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癌の正体を暴露した男オットー・ウォーバーグ、ロスチャイルド家に一蹴され怖気づく その4
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/423.html
投稿者 BRIAN ENO 日時 2013 年 2 月 14 日 16:26:41: tZW9Ar4r/Y2EU
 


今日は、少し、癌の話とオットーの話から離れるが、
後々「癌の正体」「オットー」とも繋がってくるので、
興味のある方は、ぜひ、お読みください。

1.人間とは何ぞや?


私は、小学生低学年、
たぶん、小学2年生か3年生くらいの頃から、
生意気にも、人間とは、いったい何なんだろう?
そして、自分ってのは、いったい何なんだろう?
と自問自答してきた。
しかし、当時から、この疑問について、
友達に聞いたり、親に聞いたりしたことも、
まったくなかったが、私の心の中の疑問として、
今の今まで、ずーっと燻り続けていた。

僭越ながら、
私は既に50歳半ばにさしかかる年齢になったわけではあるが、
少なくとも、それらの疑問に関しておぼろげながらも、
わかりかけてきたような気がしている。
それを少し書いてみる。


「人間とは何か?」に限らないが、
己が探求しようとする対象の本質を究めるには、
その研究対象の現在の姿を分析しても片手おちである。
その手法は表層の分析で終わるのが関の山である。
そうならないためには、
研究対象のルーツを探ったり、源流を遡ったり、
ようするに過去を遡らずして研究対象は分析できないし、
語れない。
はたまた本質を究めることは過去を遡らずしては、
いささか無理であろう。
この、研究対象の過去を遡り本質を究める手法は、
いかなる研究においても一番一般的で、
オーソドックスな手法である。


2.人類の歴史を振り返る

では、まずは、人間の歴史を簡単に振り返る。
人類の歴史は700万年等というが、
これも諸説あるが、とりあえず、700万年としておく。
ここで重要なのは、
我々現代人のDNAの雛型がいつ頃完成したのか?
ということである。
生物学的に、ワニ、サメ、ゴキブリは太古からほとんど、
進化せず、言葉を変えて言えば、
早い時期に、完成形の雛型に辿りついたということであるようだ。

人間(現代人)の場合のDNAの雛型がいつ頃完成をみたのか?
これも諸説ある。
10万年前頃ではないか?
という説が多い。
当時は、家族を中心とする小集団で生活しており、
大型哺乳類等を狩猟して生活していたという。
その場合
、非力でひ弱な人間に必要になるのが、
知恵と道具(武器)とチーム・ワークである。
多くの研究者が、
この狩猟時のチーム・ワークが人間を人間たらしめるところと指摘するが、
私も同感である。
人間は、本質的に家族を中心とした小集団を形成する生き物であり、
その小集団での利他的な行動に特徴がある。

その辺に関し詳しく書かれた本があるので、
ひとつ紹介しておく。
著者は素人のライターである。
役所勤めの傍ら自らの探究を一冊の本にしたそうである。
著者に興味があったので、
出版社に問い合わせてもらい、
著者から私宛に2〜3度電話を頂いたことがあるが、
本人いわく、
特に、影響を受けた著書はないし、
著述家もいないそうである。
この理論は、完全な自分自身のオリジナルであると言っていた。
さらに、この分野の権威たる大学の教授連中に自著を何冊か謹呈したが、
誰にも相手にされず無視されたと言っていた。
それほど、権威で飯を食ってるお偉い御用学者は、
素人の論には関心を示さず、
己のことに精いっぱいなのであろう。

それはさておき、素人がここまで、
人間の本質に迫るという考察に感服するが、
その理論も充分に整合性がある。
興味のある方は、読むことをお勧めする。
たぶん、著者の理論の半分は、まぎれもない真理であろう。
蛇足だが、私が書いたレビューも貼り付けておく。

<引用開始>

ヒトの起源 役割を持ったサル [単行本(ソフトカバー)]
三階 哲
(著)

内容(「BOOK」データベースより)
生命とは何か?ヒトとは何か?我々は、何処から来て何処へ行くのか?を説く本能“感性”進化論。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
三階/哲
1949年生まれ。栃木県出身、同県在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

もくじ
我々は何者なのか、何処から来たのか?
生命
生物の環境認識手段(センサー)
生命は現象世界をセンサーを介して描く
生き残りのためのソフト(戦略)
生き残りのためのソフト(戦略)を形成するもの
凝縮進化の方向
生命に意思はあるか?
脳の発達
パターン化および好奇心というヒトの知性〔ほか〕


5つ星のうち 5.0 素人が書いた最高レベルの著作 2010/11/17
By papypapyhina
形式:単行本(ソフトカバー)
 人間の本性、本質、本能について調べている時に、この本の存在を知りました。
著作者もまったく無名(素人)の人物でしたが、アマゾンで、目次等を拝見し、
自分の知りたい情報が網羅されていると確信し、購入いたしました。
 
 この本の評価ですが、素人の方が、書いたとは思えない素晴らしい作品になっております。
まったく難しくはないですし、読みやすく、すらすら読めていきます。

 この本を読んでいると、わが国のライター達(特に大衆迎合主義、商業主義)のレベルの低さも感じます。
久しぶりに本物の著作に出会った気がしました。

 現代社会の様々な歪み、問題点の本質がこの本を読めば理解できます。彼の論旨すべてを受け入れることは、
できませんが、群れ理論等はひとつのスタンダードな理論になるべきものです。

 人間の本性、本質、本能について関心のある人、現代社会の歪みや問題点の根源はどこにあるのか?
等、その辺に関心のある人にはぜひとも読んでいただきたい、本です。必ず、満足していただけると思います。

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%92%E3%83%88%E3%81%AE%E8%B5%B7%E6%BA%90-%E5%BD%B9%E5%89%B2%E3%82%92%E6%8C%81%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%82%B5%E3%83%AB-%E4%B8%89%E9%9A%8E-%E5%93%B2/dp/4286046478/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1360799371&sr=8-1


<引用終わり>


この本のクライマックスは、
「人間は小集団を形成し、
その集団内において、
構成員である個々人には、
予め、
それぞれの役割が用意されており、
その役割をそれぞれがうまくやりこなすことで、
その集団が有機的に動き、
その集団の構成員も相互に満足感(小集団における自己の重要性の認識)を得られ、
それが、集団内の精神的な絆になり、
喜びを共有することで、様々な集団活動を有益にし、
言わば運命共同体のような小集団を形成していたのである」

月並みな言い方だが、

「人間は社会的動物である」・・・

さらに重要なのは、

「人間は他者とのかかわりの中で幸福観を見出す生き物なのである」

ということである・・。

簡単に言えば、他の野生動物と比較すると一人の人間は、ひ弱である。

その強靭なる大型の野生動物を狩り、彼らを食料としなければならない。

その宿命の中に、ひ弱な人間の生き残るべき人間の本質が見て取れる。

知恵と道具とチーム・ワークで、巨大で強靭な哺乳類等を捕え、
食料としなければ餓死してしまう。生存できないのである。

ここで、我々人類の本能ともいうべき利他的本性が必然的に現れる。

現在の野生の哺乳類にも、
我々人類の狩りの様子と似たような行動が数多く見受けられる。
しかし、彼らと人類の大きな違いは、道具を使わないことである。

人間はチーム・プレー、チーム・ワーク重要視型の動物なのである。

実例として、実感できるのは、
チーム・スポーツで勝利した時と、
個人スポーツで勝利した時の喜びの大きさの違いに現れている。

個人競技の場合、
(現在はトレーナーやマネージャーや栄養士等、個人競技であってもチーム的な個人が多いのではあるが・・)
勝利した時の喜びは、
ごくごく個人的な「思い」の内の喜びであることが多い。

チーム・スポーツの場合、
個々人の役割分担がそれぞれ異なり、
それらが相互に有機的な化学反応を起こし、
他のチームのそれを凌駕して勝利に結びつけることになる。

個々人は、それぞれの役割を十分に果たし、
それを、それぞれの相乗効果まで持っていき、
チーム全体を勝利に導くことができたということで、
自分の役割の達成により集団(チーム)の目標の達成に貢献した、
という充足感が得られる。

そして、同時に、それぞれの個々人の役割は違えど、
同じ思いで目標(勝利)を実現できたという喜びを、
それぞれが共感できるプラスアルファーの喜びに繋げることができる。

個人競技の場合は、
こういった喜びの共有というチーム競技独特の喜びを感じることは、
少ないであろう。

人類のDNAの雛型は、
今から10万年くらい前に、
このような利他的な本能を待たざる追えない状況の中で、
完成したのである。

ようするに、人類の本能の雛型は、
この頃、完成したのである。

本日の締めに、興味深いお話をする・・。

友人もいない、親もいない、伴侶もいない、
子どももいない、孫もいない、親族もいない、
知人もいない・・だけど大金持ち・・

これは、世界名作アニメの「ペリーヌ物語」の
大富豪ビル・フランの不幸を思い出すが・・
権力や金や物理的豊かさすべてを手に入れたビル・フランだが、
友人も伴侶も息子も孫もいなかった・・

大邸宅で一人寂しく食べる豪華な夕食・・
(使用人は大勢いるが・・)

心は寂しさ、わびしさでいっぱいであった・・
不幸のどん底である。

それを、孫のペリーヌが救う・・

涙なくしては観ていられない感動の場面がある・・

他者とのかかわりの中で、利他的本能を発揮し、幸福を享受するのが
人間の本質であり、本能であり、人間本来のあるべき姿なのである。

「人間は他者とのかかわりの中で幸福観を見出す生き物なのである」

ビル・フランは、ペリーヌに出会い、

富や物理的な豊かさや権力が人間の幸福とは無縁の
ものであることを知り、

人間本来の幸せのあり方と、
人間どう生きるべきか、
人間は本来どうあるべきか
人間本来の姿を人生の第四コーナーで
学んだのである・・

しかし、話は前後して申し訳ないが、
ビル・フランが悟ったハズの教訓が
脆く破壊される時がやってくるのであった。


この利他的本能を持ち合わせたハズの人類は、あ
る出来事により、180度利己的に変わっていくのである。

続きは次回で


ペリーヌ物語については、
以下を参照してください・・

世界名作アニメ「ペリーヌ物語」第一回、感動の名作をご覧ください!
http://www.asyura2.com/11/music4/msg/315.html
投稿者 BRIAN ENO 日時 2011 年 8 月 04 日 11:05:49: tZW9Ar4r/Y2EU


ペリーヌ物語の頑固爺、ビル・フランと白馬童子「山城新伍」それぞれの老後・・
http://www.asyura2.com/12/music7/msg/289.html
投稿者 BRIAN ENO 日時 2012 年 5 月 10 日 14:03:51: tZW9Ar4r/Y2EU

 

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コメント
 
01. BRIAN ENO 2013年2月14日 20:38:46 : tZW9Ar4r/Y2EU : yhmbAsnuyo
>このような利他的な本能を待たざる追えない状況の中で、(誤)

このような利他的な本能を持たざる負えない状況の中で、(正)


02. BRIAN ENO 2013年3月06日 10:01:00 : tZW9Ar4r/Y2EU : yhmbAsnuyo
メリル・ストリープ主演「誤診」実話に基づいた映画
http://www.asyura2.com/13/music11/msg/419.html
投稿者 BRIAN ENO 日時 2013 年 3 月 06 日 06:36:30: tZW9Ar4r/Y2EU

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