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2.原発はどのようにして日本で推進されたのか?
F:まさに、その通り!鋭いね!原発も原爆も本質や目的は同じと言う事。我々一般市民は、「戦争を早期に終わらせるために原爆は、仕方なく落とされたんだ」とか、「資源のない日本では原子力で発電所をつくるのが理想的だ」とか、簡単に、刷り込まれ騙されちゃうよね。では、どのように、原発が日本に導入されていったかを簡単に説明するよ。
我が国において原発推進で象徴的な人物個人にスポットライトを当てて説明するよ。その方が、わかりやすいし、簡単に説明できるからね。まず、日本に原発を持ち込むことに熱中した二人の男がいる。まず、一人は、正力松太郎という男である。この男は、A級戦犯で巣鴨プリズンにいたんだけど、アメリカのCIAが、CIAの工作員になることを条件に、無罪放免、釈放された世渡り上手な男だ。この当時は、A級戦犯の人間でも、手のひらを返すように180度、変身して、アメリカの工作員(手先や僕)になることで、釈放された戦争犯罪者は多いんだよ、有名なところではロッキード事件等で有名な児玉誉士夫もそのたぐいの一人なんだよ。
原発の推進で象徴的なもう一人は、今も元気な中曽根康弘だ。彼は1954年にアメリカのハーバード大学で夏季セミナーを受け、その時に、キシンジャーと出会い、自らの政治的野心(日本においてアメリカの後ろ盾を利用しながら成り上がる政治家を目指すこと)をキッシンジャーに堂々と告白し、自ら進んでCIAのテストを受け、見事合格。その後、CIAやキッシンジャーの忠実な僕となった。中曽根の最初のミッションは、原発を政治的に日本の国策とし、怒涛の勢いで日本中を原発国家にすることであった。この為の、政治工作の為の資金提供はCIAから相当な金額が中曽根に渡ったという。政治的後ろ盾(アメリカ)を得た中曽根は若干37歳の若手いち議員でしかなかったが、いきなり台頭し、権勢をふるい、次々と、原子力関連法案を可決させるのである。一方、正力も、中曽根に歩調を合わせ、CIAからの原発推進のミッションと贅沢な政治工作資金を得て、中曽根・正力のコンビで、一気に、原発導入、原発推進を我が国の国策とすることに成功させたんだよ。
D:正力って、『読売』の偉い人でしょう?A級戦犯で、巣鴨にいて、復活して議員もやっていたんだ?知らなかった。それに、中曽根って、小泉首相に引退勧告された人でしょう?キッシンジャーに自分の政治家としての野心を告白してCIAの工作員になって、原発推進して、政治家としてのキャリアをアップさせていったんだ〜。なんだか、いやな話だね・・。目的の為ならなんでもやるようなタイプの男だね!
F:CIAやアメリカ政府も自らアメリカの僕になりたいと思っている日本人を絶えずリサーチしているから、お互い様なんだけどね。
正力はそもそも、後藤新平という男(この男も、根っからの工作活動大好きの男)の子分で、後藤新平が戦前の日本共産党の活動を水面下で側面支援(資金提供や人材提供)しながら、当時、特高だった正力に日本共産党の内部情報を密かに流し、わざとマッチポンプ的な取り締まりをさせて日本共産党を暴走させないように間接的に後藤の意のままにコントロールしていて、正力はその片腕として、その一翼を担っていたわけだから、根っからの工作員と言うか、根っからの工作活動大好き人間なんだよ。
戦犯で巣鴨にいた時には、正力にとっては、CIAからのオファーは渡りに船というか、願ったりかなったりということだったんだろうと思うし、正力の屈折した工作員たる人生観からすれば生きていくには、仕方がないことだったのかもしれないね。ただ、CIAは、さっきも言ったように、戦前の正力や後藤の仕事(工作活動や諜報活動)をしっかり調査済みで、正力はCIAのニーズにぴったり合致した男だったんだよね。CIAからみれば、「正力、こいつは使えるな!」と思ったはずだよ。だから、正力をスカウトしたんだよ。中曽根は、キッシンジャーと出会う前は、まだまだ若くて政治的な力はなかったけど、野心だけは人一倍あったし、戦後の日本人政治家で成りあがろうと思ったら、宗主国アメリカに気に入られれたり、宗主国アメリカの資金援助があったり、怖い宗主国アメリカの政治的後ろ盾がないと無理だと思っていたと確信していたんだろうと思う。日本の政治家なんて、しょせん、そんなもんでしょう!我々に伝わってくるのは、お化粧を施した彼らのねつ造された美しいサクセスストーリーや美談ばかりだからね・・。問題なのは、この表面上のお化粧を施した美談だけを盲目的に信じ切って、正力や中曽根を崇拝してる人がほとんどだということ・・まさに、騙されることを欲し、騙される・・皮肉だよ・・ね。
D:ところで、中曽根・正力コンビで、とんとん拍子に、原発が日本に建設されていくんだと思うけど、これも、もとを探れば、モルガン・デュポン連合とかメロンとかが、相変わらず背後で動いているのかな?
F:そうなんだけど、マンハッタン計画の時より、ビジネスのすそ野が大幅に広がり広範囲な企業群が原発利権に群がるようになったんだけど、それらの元締めは相変わらず、モルガン・デュポン財閥であり、ロックフェラー・メロン財閥なんだよ。
D:それじゃあ、その元締めのモルガンやロックフェラーやメロン財閥を支配するのはどんな連中なの?
F:それも、良い質問だね。具体的に言えば、クーン・ローヴ商会という投資銀行なんだけど、クーン・ローブ商会のパートナーであるルイス・L・シュトラウスが、強烈なリーダー・シップを発揮してCIAやキッシンジャーに日本への原発推進を指示したんだ。
D:じゃあ、そのルイス・シュトラウスが原発の親玉なの?
F:いや、彼にも、怖い怖い本当のご主人様がいらっしゃるんだよ。そもそも、クーン・ローブ商会は、イギリスの投資銀行ロスチャイルド商会のアメリカ代理店のような位置付けの金融機関で、当時のイギリス・ロスチャイルド銀行の当主はヴィクター・ロスチャイルドだったんだ。だから、本当の意味で、原発や核兵器ビジネスの親玉は紛れもないヴィクター(1910〜1992年)だったんだよ。
D:やっと、原発の親玉がわかったね。ということは、ヴィクターからルイスへ、ルイスからキッシンジャーへ、そしてキッシンジャーから中曽根へという流れで、原発が我が国に54基も造られたと考えていいんだね?
F:イギリス→アメリカ→日本という流れの中で、特殊な権力と莫大な金力を駆使した重要人物個人にスポットライトを当てた原発推進のフローチャートをシンプルに作成すると、確かにそのようになる。本当は、多くの財界人や政治家や役人等大物から小物、そして数多くの企業群が介在しながら、いくつものルートがあるんだけどね。とりあえず、今日は、時間がないから本当に重要なエッセンスだけを示してみたんだよ。今は、ヴィクターもルイスもこの世の人ではないので、今はヴィクターの息子であるジェイコブが直接キッシンジャーに指示を出し、キッシンジャーが直接中曽根や自民党上層部に指示を出していたんだよ。ただ、キッシンジャーは、昨年暮れに、怪我か何かで入院した云々、との情報が流れてきていたので、今後は、別の人間がとってかわると思う。その人物が誰になるか、今、注目しているよ。
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