドレスホッパー 都内の家賃上昇なら大量発生も
http://www.thutmosev.com/archives/79973246.html


彼らは好きでやってるが、東京の家賃が30万になったら大量のネカフェ難民が発生する


画像引用:地方創生でも活躍?定住しない「アドレスホッパー」若者たちの実態 | AbemaTIMEShttps://abematimes.com/posts/5539633

住所不定からアドレスホッパーへ

最近日本では決まった家に定住せず、住所を転々と移動するような人が増えています。

アドレスホッパーと呼ばれているが、英語ではなくアドレス(住所)、ホッパー(転々とする)を組み合わせた日本語のようです。

昔(今も)日本では決まった住所を持たない人は住所不定と呼ばれて、社会から外れた扱いでした。



この始まりは徳川幕府の人別帳制度で、人別帳に書かれていない人は存在しない人になり、犯罪者扱いでした。

人別帳に後から入るのは難しく、一度外れてしまうと浮浪者になり、まともな職業に就くのも困難でした。

元々は秀吉の太閤検地でコメの収穫を計算したり、年貢を正確に取り立てるための制度でした。


さらにその起源をたどると645年大化の改新で庚午年籍(こうごねんじゃく)という物が作られていました。

大化の改新以前も各地の豪族は独自の戸籍を作って住民を管理し、年貢を取り立てたりしていました。

支配者からすると年貢を取り立てるには住民の人数や個人を把握する必要があり、だから厳密な住民管理が行われました。


西洋はこうではなく、麦の収穫は稲作より簡単なので、住民は土地についてくる付属品扱いでした。

日本の戸籍制度や住民管理は2000年の伝統があり、一筋縄で変わらないほど頑強なものです。

「住所や戸籍がなければ人間ではない」という偏見?も、長い歴史の中で定着したものです。

東京の家賃が上昇すると大量の住所難民が生まれる

アメリカではNYやサンフランシスコの家賃が平均30万円以上になり、車の中に住む人が増えています。

アメリカは国土が広いからか駐車には寛容で、大きなスーパーの駐車場に「住んで」も問題ないそうです。

アメリカは自動車の税金が日本の数分の1でガソリンも安いので、年400万円家賃を払うより車で暮らす方が安いのです。


日本ではどんな駐車場も必ず有料で、大都市だと駐車場が月数万、自動車の税金など維持費も高いのでこうはいかない。

それに日本の家賃は東京でも10万円程度なので、NYやSFの3分の1以下に過ぎない。

家賃だけを考えるなら日本で放浪生活するメリットは、アメリカほどではありません。


家以外で暮らす場所としてはネットカフェは月12万くらいで長期利用できる店が存在します。

ネットカフェ難民は現在も都内で4千人、全国では1万人以上存在すると言われています。

平均的なネットフカフェでは月14万円かかり、実はアパートやマンションを借りる方が安い。


保証人が用意できないとか、通勤に便利とか、何かから逃げているなど、何らかの訳アリの人が利用している。

ゲストハウスのような簡易宿所は安いところで月12万円くらいで、安いカプセルホテルもこのくらいです。

都内では家賃だけで10万円以上、他に光熱費や通信費が必要なので合計10数万円が「家」の維持に必要です。


ネカフェやゲストハウスは一日4千円であっても「それだけ」なのでトータルでは数万円安くなる。

友達の家やシェアハウスなど、コネを利用できる人はもっと安く抑えられるでしょう。

今は東京の家賃は10万円程度だが、もし平均20万円とかNYのように30万円以上になったら、実際もう住めない人が発生します。


アメリカでは車に住めばよかったが、日本ではネカフェ難民やゲストハウス難民が大量発生するかも知れません。
http://www.thutmosev.com/archives/79973246.html  

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コメント
1. 中川隆[-13773] koaQ7Jey 2020年2月15日 10:57:16 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-394] 報告
道の駅で夜を明かす――彼らはなぜ「車中生活者」になったのか 2/15
https://news.yahoo.co.jp/feature/1567

私たちの身近にある「道の駅」。日中は多くの人でにぎわう憩いの場だが、夜になると別の顔を見せる。駐車場の片隅で目立つのは、ガラスに目隠しをした車。その多くはレジャー目的だが、なかには長期にわたり、道の駅の駐車場を転々とする「車中生活者」がいる。それぞれに異なる深刻な事情を抱えた彼らは、今日も狭い車内で眠りにつく。社会から離れ、遠ざかるように暮らす車中生活者たち――。彼らの姿は、社会に何を問いかけるのか。半年にわたって取材した。

(取材・文:NHKスペシャル“車中の人々 駐車場の片隅で”取材班/編集:Yahoo!ニュース 特集編集部)


取材のきっかけは、昨年夏。群馬県で暮らしていたある女性の死だった。

「3世代 1年車上生活か」

女性は娘と孫の3人で、1年にわたって軽乗用車の中で暮らしていた。軽乗用車をどこに止めていたのか。家族の足取りを追っていくうち、居場所の一つとして浮上したのが、埼玉県内の道の駅だった。取材を続けていくとあることに気づいた。

全国29%の道の駅で売店や食堂の営業が終了した深夜。閑散とし始めた道の駅の駐車場に、長距離トラックやキャンピングカーなど何台かの車が止まっていた。ここまではいつもと同じ景色だが、しばらく眺めていると、明らかに様子の違う車がいることがわかる。

その見た目は似ている。後部座席に日用品が満載されている。またフロントガラスは目隠しで覆われ、外から見えないようになっていることが多い。
数週間にわたって取材を続けていくと、こうした車は1台や2台ではないことがわかってきた。この道の駅では、多い日で1日10台近い車が夜を明かしていた。道の駅の職員はこう話した。

「どんな生活をしているのか、なぜ車で暮らしているのかはわかりません。ただ、道の駅で働く私たちにとっては、珍しい存在ではありません」

レジャー目的で車中泊している車の場合、トイレの近くや、夜でも比較的明るい場所に止まっている。しかし車中生活者の車は、駐車場の隅っこや店舗から少し離れた第2駐車場などに止まっていることが多い。日中はショッピングモールや公園などで過ごし、夜になると車を止めに来るという。

車中生活者はいったいどれだけいるのか。日本全国に1160ヵ所ある道の駅すべてに取材すると、335ヵ所、全体で29%の道の駅から「車中生活者とみられる人がいた」という回答が戻ってきた。

彼らはなぜ、車中生活を選ぶのか。ここに至るまで、どんな生活を送ってきたのか。それを知るための車中生活者への取材は容易ではなかった。
一度ドアを開けても、「関係ないだろう!」と再び閉め切ってしまう人がいた。毎晩、駐車場で夜を明かしているのを確認したうえで話しかけても、「泊まってなんかいない」と答える人もいた。

そんななかでも、話を聞かせてくれる車中生活者がいた。

群馬県の道の駅で66歳の男性と出会った。何度も通ううちに、男性は口を開いてくれた。

「ここで生活して、1年近くになるかな」

人目を忍んでいるのか、男性の軽乗用車は店舗からもっとも離れた場所に止められていた。ドアを開け、車内を見せてくれた。内部は整理整頓されていて、「寝室兼リビング」にあたる後部座席には座椅子があり、寝袋もあった。男性は「足を伸ばして寝ることはできないね」と言った。最後部の荷台部分には、カセットコンロや鍋、調味料などが置かれている。米を炊くこともあれば、スーパーで買ってきたラーメンを煮炊きし、自炊をすることもあるという。

男性が車中生活者になったのは1年半ほど前。長距離トラックの運転手を30年以上続けてきたが、失職をした。貯金はなく、収入は1ヵ月あたり10万円ほどの年金。頼れる家族・親族はいない。家賃も払えなくなり、車での生活が始まった。この1年半で体重は30キロ近く減った。苦しい暮らしぶりのなか、市役所で生活保護の相談をしたこともある。しかし、返ってきた答えはこうだった。

「自家用車を持っていますよね、却下します」

車を手放せば、生活保護を受けられる可能性はある。しかし、そう簡単に踏み切れない事情がある。地方では、車がなければどこにも行けない。家がないから寝る場所にも困ってしまうし、仕事が見つかって復職するときにも職場に向かう手段として車は要る。簡単に手放せないのだ。

男性は、車の奥にしまってある写真を見せてくれた。

「別府温泉です。妻と撮ったツーショット写真もありますよ」

子どものいなかった夫婦の趣味は旅行。休日はよく車で出かけた。ところが7年前に妻は他界。この車には亡き妻との思い出もつまっている。
朝、トイレでドライヤーをかける

車中生活者のなかには女性もいる。舞台は北陸へと飛ぶ。

冬になれば、例年30センチ以上の積雪がある地域。田んぼに囲まれた道の駅で、40代女性は暮らしていた。話しかけると、一瞬驚いた様子を見せたが、意外にも気さくに答えてくれた。

「この暮らしを始めてから3年が経ちます」

女性の住まいは軽乗用車。後輪が沈みこむほど、座席に荷物を積みこんでいるのが外から見てもわかる。日中は近隣にある公園の駐車場で過ごし、夜になると道の駅に戻る。その後、夜明け近くになると再び公園に向かう。そんな独特の生活サイクルを送っていた。女性はこの件について多くは語らなかったものの、車を止めている場所から思いが透けて見えるようだった。道の駅で、女性が車を止めているのは夜間でも照明のよく当たる場所。人目につきやすい、明るい、安全な場所で夜を明かしたい。その一方では長い時間いることで目立ちたくない――そんな葛藤が伝わってきた。

そんな40代女性の一日は身だしなみを整えるところから始まる。まだ暗い駐車場を歩いて、道の駅のトイレに向かう。いつも決まって、道の駅の職員が出勤する前に行うルーティンだ。

身だしなみを整える40代女性(提供:NHK)

季節は冬。身を切るような寒さのなか、冷たいトイレの手洗い場で顔を洗う。その後、髪を濡らす。ドライヤーをコンセントに差し、髪を乾かし整える。女性はこれまでの人生をこう話すのだった。

「地元から出たことはほとんどありません」

20代のころ、結婚をした。その後離婚し、実家に戻ると父親との関係に苦しむようになったという。

「働け」「家に金を入れろ」

大きな声を出されるのが嫌だった。家にいたくない、家にいられないと思い、車に逃げこんだ。女性の話によると、精神疾患を患っていて、働ける状態にはない。
車内を見せてもらうと、大量の荷物の大半は衣類。女性はこう言うのだった。
「身だしなみには気を使いたいんです」

さらにこう続けた。

「働こうにも働けないし、実家に帰ろうにも父親が怖いから帰れない。ここにいるしかないんです」

ある道の駅で。車中生活者が世話する猫(提供:NHK)
働けなくなったことから車中生活者となった高齢男性。複雑な家族関係から車中生活に逃げこんだ女性。全国で取材を続けるうちに、車中生活者が抱える問題は千差万別だということが見えてくる。

誰の身に起きてもおかしくはない

ある男性は仕事を失ったことで車中生活を始めたが、車検が切れてしまい、道の駅から車を出せなくなってしまった。病気を抱えた男性は、入院費用を工面できないからと病院近くの道の駅で車中生活をしていた。一方、全国各地を回る塗装工の男性は、生活のため道の駅を車で転々としていた。
失職、病気、人間関係のもつれなどが発端で、家族や社会、セーフティーネットから落ちてしまう。その結果、車中生活を送らざるを得なくなってしまった人たち。実は、ボタンのかけ違いで誰の身に起きてもおかしくないことであるようにも感じた。
2月。群馬県のある道の駅。今年は暖冬といわれたが、この日に限れば気温は0度近くまで下がり、体の芯から冷え込むような日になった。
日が暮れて、店舗の営業が終了する頃になった。この日も車中生活者とみられる車が何台も集まってきた。各地を転々とする車中生活者も珍しくない。昨年夏にいた車が姿を消していた一方で、新たな車も加わっていた。車中生活とみられる車はどれもエンジンを切っていて、暖房をかけていない。窓ガラスに目隠しをし、真冬の寒さをじっと耐え忍んでいるように見えた。
駐車場の隅を見た。どの車からも遠い、離れた場所に1台の軽乗用車が止まっていることに気づいた。サイドミラーは壊れ、タイヤはパンクしている。これでは走行などできないだろう。窓の隙間から車内をのぞくと、生活ゴミに交じって布団や衣類が見える。長い時間、ここで過ごした形跡がある。道の駅からは、長期間の駐車に対する注意を促す張り紙がしてあって、張り紙はそのままになっている。

道の駅で放置されているとみられる車(提供:NHKスペシャル)
中に人はいない。持ち主はどんな人物なのか。どこに行ってしまったのだろう。
視線を反対側に向けると、交通量のある道路が見えた。たくさんの車が行き来しているのがわかる。パンクした車が止まっているこの場所とは、対照的な場所であるように感じられた。この車は、たくさんの車が行き交う道路のすぐそばに、人知れず、誰ともつながることもできずに放置されていた。持ち主がどんな人生を過ごし、暮らしてきたのか。車が語ることはない。

2. 中川隆[-13183] koaQ7Jey 2020年3月03日 13:36:48 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[346] 報告

ホームレスではないが、限りなくそれに近いギリギリの一線にいる人たち2019.03.13


日本はバブルが崩壊した1990年代から底辺で貧困層が増え始め、自殺も3万人超えが普通になっていた。しかし、1990年代は「まだ日本は経済大国である」という自負もあったせいか、ほとんどの人は底辺の異常に気付かなかった。

この頃、「貧困」は日本人の意識外だったのだ。

その忘れられていた「貧困」が意識されるようになっていったのは2000年以降だが、ちょうどこの頃から製造業でも非正規雇用が取り入れられて拡大していき、若年層の貧困が目立つようになっていた。

正社員になれない人間が増えていき、ニートやフリーターが顕在化して社会に認識されるようになった。格差も拡大していた。これで、やっと日本人は社会の底辺で貧困がじわじわと広がっているのを知った。

この若年層の貧困が、日本人全体の貧困になっていったのは2008年以降である。その2008年には、世界経済を揺るがす経済事件も起きて日本を巻き込んでいた。何が起きたのか。リーマン・ショックである。

これによって世界経済は一気に不況に突入し、日本でも輸出が急激に減少し、企業は非正規雇用者の解雇と雇い止めと正社員のリストラを始めるようになった。(鈴木傾城)

2008年の個室ビデオ放火事件

日本の貧困化をさらに悪化させたのは、2009年から始まった民主党政権だ。民主党政権は日本の輸出企業を苦境に追いやる円高を放置し続けた。円高を放置することによって、日本経済を破滅に追いやろうとしているかのように何もしなかった。

日本企業は苦しみ抜いた。

それ以降、日本企業は工場を中国や東南アジアに移動させて、日本人を徹底的に切り捨てる生き残り策に出た。また円高で競争力を失ったので、企業を縮小させるためにも正社員をリストラし続けた。

民主党政権が放置していた円高によって、日本から雇用が消えて行き、リストラが増え、その結果として日本人がどんどん貧困化していくことになった。

2008年10月1日、大阪府大阪市浪速区でひとりの男が「個室ビデオ店・キャッツなんば」を放火するという事件があった。15人が死亡して、10人が重軽傷を負った。犯人の小川和弘は2014年3月6日、死刑が確定している。

この事件は、ひとりの人間が起こした事件で出した犠牲者は戦後最も多かったので、その部分がクローズアップされていた。しかし、この事件の本質は犠牲者数ではなく、犯人と犠牲者の境遇の方だった。

小川和弘はパナソニックの元社員だったが、リストラされて人生が変転していった男だった。さらに、小川の放火によって死んだ男たちも、その犠牲者の多くは「住所不定」「身元不明」の人間たち、実質的にホームレス寸前になっていた男たちだったのである。


一夜を過ごすために使っていた場所

「個室ビデオ店」とは、いったいどんなところか。ひとことで言うと、一畳ほどの閉ざされた空間に、PCとDVDプレイヤーが置いてあって、リクライニングマットで、ポルノを見て過ごす空間だ。

その多くはポルノを鑑賞するための用途で使われるのだが、実はこの空間はそれだけのためにあるわけではなかった。住所も仕事もない人間が、路上で寝たくないので、ここで一夜を過ごすために使っていたのである。

これを聞くと、誰もが思い浮かべるのは「マンガ喫茶」と「ネットカフェ」だろう。やはり、同じような個室があって、事情のある人たちがそこで寝泊まりしている。

日本では貧困層が増えているのに、ホームレスが減っているのは、実はここに理由があった。また、女性のホームレスもほとんど見ないのも、ここに答えがある。

2007年から2013年までの6年間でホームレスは64%も減少しているのだが、貧困層が減ったからホームレスが減ったのではない。

ホームレスに落ちるか落ちないかのギリギリのところで生活している人は、みんな「個室ビデオ店」「マンガ喫茶」と「ネットカフェ」と言った極狭空間に籠もるようになっていた。

こういった店も真夜中に泊まりに来る人間たちでビジネスをしている。

ナイトパックやステイパックという料金価格を用意していて、それを使うと7時間で1200円から2000円ほどで泊まれるようになっている。また、毛布貸し出し無料から、シャワーが無料で使えるコースもある。

日雇いの仕事をしながら、こういったところを転々としている若年層、あるいは中高年は、もう珍しい存在ではなくなっていて、それが貧困層の新しいライフスタイルにすらなっているとも言える。


ホームレスに落ちない程度に生きる

「ホームレスに落ちると終わりだ」という意識は誰にでもある。どん底の中のどん底がホームレスである。だから、誰もがホームレスに落ちまいと、最後の部分で踏みとどまる。

その最後の部分が「個室ビデオ店」「マンガ喫茶」と「ネットカフェ」である。しかし、一泊1500円から2000円もするので、それも決して安くない料金だ。

その金すらも出せないほど切迫した人間はどうするのか。24時間開いているマクドナルドで100円のコーヒー一杯だけでイスに座って夜を過ごす。

しかし、その100円すらも出せない人間は、24時間開いているレンタルビデオ屋などで、人目に付かないところで「立って寝る」のである。

昼間に身体を休めるにはどうするのか。図書館に行って可能な限り寝る。あるいは公衆トイレの個室で可能な限り寝る。そういったギリギリのところで、かろうじてホームレスに落ちない程度に生きている。

日本の底辺では「ホームレスではないが、限りなくホームレスに近いギリギリの一線」で生きている人間が、若年層のみならず、中高年にまで拡大している。

日雇い労働など、いくら続けてもそれで満足に暮らせることは絶対にない。その日をしのぐことはできるかもしれないが、むしろ長く「その日暮らし」になってしまって、永遠に這い上がれない。

しかし、日本の底辺ではそういった「ホームレスに落ちる一歩手前のライフスタイル」が定着してしまっており、永遠のその日暮らしを続けている人間たちが増えているのも事実だ。

蓄えが不足したまま仕事を失うと、場合によっては誰もがこの救いのないライフスタイルの中に堕ちていく可能性がある。リストラや非正規雇用や低賃金化が加速している危険な時代なのだから、誰もが他人事ではない。(written by 鈴木傾城)
https://blackasia.net/?p=11924

3. 中川隆[-13182] koaQ7Jey 2020年3月03日 13:37:57 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[347] 報告

2019年03月10日
西成や山谷のホテルはなぜ安いのか?

萩之茶屋のホテル街


画像引用:https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nonoty32a/20170402/20170402172736.jpg

カプセルホテルと同じ簡易宿所

東京の山谷や大阪の西成にあるホテルは低料金で泊れることで知られています。

最近は外国人パッカー(貧乏旅行する若者)にも人気があり、外国人が歩いていたりします。

相場は山谷が2000円前後、西成の萩之茶屋周辺は1500円前後と東京の方が高くなっている。


横浜の寿町は1500円から2000円くらいで、全国的には他にも同様の安宿街が点在している。

これら低料金ホテルはどうしてこんなに安くできるのでしょうか?

まずこうした安いホテルは旅館業法の簡易宿所で、カプセルホテルや民宿などと同様になっている。


簡易宿所は一つの部屋または建物を多人数で共有する形式で、外国のドミトリーに似ている。

簡易宿所は消防法などで定められた基準が緩く、最初から低コストで建築でき、既存の建物の改造も容易です。

山谷や萩之茶屋のホテル群は築40年は経っているものばかりで、新築ピカピカというのはあまり見ない。


新しくつくられる安いホテルはこうした安宿街を避けて、おしゃれなカプセルホテルとかにする事が多い。

ドヤ街の安宿が1500円から2000円なのに対して、カプセルホテルは3000円前後からとかなり料金は高い。

カプセルホテルは施設が充実していて大浴場やサウナやレストランも入居しているが、安宿にはそうしたものはない。


高齢者の終の住居に

1500円くらいの安宿は畳2畳くらいの細長い部屋で、最近はエアコン付きが人気がある。

料金が高い部屋はテレビや冷蔵庫が備え付けてあるが、低料金の部屋にはエアコンもない。

ドヤ街の安宿には短期宿泊と定住者向けがあり、1か月4万円から5万円が相場になっている。


なぜみんな月4万円台かというと生活保護で認められる家賃がその程度だからで、入居者は生保受給している高齢者が多い。

5万円以上にすると入居者が集まらず、家賃は生保で払ってくれるので3万円台にしても意味がない。

電気代や水道代は家賃に含まれていて、風呂は毎日ではなく週何回かの事が多い。


毎日風呂に入れる宿はセールスポイントとして表示してあるので、すぐに分かる。

ドヤ街のアパート形式の住居も簡易宿所でホテルなので、入居審査や手続きは一切要らない。

ただ生保を受給する場合は、NGOとか宿が手続きを代行することが多い。


宿にとってこれから生保申請する人は今後数年家賃を払ってくれるお客なので、「生保申請します」のように募集している。

中には生保受給するまで家賃無料を掲げている宿もあり、入居者の獲得競争があるらしい。

生保受給して安宿に定住した高齢者は、そこを終の住居にする人も多い。
http://www.thutmosev.com/archives/79232629.html

4. 中川隆[-5702] koaQ7Jey 2021年4月15日 08:13:09 : 2WCnPZKA5U : aFYyNHFXQVpEVEk=[3] 報告
人はいとも簡単にホームレスになる
https://tanakaryusaku.jp/2021/04/00024795
2021年4月14日 19:19 田中龍作ジャーナル


ネカフェから出てきたばかりの男性。=歌舞伎町 撮影:田中龍作=

 漫画家の内田かずひろさんがホームレスになったことを、朝日新聞(14日朝刊)がさもニュースであるかのように報道している。

 ホームレス取材歴20年の田中に言わせてもらえば、持ち家がなければ人は簡単にホームレスになる。

 当時者に路上に弾き出されるまでの経緯を聞くとこうだー

 不景気で仕事を失う→家賃が払えなくなる→ネットカフェ暮らし→持ち金が尽きる→路上に

 借金取りに追われて住み家を放棄せざるを得ないケースも相当に多い。15年ぐらい前だったか、住居支援を行う団体の調査によると、ホームレスになる原因の1位が借金だった。

 借金は怖い。新宿中央公園で打ち解けた野宿者が語ってくれた。

 働いて幾ばくかの現金を得たのでアパートを借りた。社会保険に入るため区役所に住民登録したところ、2週間くらいしたら借金取りが来た。

 炊き出しなどで野宿者の顔を撮影してはいけない大きな理由は、借金取りに居場所を知られる危険性があるからだ。


お椀が並び生活困窮者が集う炊き出しの風景はコロナで一変した。メシを食べながら談笑する場はなくなった=渋谷区 撮影:田中龍作=

 持ち家があってもそこそこの蓄えがなければホームレスになる。

 自らが所有するマンションに住んでいた知人は、配管の目詰まりでバスルームの排水を下の部屋に漏らしてしまった。

 普通はマンション管理組合で保険に入っているのだが、管理組合があってなきに等しかったため、無保険だった。

 知人は下の部屋の住人に200万円を請求された。いくつかの業者に見積もってもらったが、妥当な金額であるという診断だった。結局、貯金を取り崩して200万円を払った。

 貯金がなくて、200万円が集まらなければ、知人はマンションを売る他なくなる。住まいを失うのだ。

 日本全国で空き家は846万戸もある(総務省統計局2019年4月)。空き家を有効活用すれば、多くのホームレスが家のない暮らしから脱却できる。

 人間、住み家があれば落ち着いて職探しができ、仕事もできる。

    〜終わり〜

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