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糖質の過剰な摂取がなぜ、癌を引き起こすのか? その2
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/550.html
投稿者 BRIAN ENO 日時 2014 年 4 月 16 日 11:36:33: tZW9Ar4r/Y2EU
 

前回は、人間の身体の組成において、
糖質は、僅か1%しか、
存在していないことを説明して、
さらに、
この1%を超えて、
糖としては、
体内に留まることはできないことも説明しました。
このことは、
今後、科学的な洞察をするうえで、
ひじょうに重要なファクターなので抑えておいてください。

糖質が、
人間の身体の組成の僅か、
1%であることが、
何を意味するのか?
これについて、
私の説明を読むのもいいですが、
一番重要なのは、
この客観的な事実が、
何を意味するのか、
みなさん、それぞれが、
深く考えてもらうことだと、
私は思っています。
聡明な皆さんなら、
すぐにおわかりでしょう!

この基本的で、重要な、
事実を無視するから、
「我々人類は、栄養の半分以上を、
糖質で賄わなければならない・・」
などという、トンデモや嘘がまかり通るのである。

わかりやすい例で説明します。
あなたが、ある日、
新しい何かのマシーンを購入したとしましょう。
燃料の99%は、アルコールだが、
緊急時の対応として、1%だけ、
ごま油を燃料として使います。
店員が、
「お客様、いいですか、
アルコール用の燃料タンクに、
アルコールを99g、入れて、
ごま油用の、燃料タンクに、ごま油を、
緊急用として
1g入れておいてください!」
「ハイ、了解です。
これから、このマシーンに、
大量のごま油を補給します」

と言ってるようなもので、
子どもでも、わかるおかしな話なのである。

さらに、
もし、糖が1%を超えると、
糖は糖として体内に留まることができなくなるので、
中性脂肪として、
体内に留まる事になる。
これの意味するところは、
皮肉で、逆説的な説明になるが、
糖質が、1%を超えても、
現代人のように、
過剰なる糖質を、
ひたすら摂取し続けると、
どうなるか?
この過剰なる糖を、苦肉の策である
中性脂肪として蓄える裏技ができなくなる時が
やがて、やってくる。
※日本人の場合、
欧米人に比べると糖を中性脂肪に変換させる機能が、
著しく劣っているので、
肥満していなくても、
早期に簡単に糖尿病になってしまう
(欧米人の方が、圧倒的に肥満が多い理由はここにある)

1.その場合、苦肉の策として、尿として糖を排出するか?
(ようするに糖尿病の発症で体内組成、糖1%を死守する)

2.解糖系の亢進を利用して、
癌を発病させ、
癌細胞で、
糖を勢いよく代謝させ、過剰なる糖を始末するか?
(癌の発病で、糖1%を死守する)

ということで、
癌と言うのは、
広い意味で、
客観的に言えば、
体内の糖の1%を超えないように、
体内組成の恒常性を維持する為の、
解糖系を活用した反応ともいえる。
このことは、何を意味するか?
体内組成で糖が1%を超えると、
その生命にとって、
何か危機的状況が発生するということだと理解する。
それを回避するためのセーフティーネットとして

@過剰な糖を中性脂肪に変身させて体内に蓄積する
A過剰な糖を尿で排出したりして対処する
B解糖系の亢進(癌細胞)を活用して糖を強烈に代謝させ、
1%を死守する

糖尿病は、過剰な糖を体外に排出する方法で、
1%、を死守する方法ををその人の身体は選択したのです。

癌は、体内で過剰なる糖を処理する方法を、
その人の身体が、選択したのです。

糖尿病になると、
癌を併発する例が多いですが、
それは、糖尿病だけでは、
糖1%を死守できなくなるので、
しかたなく最後のカード(解糖系の亢進)を、
使わざる負えなくなるからなんです。

ある人は、皮肉な言い方だが、
(事実なので、そのように書く)
中性脂肪の蓄積で、
糖1%の体内の恒常性を維持しようとする。
(肥満)
ある人は、
糖尿病の発病で、
糖1%の体内の恒常性を維持しようとする。
ある人は、
癌の発病で、
糖1%の体内の恒常性を維持しようとする。

癌にしても、
肥満にしても、
糖尿病にしても、
穀物を摂取する前の人類には、
皆無の病だったわけですから、
人間として人類として、
間違った食生活、
間違った生活習慣、
現代の過剰なストレス環境等が、
癌、
肥満、
糖尿病その他の慢性疾患を、
発病させるわけですから、
大規模手術や、
抗がん剤や、
放射治療や、
その他の薬で、
それらの病が完治するわけはないのです。

穀物を摂取する前の人類は、
当たり前ですが、
体内組成の糖1%を超えるようなことは、
なかったのです。
糖質を摂取してこなかったわけですから。

最後に、体内組成、糖1%の死守に、
一切、苦しむことのなかった民族を紹介します。
それは、伝統的な食生活をしていたイヌイット・・です。
そんな彼らも、現在は、ほとんどいなくなりましたが、
彼らは8000年の長きに渡り、
北米極寒の地で、
トナカイの生肉、
アザラシの生肉、
魚介類、海藻などで、
生きながらえてきました。
あたりまえですが、
穀物が育つわけもなし、
果物もとれない、
砂糖もない・・
糖質ゼロで、
8000年健康に暮らしてきたのです。

彼らには、
あたりまえですが、
癌、
糖尿病、
肥満、
血管障害、
脳卒中、
動脈瘤、
感染症、
精神疾患、
我々現代人のすべての慢性疾患、
奇形出産が皆無でした。

しかし、
今では、
伝統的な狩猟採集を捨てた彼らの末裔が、
アメリカの食生活を導入し、皮肉にも、
糖1%の死守に苦しむ病
(癌、糖尿病、脳卒中、その他の慢性疾患や感染症等)
に侵されているのです。

以上、
広い意味で、
客観的な事実に基づき、
過剰な糖質の摂取が、
なぜ、癌の発症を招くのか?
人間の本来、
プログラムされている体内組成を守る為の
自衛反応が癌(糖の代謝の促進)だということです。
人間の本来、プログラムされている恒常性を逸脱するから、
体調が悪化し、病になるのですが、
これは、当たり前のことだと思うのですが、
皆さん、どのように考えますか?
ただ、この説明は、
過剰なる糖質の摂取が原因の癌についての説明です。
糖質の過剰な摂取が原因の癌以外のものは、
またあとで説明します。
今回は総論的な説明でしたので次回より、
各論的に少しづつ説明します。

まず、次回は、
潜在的な癌細胞である解糖系についての説明をします。

(つづく)


 

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コメント
 
01. 2014年4月30日 18:30:45 : 2D6PkBxKqI
>癌にしても、
肥満にしても、
糖尿病にしても、
穀物を摂取する前の人類には、
皆無の病だったわけですから、

20世紀以前は皆無だっただろ

20世紀以前では穀物をいくら摂取しても誰も癌にはならなかったのさ


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