02. 中川隆 2013年7月07日 15:37:48
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___________________ ___________________ 2. Christian Ferras Bach Chaconne BWV 1004 http://www.youtube.com/watch?v=VpGflUQlTyU http://www.youtube.com/watch?v=2whTJ0A50DM この演奏・・・何かを求め続ける、希求の響きに満ちています。
闇を切り裂く第一音。 静寂からフェラスの心の叫びが聴こえてくるかの様です。 何という美音!剃刀のような感性。 狂おしいほどに、美しいバッハ。 クリスチャン・フェラス(Christian Ferras, 1933年6月17日 - 1982年9月14日)
1933年フランス北部のル・トゥケに生まれたフェラスは、6歳の頃から父親からヴァイオリンを習い、1940年から1年間ニース音楽院でシャルル・ビステシに師事しました。
1943年には、ニースのコンクールに優勝し、翌年パリ音楽院に入学します。ここでは、ジョセフ・カルヴェに室内楽を師事するとともに、ルネ・ベネデッティにヴァイオリンを習います。 1946年にはプルミエ・プリを得てパリ音楽院を卒業し、コロンヌ管弦楽団とベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲で共演し、パリでデビューします。 1948年にはドイツのシュヴェニンゲンのコンクールに入賞。 1949年にはロン=ティボー国際コンクールで2位(1位なし)に入賞し、さらに研鑽を積むため、個人的にジョルジュ・エネスコの教えも受けています。 その後、華々しくヨーロッパで活躍するようになり、カラヤンの信望を得て、ドイツ・グラモフォンから次々と有名な協奏曲を録音するようになりますが、ストレスからか、アルコール依存症に罹り、1982年に49歳で世を去っています。 http://www.fstrings.com/player/detail.asp?id=64 J.S.バッハ・無伴奏ソナタとパルティータ クリスチャン・フェラス(ヴァイオリン) 録音:1977年12月21日・ステレオ J.S. Bach Sonata for Violin in g minor (Christian Ferras) http://www.youtube.com/watch?v=5bbbpRd107c この演奏・・・何かを求め続ける、希求の響きに満ちています。 フェラスは、自らの存在意義をバッハに問うているのでしょうか・・・?
闇を切り裂く第一音。 静寂からフェラスの心の叫びが聴こえてくるかの様です。 何という美音!剃刀のような感性。 狂おしいほどに、美しいバッハ。 そのディミニュエンドの妙。 終始、フェラスは前のめりで、ただ只管に音楽を進めていきます。 しかし、テンポや旋律の歌わせ方には、強かにコントーロールが効いています。 この集中度、慄き、慟哭の響き! そそり立つ断崖、深い淵・・・畏怖すら感じさせる世界。 そして、あまりにも美しく、時に夢の様に儚く響くのです。 まだ、これからという時に、何故か死に急いでしまった不世出のヴァイオリニスト。 1975年以降、フェラスは極度のストレスから酒に溺れ隠遁生活に入っていたのですが、このバッハは、その時期44歳の録音。その後、1982年、カムバックしてパリで盟友バルビゼと共演し大きな成功を収めるのですが、程なくして彼は49歳の若さで自殺してしまうのです。 この演奏を聴くと、既にその暗示的なものがある様な気もします。 この曲は、深い精神性を持ったシゲティ、厳しく端正なミルシティン、バランスの取れたシェリング等々名演がいくつもありますが、優美なフランス・エスプリの中に希求の響きを封じ込めた、怖いほどに美しい、このフェラスの演奏も私の大切な愛聴盤となりました。 狂おしいほど・・・・そんなに美しいなんて・・・ 2006/12/6(水) 午後 11:14 ぴーこたん
聴いてくださいましたか・・・嬉しいです。
「ヴァイオリン(ストラド)とフェラスだけしかこの世に存在しないかのような演奏」 だなぁと再び思っています。この演奏には底知れぬ孤独と、楽器としか会話ができない男のヴァイオリンへの寂しすぎる愛があります。 2006/12/6(水) 午後 11:59 [ bqv*0*53 ] ぴーこさん、本当に胸に迫る美しさです。 フェラスがヴァイオリンに籠めたこの想いは、一度聴いたら忘れられません。 2006/12/7(木) 午後 0:28 Kapell
闇の中で叫んでいるような孤独感、しかし、音色は無類の美しさ。 この危険な喪失感とでも言いましょうか・・・本当に釘付けになる演奏ですね。 2006/12/7(木) 午後 0:31 Kapell
不運な人でした。バルビゼとのグラモフォン盤にも名演があります。 シューマンのソナタ、そして何と言っても、極めつけのルクーのソナタです。 美音がたっぷり記録されています。日本盤でCD化されましたが、今では忘れられています。ルクーの美音はグリュミオー以上かと・・ 2006/12/11(月) 午後 11:49 [ カワサキヤ ] フェラスの音色は絹の光沢で・・・ 闇と光が同居している様な危険な美しさですね。 グリュミオーは常心の大家ですが、フェラスは常心ではない大家と思います。 2006/12/17(日) 午後 6:12 Kapell http://blogs.yahoo.co.jp/william_kapell/8060270.html
驚嘆しました。旧様式の演奏ではもはや名演は現れないと思っていた無伴奏ですが、このフェラスのディスクはエネスコ、シゲッティ、シェリングに肩を並べる大変な名演です。なぜアナログ時代に評判にならなかったのか不思議というほかないですね。 やや残響が勝った録音ながらバッハにはそれがふさわしいのではないでしょうか。やはり最近聴いたドヴィ・エルリの演奏にも驚きましたが、これはそれをはるかに超える永遠の名盤というにふさわしいディスクです。 フェラスは再評価がすすんで数々の録音がリリースされていますが、これはその白眉というべき絶対的セット。今後、無伴奏を語るうえで逸してはならないディスクとなりました。素晴らしい! http://www.hmv.co.jp/en/artist_%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%8F%EF%BC%881685-1750%EF%BC%89_000000000002339/item_%E7%84%A1%E4%BC%B4%E5%A5%8F%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E3%82%BD%E3%83%8A%E3%82%BF%E3%81%A8%E3%83%91%E3%83%AB%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%82%BF%E5%85%A8%E6%9B%B2%E3%80%80%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%A9%E3%82%B9%EF%BC%882CD%EF%BC%89_1268960 こころふるわせる美音 クリスチャン・フェラス 2008年01月21日(月) いまシベリウスのヴァイオリン協奏曲を聴いています。 真冬にシベリウスを聴くのは、冷蔵庫の中でかき氷を食べるような感覚ですね。 演奏はカラヤン指揮のベルリン・フィル、ヴァイオリン・ソロはクリスチャン・フェラス。 1965年、カラヤンの信頼を背負ったクリスチャン・フェラス全盛期の録音。
クリスチャン・フェラス、1933年生まれ、幼少期から数々のコンテストに入賞を果たし、1950〜70年代に活躍したフランス人ヴァイオリニスト。 今日は最も敬愛する一人のヴァイオリニストについて書いてみたい。 1949年のデビュー後、ベーム、シューリヒト、ケンペ、ミュンシュなどの名指揮者との共演による成功からヨーロッパで人気を博した。 パリ音楽院の同期生ピアニストのピエール・バルビゼやチェリストのトルトゥリエらと演じた室内楽、とりわけブラームス、モーツァルト、フランク、ルクーなどの作品は特に素晴らしい。 その後、当時気鋭の指揮者カラヤンと組んで数多くの録音を残した。 しかし、70年代に入って健康上の理由から公式の場での演奏から身を引いた。 60年代後半からの演奏旅行のハードスケジュールによるストレスから、アルコールに頼ることが多くなり、ひどい泥酔状態でリハーサルに臨むこともあったという。 俗に、カラヤンに潰されたヴァイオリニストという評価をする人もいる。 私がフェラスのヴァイオリンに初めて接したのは高校受験を目前に控えたころ。 確か東芝から発売されたセラフィム・シリーズというLP一枚が1,000円の廉価版だった。当時の小遣いでなんとか購入することができたこのシリーズはその後、CD化されていないが、若きころのケンペの指揮や、未発売のメニューインの演奏なども収録されていた宝箱のようなLPだった。 前から欲しかったメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲のソロを受け持っていたのがフェラスだった。そしてそのレコードから流れてきたフェラスのヴァイオリンの音を今でも鮮明に覚えている。幼少期に習っていたヴァイオリンをやめてしまったことを後悔させられた音だった。 「美音」、クリスチャン・フェラスの奏でるヴァイオリンを評してそう呼ぶ人が多い。 ハイフェツのヴァイオリンは確かに恐ろしいほどのテクニックに裏付けられたもの。 しかし決して私の心をふるわせるものではなかった。 最近の若いヴァイオリニストの演奏はどれも素晴らしい技術を持っている。 しかし、原曲を自分流の解釈と演奏法で奏でるものは、始めは心地よく感じることはあっても、長くつきあえる演奏にはなり得ない。 最近の音にはぬくもりが感じられない。50年代〜70年代の音の方が、楽器と人との会話がいっぱい詰まってると感じるのは私だけだろうか。 フェラスの演奏は、繊細で美しいが線が細い、との評価から日本での人気は低い。 大音量のオーケストラに負けないダイナミックな演奏をするヴァイオリニストを好む傾向が強いようだ。 確かにクリスチャン・フェラスに似たヴィオリニストを探しても見当たる人がいない。 それほどの美音なのだ。 70年代、ベルリン・フィルの重厚なバックによる数多くのコンチェルトを演奏し続けたフェラスは本来の自分の音を見失いかけたのではないだろうか。 かつて50年代に残した、仲間との室内楽やソナタには彼らしい心地よい響きが感じられる。大規模なオーケストラよりも、楽器そのもののシンプルな音を聴かせる室内楽に彼の本領は発揮されている。 70年代、アルコール依存による病弊が癒えたフェラスが唯一残した録音はバッハの無伴奏だった。マイナーレーベルから出されたこの演奏は彼の晩年の人生観をよく表している。 そこにはバッハの力を借りて、神に平伏す謙虚な姿がある。 達観と慈愛、そんな表現がぴったりな演奏だった。 これほど切なく心を打つ無伴奏をこれまで聴いたことが無い。 最後にやっと自分へと帰ることができたのではないだろうか。 1982年、49歳でクリスチャン・フェラスは自らその命を絶った。 晩年のフェラスは、身辺の世話をする者もなく、いつも孤独で、録音スタジオ や楽屋に小さな飼い犬を連れてひとりで現れることが多かったという http://ameblo.jp/kotaka/entry-10067011943.html クリスチャン・フェラス(1933-1982)は、ヘルベルト・フォン・カラヤンと共演してベートーヴェンやブラームスといった有名作曲家のヴァイオリン協奏曲を録音したことで知られる、フランスのヴァイオリニストです。
13歳でパリ音楽院でプルミエ・プリを獲って卒業し、16歳でロン=ティボー国際コンクールで第2位(1位なし)を獲得したフェラスは、カール・シューリヒトやカール・ベームといった名指揮者たちとの共演を重ね、世界的な名声を確立していましたが、1960年代にヘルベルト・フォン・カラヤンと数々の協奏曲録音をこなしていた頃から、次第に演奏活動が低迷し、1970年代半ばに入ると、パリ音楽院の教授に任命されるものの、コンサート活動はほとんど行わなくなってしまっていたそうです。 今回紹介するJ.S.バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ集の録音は、1977年12月のもので、丁度フェラスが活動を停滞させていた頃の演奏になります。 停滞期のフェラスは、酒に溺れて相当生活が荒れていたという話もチラホラ聞くので、この録音は、その影響から相当腕が落ちているのではないかという憶測が飛び交いがちですが、ふたを開けてみると、こうした憶測はたちどころに溶けてなくなってしまいます。 持ち前の美音にはより磨きがかかり、致命的な技術的破綻も全く見られません。 しかし、ここに収められている演奏は、聴衆を陶酔へと誘う演奏ではありません。 自分の音を武器に修験道を突き進んでいくような凄みが、全曲を通じて感じられます。 しかし、この演奏は、シゲティのようにバッハの本質を聴き手に明らかに伝えなければならないとする使命を帯びているわけではありませんし、エネスコのように自分のバッハ観と自らの人生観を重ね合わせて聴き手に語るわけでもありません。 この演奏は、バッハの楽曲に全身全霊で向き合って奏で切る中で、演奏家としての存在意義を自らに問いかける演奏なのです。 音楽に救いを求めながら、救われぬ自分を呪い、それでもなお音を奏でることに没頭していく演奏家の性が、この演奏にはしっかりと刻印されています。 演奏をするという行為の、的確な音を出すことの向こうにある意味を考えさせられる演奏ということで、シゲティやエネスコといった往年の巨匠の録音と並べても何ら遜色はないと、私は思っています。 http://pm.explasm.jp/RecordReport68.html クリスチャン・フェラス〜笑わない横顔〜 クリスチャン・フェラスというヴァイオリニストがいました。 1982年に49才で自殺しました。 死後28年を経て、彼ほどの耽美的なヴァイオリニストを私はいまだ知りません。 美音のヴァイオリニストは多数います。 メニューイン、ティボー、グリュミオー・・・ フェラスはその中にあってひときわ凛としています。 メニューインはもっと暖かくて明るく、グリュミオーはもっと地に足ついてる。 フェラスの音は美音の海に身を投げて溺れてしまうような、それでいて誰よりも高貴で上品な音色をもったヴァイオリニストでした。 彼の肖像写真はどれも憂いを持って俯いています。 笑わない横顔で。 http://blogs.yahoo.co.jp/bqv10353/1241437.html クリスチャン・フェラス蕩れ 最近、『クリスチャン・フェラス蕩れ』の状態が続いている。 『蕩れ』とは、戦場ケ原ひたぎさんによると『萌えのさらに一段階上を行く、次世代を担うセンシティブな言葉』らしい。クリスチャン・フェラスといえば、カラヤンと共演したソリストとして有名だが、カラヤンも『蕩れ』状態だったらしい。私も名前くらいは知っていたが、実際の演奏を聴いたのは最近のことである。 最初の出会いは、NHKのなんかの番組で風景のバックにながれる音楽として、フェラスのバイオリンの演奏で愛の挨拶とかの小品が流れていた。といっても、そのときはフェラスの演奏だとは思っていなかったのだが、気品があり異様に美しくそしてどことなく憂いを含んだどこか意味あり気な演奏に僕はハッとした。これは並の演奏ではないと思った。 最初、クライスラーなのかと思ったのだが、クライスラーのような明るい音ではない。その後で、チョン・キョンファの演奏も流れたのだが、これも美しい演奏ではあったのだが、先のバイオリニストの方がはるかに音楽に深みがあった。いったい誰の演奏なんだろうと思ってHDレコーダーの逆戻ししてテロップをみると、クリスチャン・フェラスとあった。 「う〜む。この人は、音に命を灯している。」 そのときリリー・ブーランジェにもあるような生命のはかなさというのを感じ、もしかしたらこの人、あまり長く生きてはいけないのではないかと感じたのだが、それほどに壊れやすく繊細な音をしていたのだった。 本日、彼のCDが届いたので小品集から聴いているが、どれも人生に別れを告げているようなところがある。バイオリンは人のこころを映す楽器と言われているが、これほどに極めた人生を聴かせるバイオリン弾きなど聴いたことがない。まさに詩人のバイオリンだ。 http://strings-of-eden.blog.so-net.ne.jp/2009-09-05 幼い頃から神童としてエネスコらから教えを受け、16歳の時にロン=ティボー国際コンクールで最高位を獲得し、その後多くの名演を残したクリスチャン・フェラス。
彼の活動は1960年代半ばとそれ以降の2つに分ける事が出来る。 多くの方は1960年代以降のカラヤンとの共演でフェラスを御存知と思うが、フェラスの本当に輝いていた時代はカラヤンとの共演以前。その中でもバルビゼとのデュオはフォーレ、ドビュッシー、フランク等多くの名演を残した。 http://silent-tone-record.doorblog.jp/archives/26512828.html Wolfgang Amadeus MOZART Concerto No.3 pour violon et orchestre KV 216 Christian FERRAS, violon Orchestre de chambre de Stuttgart Direction Karl MÜNCHINGER enregistré en octobre 1954 à Genève Vinyl Decca http://www.youtube.com/watch?v=uLrFFlrVK2k
Mozart Violin Concerto No.7 Christian Ferras Karl Munchinger 1954 http://www.youtube.com/watch?v=25Tzbe2CGjE 「ヴァイオリンのおけいこ」〜クリスチャン・フェラス
当時、NHK教育テレビで「ヴァイオリンのおけいこ」というのがあった。 そのなかで、高校生くらいの生徒さんがモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第4番の第1楽章を弾いてたのを聴いて、この楽器のすばらしさに捉えられてしまった。 その後、この曲のLPを親に買ってもらった。 クリスチャン・フェラスの演奏だった。 この演奏は今聴いても本当にすばらしい。第1楽章、第2主題の歌わせ方、、 展開部の楽しさ、そしてヨアヒムのカデンツァの表情づけのうまさ、すべてツボにはまった名演だと思う。カデンツァといえば、最後の小節において、トリルを内声のトレモロにしているほか、大胆に変更を加えているが、こういう前例があったのだろうか? 録音は1960年。指揮はA.ヴァンデルノートだが、かなりのんきな指揮者なのか、口笛が頻繁に聞こえてくる。第2楽章などかなり目立つ。 ポルタメントかけまくりのヴァイオリン、口笛吹きまくりの指揮者。 1960年って今と違ってのんびりした、いい時代なんだなあと思ってしまう。 以来、フェラスの録音はかなり聴いてきたが、有名なカラヤン/BPOとの一連の録音では、明るい音色や甘いポルタメントといった彼の持ち味がかなり後退しており、その後のコンサートホール録音のラロ、ブラームスの再録では、技術の衰えがひどく、かなりショックを受けた。 協奏曲第4番の録音は、フェラスが一生に一度しか演奏できなかった奇跡のようなものなのかもしれない。 http://www.geocities.jp/konpoz05/newpage1.ferras.html 青柳いづみこ の師であるバルビゼは、ヴァイオリニストのクリスチャン・フェラスと数々の伝説のデュオを残した。フェラスをカラヤンに奪われると、半身をもがれたように一線から退いていく。 一方、フェラスは、カラヤンの美音のもとで「歌」を失い自滅する。彼の自殺を察したときのバルビゼの様子は、まるでカミュの不条理小説を読むようだ。 http://www.amazon.co.jp/%E3%83%94%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%82%B9%E3%83%88%E3%81%8C%E8%A6%8B%E3%81%9F%E3%83%94%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%82%B9%E3%83%88-%E9%9D%92%E6%9F%B3-%E3%81%84%E3%81%A5%E3%81%BF%E3%81%93/dp/4560026629/ref=cm_rdp_product ブラームスのヴァイオリンコンチェルト この曲は何回、いや何十回聴いたことでしょう。ディスクも色々持ってますので、聴き手も耳が肥えてきます。 今まで聴いた中で印象的だったのは、クリスチャン・フェラス、カラヤン指揮ベルリンフィル盤で、みずみずしさと言ったらこの上ない。とにかく美しい。 この盤で、アニーはフェラスのファンになってしまったのです。 ところが、フェラスを調べて行くと、なんともいわくつきの演奏家でした。 ・カラヤン秘蔵っ子と言われたお抱えソリスト ・それ以降演奏法が変わり、アクの取れた非常に洗練された音楽になる ・以前のファン離れ ・そして49歳にして自殺 数奇な運命でした。とても勿体ない演奏家で、もっと録音を残して欲しかったと思います。 http://yaplog.jp/anny-model/archive/298 Q : andrewhoshiさん バイオリン奏者のクリスチャン・フェラスは何が理由で自殺したのですか? answer1 _ eight8thmanさん 仄聞では、 「ストレスから精神的疲労、アルコール依存症に陥り、肉体的にも憔悴…」 と伺っています。 晩年にはかなり錯乱状態になることがあり、その死が「本人の意思によるものなのかどうか、はっきりしない」とも聞きましたが…。 _____ answer2 : greatpianistgouldさん カラヤン用にあまりに音を磨きすぎたためとどこかで読んだことがあります。 フェラスの音がカラヤン専用っぽくなって他の人では使いづらくなったと読んだような… 記憶が曖昧なので少々間違っていないか心配です。 フェラスが死んだためムターがカラヤンについたときは音を磨きすぎないように周りも本当に気を遣ったようです。 彼女は全くそういうことは問題なく、今でも元気ですね。 ______ answer3 _ ott02088さん カラヤンの所為らしいですよ。 ワイセンベルクと同じ運命といいますか,ワイセンベルクも70年代のカラヤンとの録音があるぐらいじゃないですか,そんな感じらしいです。どうもカラヤンに協奏曲で使われるとカラヤン嫌いからの攻撃がソリストにまで及ぶようでソリストたちは落ちぶれていくんだとか・・・怖いですねえ。 ムターはそうはならなかったみたいですけど(フェラスとワイセンベルクの2件もあるなら流石に気をつけますよね) http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1135765656?fr=rcmd_chie_detail
アナログ期の巨匠は、LPで聴かないと真価がわかりません。 特にフェラスはモノラルに限ります。 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1035776795?fr=rcmd_chie_detail 私は尚古主義者なので現代のヴァイオリニストはほとんど知らないのですが, シェリングは極々普通の音色ですから,現代にもこのような音色の方はおられるでしょう。 グリュミオーはかなり独特な響きですよね。この音色はかなり特異だと思います。 フェラスもかなり特異ですね。彼の潤いのある美音を奏でられる人はなかなかいないでしょう!(ていうか,いてもらっては困ります!笑) 私はティボーの官能的な音色に憧れます。あの彼一流の極細の線は誰にも真似できません! http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1035776795?fr=rcmd_chie_detail ヴァイオリンの音が鋭かったり響きがキツいからピアノほど癒されないというご意見もあるようですが,私はそれは単に演奏者が悪いだけだと思いますね。私はヴァイオリンの方がピアノよりも癒されますもの。
フェラスなどは本当に美しい潤いのある美音を出すと思います。 しかもそれなのに,線が細いというのがまた素晴らしい。 ですから,本当に良いヴァイオリン小品集を聴くなら演奏者選びは大事ですよ!下手に下手糞を選ぶとまったく魅力が分かりませんから。 先に挙げたフェラスやティボー,クライスラーの他にもエルマン,エネスコあたりは間違いありません!ぜひ聴いてみてください。フェラスの小品集もいいですよ。 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1237187312 クリスチャン・フェラスな日々 クリスチャン・フェラス(ヴァイオリン)とピエール・バルビゼ(ピアノ)の演奏にはまっている。 フェラスはカラヤンが重用したのだけれど、42歳の若さでなくなりました。バルビゼは明るいガハハおじさんなんだそうですが、本当にうまいピアノ。つい先日まで生きてらっしゃいました。音楽評や書評を朝日で書いている青柳いづみこさんのマルセイユ音楽院での先生です。最後の有名な生徒は美人で有名な(というとまずいか)エレーヌ・グリモーです。
ブラームスのVnソナタといえばファーストチョイスはピリス&デュメイなのだけれど、これも大変素晴らしい。阿吽の呼吸はまさに室内楽の理想形。ちりめんビブラートもなれるとなんとなくそれらしく聴こえてきてしまう。決め所でのフェラスの思い切りのいい鳴らし方も気に入ってしまった。 シューマンのVnソナタもこのまとめにくい曲をよく演奏している。彼のヴァイオリンは中音部が良く鳴るので、この曲に合ってます。 どうやら最近EMIから「知られざるフェラス」が出ていたり、あるいはイギリスの名演復刻レーベルTESTAMENTからいくつか録音が出ているところを見ると、イダ・ヘンデル同様に再評価が進んでいるのだろう。 もっと聴いてみたい。 特にバルビゼとの室内楽は。 http://franck.cocolog-nifty.com/piano/2005/05/post_b838.html ロドリーゴ:夏の協奏曲、 セメノフ:ピアノとヴァイオリンの為の二重協奏曲、 エリサルデ:ヴァイオリン協奏曲/ジョルジェ・エネスク(cond.)/イヴァン・セメノフ(cond.)/クリスティアン・フェラス(vn)、他 [TESTAMENT SBT 1307] Joaquín RODRIGO Concierto de estío (1943) Christian Ferras, George Enescu, 1951 http://www.youtube.com/watch?v=Lde1uG919LQ Federico ELIZALDE Violin Concerto (1943) Christian Ferras, LSO, Gaston Poulet, 1947 http://www.youtube.com/watch?v=p3d6Oc5inio 当盤を入手した理由はエネスクの指揮した録音を蒐集する為であつたが、若き日のフェラスの藝術性に心打たれる名演揃ひであることを最初に述べてをきたい。
後のカラヤンとの共演の印象が強いが、技巧と気品、そして知性と感情が溢れる名奏者であつた。 ロドリーゴの協奏曲が極上だ。水際立つた技巧、情熱的な歌が聴く者を虜にする。エネスクの指揮が真に素晴らしい。第1楽章の異教めいた妖艶な情念の表出は胸に迫る。 セメノフの秘曲は作曲者の指揮、ピエール・バルビゼのピアノとの共演で、単一楽章の土俗的な曲だ。音源として貴重であるが、感銘は薄い。 フェデリコ・エリサルデの協奏曲は大戦中にヌヴーによつて初演された曲である。残念ながらヌヴーの録音は残らない。神秘的な情熱を秘めた楽想で、フェラスとの相性が良い。この録音はフェラスが14歳の時のもので、天才が光る名演だ。全てDECCAへの録音。 http://www.h6.dion.ne.jp/~socrates/violin.html フェラスとバルビゼのシューマン ヴァイオリンソナタを是非聴いてほしい。 ヴァイオリンの音色とイヤらしさではダントツの名盤です。 ヴァイオリンファンなら必聴の一枚。 フェラス流ポルタメントがまことに魅力的。 ほかにエネスコ盤もいい。ビブラートが独特でうまい。 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1431297409 ・シューマンのヴァイオリンソナタ1番&2番 情熱的でほの暗い雰囲気が漂う名作!フェラスがうまいです。 ・ルクーのヴァイオリンソナタ フランクの弟子。響きがフランクそっくり! フランクのソナタが飽きたら,ルクーを聴いてみるといいです。 これもフェラスがうまいです。 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1231067542 フェラスが弾くルクーのヴァイオリン・ソナタ FERRAS e Barbizet-LEKEU,Sonata per violino e pianoforte:terzo movimento http://www.youtube.com/watch?v=l8ar4nRDzp4
作曲者 : LEKEU, Guillaume 1870-1894 ベルギー 曲名 : ヴァイオリン・ソナタ ト長調 (1891) 演奏者 : クリスティアン・フェラス(vn), ピエール・バルビゼ(pf) 1960年代後半の録音であるから、最盛期のものと違うが、これまた伸びやかで実に美しい演奏である。 何と言ってもこの音!! この絹漉しの細やかな響きを聞くことは、最近では滅多に無くなってしまった…。 バルビゼのピアノのまた素晴らしいこと!! どんなにフェラスが歌っても、ピタリとそれについていくだけでなく、フェラスにインスピレーションを与え、更に彼もフェラスの音に反応し、まさに音楽のダイアローグというべき世界が生まれている。これぞ室内楽である。 わずか24歳で亡くなったルクーが、21歳の時に書いたこのソナタは、成熟した天才の手による、傑作中の傑作。19世紀に書かれた多くのヴァイオリン・ソナタの中でも至高の作品の一つである。 若書きということで、習作のような言い方をする人が私の周りにかつていた。しかしだ!!くり返すけれど、この作品は成熟した天才の手による傑作なのだ。 グリュミオー、ボベスコといった名手の名演とともに、このフェラスの録音は、その完成度において比肩できる素晴らしいものだ。 終楽章の冒頭のように荒々しい部分でも、響きが決して荒れないというか、美しさをしっかり保持しながら力強い表現で不足を感じさせないのは、彼のボウイングの美しさ故であろう。どんなところでも彼のヴァイオリンからはきれいな輝きを持った美しい響きが聞こえてくる。まさに絶品…。 http://suisse.exblog.jp/14396325/ Christian Ferras plays Bach's Violin Sonata No. 1 (BWV 1001) http://www.youtube.com/watch?v=F6FhsFjesto
Christian Ferras - Bach, Partita No 3, Prelude Filmed in Paris, 19 May 1958 http://www.youtube.com/watch?v=yxp3fuvkwCY&list=PL26141C23CE5BCA25 Christian Ferras plays Bach (vaimusic.com) http://www.youtube.com/watch?v=zsxn_OQ8Dck Bach: Double Concerto in D minor, BWV. 1043 (Menuhin & Ferras) http://www.youtube.com/watch?v=82wLcfYXKAo&list=PL400A8C405003CD5C http://www.youtube.com/watch?v=KJyfQNrShwA http://www.youtube.com/watch?v=v4pm0Hkunms
Violin Concerto in D Major, op. 61 by Ludwig van Beethoven (1770-1827) Christian Ferras, violin Royal Philharmonic Orchestra Sir Malcolm Sargent, conductor London, XII. 1959 http://www.youtube.com/watch?v=54cw9_4WWU8 http://www.youtube.com/watch?v=E2kGcOmaPI8 http://www.youtube.com/watch?v=IYPF6kNkuq8 Beethoven violin concerto op. 61 Christian Ferras, Karl Böhm, Berlin Philharmonic http://www.youtube.com/watch?v=jP9MiVnqG54 http://www.youtube.com/watch?v=a6WpFQoulDM&list=PL4DC9581EEBAF8A5D http://www.youtube.com/watch?v=5HdHP2qip_s Christian Ferras "Violin-Romance no 1" Beethoven Leopold Ludwig, conductor Hamburg, I. 1955 http://www.youtube.com/watch?v=oj_4NwCl9gU
Christian Ferras "Violin-Romance no 2" Beethoven Leopold Ludwig, conductor Hamburg, I. 1955 http://www.youtube.com/watch?v=6P-BpjIOXVM Beethoven - Ferras & Barbizet (1953) Sonate pour violon et piano n° 5 http://www.youtube.com/watch?v=2KFUlF64toM&list=PL8N1xlPD8UZ982Z3m1Jv7Bx3MLE34cojC http://www.youtube.com/watch?v=jAKwF90AMaA
Christian Ferras and Nicolas Astrinidis play Beethoven's "Spring" Sonata http://www.youtube.com/watch?v=mRXQLN_4ud0 Christian Ferras - Pierre Barbizet Beethoven Sonata 1-9.wmv http://www.youtube.com/watch?v=N6OQ8QXyhqw
Christian Ferras plays Mendelssohn 'Song without words' http://www.youtube.com/watch?v=eN_zr8qUzts Christian Ferras - rare live Paganini Concerto No.1 - 1954 http://www.youtube.com/watch?v=4x0XGtLKaks Christian Ferras plays Schumann Traeumerei http://www.youtube.com/watch?v=DuPG1vVHie4 Romance op.94 n°1-Schumann played by Christian Ferras http://www.youtube.com/watch?v=4rO6ulLpf0E Brahms- Ferras & Barbizet (1953) Sonate pour violon et piano n°3 op 108 http://www.youtube.com/watch?v=xbJSqjpzJnI http://www.youtube.com/watch?v=aL_2NsGys0g http://www.youtube.com/watch?v=cioWda2zv8U Christian Ferras - Tchaikovsky Violin Concerto - ii http://www.youtube.com/watch?v=N2Iikhu3r8A メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲をフェラスの演奏で聞く Violin Concerto in E minor, op. 64 by Felix Mendelssohn Christian Ferras, violin Philharmonia Orchestra Constantin Silvestri, conductor London, VI.1957 http://www.youtube.com/watch?v=xhhWZU070dg http://www.youtube.com/watch?v=nnWeEhaTjtA http://www.youtube.com/watch?v=Z8AlvhJC3XQ グリュミオーのいくつかの録音も良いし、デュメイのも素敵だし、キョン=ファ・チョンのプロボーションの良い演奏も大変美しいと思うし…、ああこのような名曲中の名曲ともなると良い演奏にはこと欠かない。 フェラスのこの演奏はその中でも飛び抜けて素晴らしいものだと思う。彼の、特に1950年代から60年代はじめにかけての頃の演奏には独特の輝きがある。 カラヤンとの録音では、共演者の個性が強すぎた感はあるが、この演奏では全てが良いところに納まっていて、とても音楽的。 シルヴェストリが良いのだと思う。フェラスのソロをよく聞き、それに反応し、またフェラスもシルヴェストリとフィルハーモニア管の作り出す音によく反応している。ちょっと室内楽を聞くような楽しみがここにはある。
こうして聞いてしまうと、またしばらくフェラスに填ってしまいそうだ。 まだ聞いていないという方にはぜひお薦めしたいバイオリニスト!! 但し、悪い演奏ではないけれど、カラヤンとのグラモフォン盤から聞き始めないで、これなどから聞いてみてほしい。 http://suisse.exblog.jp/15212266/ Christian Ferras Pierre Barbizet - Cesar Franck Sonata http://www.youtube.com/watch?v=TSWWr-ilbRQ http://www.youtube.com/watch?v=8wmTm_--d2Q&list=PL5933DA5A61A3A67D http://www.youtube.com/watch?v=TCOkoyFvd2s&list=PL587807B54A12C667 http://www.youtube.com/watch?v=pyG6zmH0PpA&list=PL5933DA5A61A3A67D&index=3 http://www.youtube.com/watch?v=pNwgbRkNJ0c&list=PL5933DA5A61A3A67D
Christian Ferras - Debussy: Sonata for Violin & Piano Christian Ferras plays together with Guy Bourassa the Claude 1961 http://www.youtube.com/watch?v=Erjs3zk33bE http://www.youtube.com/watch?v=IhRBpLdqPY4 http://www.youtube.com/watch?v=lopbRMPhKtA
Claude Debussy - P. Barbizet & C. Ferras (1953) - Sonata in G minor for violin and piano http://www.youtube.com/watch?v=0e1WZ00UE8w Christian Ferras and Nicolas Astrinidis play Debussy's violin sonata 1970 http://www.youtube.com/watch?v=YLxPoNkkdh8 チャイコフスキーChanson triste(悲しい歌) Christian Ferras(vn) Boris Mersson(pf) http://www.nicovideo.jp/watch/sm11560242 Christian Ferras plays Chaikovsky Serenade Melancolique http://www.youtube.com/watch?v=xfDYcn4a5t8 ブルッフ ヴァイオリン協奏曲第1番より クリスティアン・フェラス1(Vn) ワルター・ジュスキント指揮 フィルハーモニア管弦楽団 http://www.youtube.com/watch?v=Nqksi4Hs2CU
Christian Ferras - Saint-Saëns - Le Cygne http://www.youtube.com/watch?v=9Zkc-CZzcHk
Christian Ferras plays Meditation Thais http://www.youtube.com/watch?v=Isg65_F1Cto
Christian Ferras - Maria Theresia von Paradis - Sicilienne http://www.youtube.com/watch?v=KyjUpF-G5t0 Christian Ferras-Pugnani Kreisler-Preludium and Allegro http://www.youtube.com/watch?v=898zQPfaLd0
caprice viennois-Kreisler played by Christian Ferras http://www.youtube.com/watch?v=XVGIJGfz_Ng Liebesfreud-Kreisler played by Christian Ferras http://www.youtube.com/watch?v=8hBJ4wi0rTI Christian Ferras - Faure Berceuse http://www.youtube.com/watch?v=NBpHdzZyQAc Christian Ferras - de Falla - Spanish Dance (From 'La vida breve') http://www.youtube.com/watch?v=z1coULD2pb8 Serenade Espagnole- Chaminade played by Christian Ferras http://www.youtube.com/watch?v=7KVJ_RuqR2A
Christian Ferras - Hora staccato http://www.youtube.com/watch?v=8_P_7Qwo8hI フェラスのツィガーヌ Christian Ferras - Ravel Tzigane http://www.youtube.com/watch?v=OgwtrfWKa9w 昔の演奏家の演奏を聴くと、心が休まります。
最近のお気に入りは、フェラス。ツィガーヌがとくに好きです! この曲ってこんなに味わい深い作品だったのね、と感動しました。 おさる坊やも、真剣に聴いていました。 ならば、ダヴィット・オイストラフのも聴いてみよう! と、ソロ部分を聴き始めたところ、ウワァーーンと、大泣き。 うん、確かに、オイストラフよりフェラスが魅力的よね。 オイストラフは好きな演奏家だけど。フェラスがすごすぎるよね。 http://microtone.exblog.jp/17106975 Christian Ferras - Stravinsky Violin Concerto http://www.youtube.com/watch?v=A1Dd0Ds8Qjo http://www.youtube.com/watch?v=sfKVVcf9urU
Alban Berg "Violin Concerto" Christian Ferras Christian Ferras, violin Orchestre Philharmonique de la RTF Rafael Kubelik, conductor XIIème Festival de Besancon 09.IX.1960 http://www.youtube.com/watch?v=pm6DUNL21LM http://www.youtube.com/watch?v=IkY5uCEVifM
Christian Ferras - Béla Bartók Sonata No 2 http://www.youtube.com/watch?v=kzpAIXN1mHs&list=PL4463C30242A8A8DD Christian Ferras plays Wieniawski Mazurka http://www.youtube.com/watch?v=pZs_UYG_T6U
Christian Ferras - Chausson, Poème for Violin and Orchestra Op.25 http://www.youtube.com/watch?v=za7dYSSfrCM ショーソン:詩曲、 ラヴェル:ツィガーヌ、 オネゲル:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ フェラス (Vn) セバスチャン/ベルギー国立O (London LL-762 [LP])
Sonate pour violon seul-Honegger played by Christian Ferras http://www.youtube.com/watch?v=3zFqfV1UNrg 今回の目玉は、2009年10月11日の記事にも記したオネゲルの無伴奏ヴァイオリン・ソナタを収録したフェラスのアルバムである。 まずは目当てのオネゲル作品について。きちんとした演奏を聴いたのは初めてだったが、自分で譜読みした印象とそう大きく異なることはなかった。この種の作品の常としてJ. S. バッハの楽曲を強く意識させるのは仕方ないが、渋すぎず、でも噛めば味が出るような空気感に、オネゲルらしさが発揮されている。演奏頻度が高くないのはやむを得ないものの、完全に忘れ去られるには惜しい佳品である。 フェラスの演奏は、他の2曲にも通ずることだが、とにかく美しい。良い楽器のポテンシャルを存分に引き出した高級感たっぷりの音は、それだけで一級品と言ってよいだろう。 聴き慣れたショーソンやラヴェルでは、フェラスの特徴がより一層はっきりとする。解釈や独自の弾き崩しで聴かせるのではなく、磨き上げられた技術と美音でヴァイオリンの魅力を余すところなく端正に表出するといった感じ。カラヤンが好んで共演したのもよくわかる。 http://dsch1975.blog75.fc2.com/blog-entry-387.html シベリウス ヴァイオリン・コンチェルト ズービン・メータ指揮、フランス国立放送(ORTF)管弦楽団 http://www.nicovideo.jp/watch/sm1426444 http://www.nicovideo.jp/watch/sm1426762 http://www.nicovideo.jp/watch/sm1426874 http://www.youtube.com/watch?v=x6Kq0qMMpgU http://www.youtube.com/watch?v=qYR9ychIPJc http://www.youtube.com/watch?v=ZX-kUgjCAKo Sibelius - Violin concerto - Ferras / Cleveland / Szell live Christian Ferras Cleveland Orchestra George Szell Live recording, Cleveland 9-11.XII.1965 http://www.youtube.com/watch?v=1NMnaakv0k0 クリスチャン・フェラスのは youTUBEでモノクロ映像ですが全曲が見られます。指揮はメータで、カラヤンのときとは打って変わって大熱演でした。
___ だれもあげないフェラス盤。ホントにフェラスは忘れられてるなあ。 ヴァイオリン好きにはたまらない名盤!ポルタメントがいい。 2楽章が絶品。官能的です。線は細いし,美音です。 ____ フェラス! どうも人気がありません。なぜなのかよくわからないけど。 フェラスの2楽章。魅惑的です。 ま,私は逆にオイストラッフの演奏のよさがどうしても理解できないんですけどね。 フェラスはね,音程のずらし方が面白いんですよ。ポルタメントとは違うんだけど,低めに音程をとっておいてあとでずりあげるんですよね。あれが実にいやらしいんですよ笑 あと,あの極細かつ美音の音色。 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1232256492 ・フェラスのヴァイオリン小品集 官能的というかもう肉感的です・・・ http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1434292244
フェラスはなによりもあの嫌らしいポルタメントが魅力的。
細い線の官能的な響きで、正確な音程をとるまえにすこし低めに音をとってポルタメントでずり上げる技は肉感的だが、こういうのをシベリウスやクライスラーでやられると、ぴったりとマッチします。 そのほかスペイン交響曲などもうまい。それと、フランク、ブラームス、シューマン、ルクーのヴァイオリンソナタもいいですね。フランクは4楽章は平凡になってしまったが、1,2,3楽章がフェラス・ポルタメントと美音を堪能できる。 ブラームスの雨の歌もフェラス・ポルタメントの連続。あ〜ら、嫌らしいっ。 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1330614473 _________ フェラス破滅の原因となったいわく付きのカラヤンとの共演盤
・チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ・ヴァイオリン:クリスティアン・フェラス ・ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 http://www.youtube.com/watch?v=s3J2DF0p2l0 http://www.nicovideo.jp/watch/sm4251830 http://www.nicovideo.jp/watch/sm4251973
・1965年11月(協奏曲)、1966年10月(奇想曲)、ベルリン、イエス・キリスト教会でのセッションステレオ録音。 図体で気押すヴァイオリン フェラスというヴァイオリニストは、少なくとも優れた音楽家であるが、技術がファンタジーに追いついていない。この考えというか、妄想は、フェラスの演奏を初めて聴いた時からあって、最初は、この当時の技術水準云々ということで片づけていたのだが、どうやらそうでもないらしい。 フェラスの発する灼熱は、技術的な困難へ立ち向かうことから発せられるか、それとも、フェラスの意図から生まれるものなのか、ということを考えながら聴いていると、技術的に問題ない(と思われる)個所で、楽器の胴を極限まで太くならそうとする姿が浮かび上がってくる。 場所にもよるのだけれども、これらは単に響かせようとするだけにとどまるものではないようだ。実のところ、やろうとしていたことは、カラヤンと同じだったのかもしれぬ。 一楽章や、三楽章の速い部分では、明後日の方向え勢いを投げるがごとくかき鳴らす。猛烈な足掻きである。一楽章の有名な部分を管弦楽へ橋渡しする部分では、もはや前後のことを考えていないとすら思える。だが、何とかなってしまうから「優れた音楽家」とかいた。二楽章の抒情的な部分では、カラヤン張りの横の響きがと特徴的。 http://blog.livedoor.jp/musikvereinarchiv/archives/cat_746616.html ・シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ・ヴァイオリン:クリスティアン・フェラス ・ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
力強いヒロイックなフェラスと、巨大な書割としてのカラヤン 一楽章、遠くを見るというよりは、その場で歌うという始まりである。胴を響かせるはっきりとした歌である。フェラスの歌は、明らかに歌ってのだが、荒削りな部分があって、それが熱くさせるものをもっているようだ。最後はやや味気なく終わるが、それ以外はなかなかの仕上がりである。 二楽章、カラヤンのオーケストラが雄弁である。ソリストより雄弁である。だが、その中でのフェラスの役割は、オペラ楽劇での歌手が管弦楽の中で果たす役割に近い。場を広げ、その中で、ソリストを活躍させるということである。カラヤンの雄弁さは、やや具体性を欠くように設計されているのだ。だから雄弁であっても漠然としていて、ソリストが目立つという仕組みになっている。 三楽章は、颯爽と流れていくバティアシヴィリのものとは全く違う、しっかりと刻みつけていく、堂々とした仕上がりである。テンポは遅めで、リズムは跳ねるというよりは踏みしめるといった具合である。美しさよりも、迫力を前に出した演奏であるかと思う。遅いテンポながら、熱気がにじみ出る。チャイコフスキーで急にとってつけたようにギアを変えるということもない。 カラヤンとの一連の協奏曲の仕事の中で、最もフェラスが世にたたきつけた仕事ではあるまいか。 http://blog.livedoor.jp/musikvereinarchiv/archives/cat_746616.html フェラス/カラヤン/ベルリンPO(64、DG)のフェラスは懐かしい。 フランス出身で洒落た室内楽などを得意にしていた彼が、カラヤンにとりたてられて60年代に大協奏曲を次々と録音した。 しかし彼はほんとにベルリンフィルなどと大曲をガンガンやる人だったのだろうか。 その後は泣かず飛ばすで酒に溺れ体を壊し82年に49歳で自殺してしまった。 録音はイエスキリスト教会でほの暗く美しい。 第1楽章のヴァイオリンの音色を聴くとやや硬質な響きの中に懐かしい歌い回しで切なくなる。 高域を余裕綽々で弾きまくるという風ではなく、必死感がある所が訴えかける。 オケはさすがに安定感抜群で包み込む。16分をかけてロマンティックな演奏だ。 第2楽章のヴァイオリンの可憐な表情は素敵だがオケはかなりの重圧。 最終楽章も必死に弾くヴァイオリンをいざというときにはオケが平気で覆いかぶさる。 ヴァイオリンの音は美音という感じは無いが、何か独自の艶をもつ。 以前はカラヤンのシベリウスの一環としか思っていなかったが、 よく聴いてみるとヴァイオリンが独自の魅力を持つ演奏であることが分かる。 http://karajan2.blog101.fc2.com/blog-entry-925.html ・ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ・ヴァイオリン:クリスティアン・フェラス ・ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
http://www.youtube.com/watch?v=sezpb4sGeY8 ・ベルリン、イエス・キリスト教会でセッションステレオ録音。
カラヤンは60年代のすべてのヴァイオリン協奏曲を、フェラスとともに録音している。 こういうこだわりがあると、カラヤンの好みが最優先されているような気がしないでもなくて、ワイセンベルクや、このフェラスはまさにそのような雰囲気があると思う。いや、一番の有名な録音がカラヤンとの共演盤であるというだけの話で、両者とも実力の程はなかなかにあるわけだが。だからこそ、カラヤンは共演者に選んだのだ。 例によって、注目はカラヤンの伴奏に目が行きがちになる。ブラームスのヴァイオリン協奏曲の録音は結構あるけれども、これほどに管弦楽が分厚く鳴り響くブラームスのヴァイオリン協奏曲はもう二度と現れないのではあるまいか? たっぷりとしたブラームスのヴァイオリン協奏曲 たっぷりとして聞こえるのは、カラヤンの伴奏の分厚さだけではない。顕著にその傾向が表れるのは、三楽章で、第一主題のレガートは上で挙げた三者の中で一番多い。リズム強調を少なからず行っている演奏が多い中で、これを聴くとやたら図体が大きく聴こえる。1楽章では、柔らかい歌としてこの特徴は捉えられる。 http://blog.livedoor.jp/musikvereinarchiv/archives/cat_746616.html
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ・ヴァイオリン:クリスティアン・フェラス ・ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
・1967年1月25,26日、ベルリン、イエス・キリスト教会でのセッションステレオ録音。 可もなく不可もない
フェラスのヴァイオリンについてだが、はっきり言って、よくわからなかった。いや、だめだと言っているわけではない。歌う部分はあまり大げさにではないが、歌うし、他の演奏家で感じるような、曲の魅力を伝えていることは間違いない。 気になるのは、音が多くなる部分では急に機械的な処理にきこえたり、こなしているというような感触になったりとどうしても感じてしまうからである。慎重な面が前に出てしまったのか?まぁ、意図なのだろうが、よくわからないというのが正直なところである。 カラヤンの伴奏はブラームスの協奏曲のような分厚さはない。同曲の分厚さ加減で言えば、ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲の方が上であろう。 方針は、曲が持つ構えの大きい部分を主眼に置いた伴奏である。この曲の管弦楽は、伴奏然とした伴奏なので、そこまで派手なことはできないということもあってか、カラヤンの協奏曲での存在感の示し方からすれば、おとなしい方だと思う。 「結局どうなんですが?」ときかれたら、「悪くはない」と返答するだろう。 http://blog.livedoor.jp/musikvereinarchiv/archives/cat_746616.html フェラスとのベートーヴェンを聴きました Name:mkn Date:2010/05/19(水) フェラスとの共演の中で現在もっとも入手困難と思われるベートーヴェンの協奏曲のディスクを入手しました。HMVのネット通販での購入ですが、2002年発売とあります。
入りのティンパニがムター盤を上回る遅いテンポでそれが最後まで一貫します。ただフェラスがそれに付いていけなかったようで、もっとゆったりと歌えば良かったのでしょうが前のめりの部分や細かいフレーズの乱れが散見されました。それにつれてカラヤンの緊張もとぎれがちになったようです。 1964年に始まったフェラスとの公式録音は1967年のこれが最後だと思いますがブラームス(ムター盤に匹敵!)、シベリウス、チャイコフスキーには見られなかった乱れがカラヤンとの齟齬のようなものを感じさせました。よく言われるフェラス晩年の衰えが始まっていたのかもしれません。 フェラスとの共演盤をほぼ揃えることができましたが演奏の出来としてはいささか残念なものでありました。顧みられることが少ない演奏なのもやむを得ないのかもしれません。 http://www.progoo.com/bbs/karajanbbs2_tree_p_1428.html |