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オットーについて少し補足しておく・・
1.ノーベル財団の文献より
まず、ロスチャイルド家のビジネスに役立つ学問なりに与えられるノーベル賞について書く。ノーベル財団から出版されている「ノーベルとノーベル賞」という文献からのオットーに関する記事を引用しようと思う。
その中で、オットーは絶賛され、
彼には少なくとも3回の賞に値する科学者であることが記述されている。
1回目は既に書いたが、
1926年、受賞直前でロスチャイルド家の「待った!」が入り、
幻となった受賞・・・。
代わりに、
フィービガーの「線虫による癌化」というとんでもないイカサマ論が,
受賞したのである。
2回目は既に書いたが、
1931年に「生体酸化における鉄ポルフィリンの触媒作用の発見」
によって受賞する。
3回目は1944年及び
「生体酸化における酸素運搬体としてニコチンアミドとフラビンを固定」
した業績により、
ノーベル賞候補にノミネートされた。
しかし、ヒトラーにより阻止された・・・
とこの文献には書いてある。
ようするに、2回目(1931年)の研究は・・
(特にロスチャイルド家の家業に直接貢献する研究ではなかったが)、
1回目(1926年)のノミネートでオットーの
「癌の正体の研究」で彼の受賞を潰したロスチャイルド家にしてみれば、
彼らの家業に貢献しなくとも、
「癌や病の正体を究めた研究」で,
ロスチャイルド家に十分すぎるほどの貢献をしていたので、
その御褒美として受賞させたわけである。
3回目のヒトラーが阻止した云々・・
これに関しては、
真相は以下のようなことだと思う。
ナチスが権力を握る中、
ユダヤ人大富豪の象徴たるウォーバーグ家の人間(科学者)が,
大手を振ってドイツ国内に住み、
自由に研究を行い、
なんと、2回目のノーベル賞受賞・・・。
もし、受賞した場合、
ユダヤ人大富豪のオットーが何一つ不自由なく研究の没頭できる環境であることが、
世に知れると、
一般人は、なぜ?なぜ?オットーだけ・・
ユダヤ人なのに亡命もせず、
何一つ不自由なく、
研究できるの?
なぜ?
オットーは、
ユダヤ人なのにヒトラーやゲーリングやナチス幹部と入魂の仲なのだろう?
・・と・・ご主人さまにとってはよからぬ反響を巻き起こす危険性がある・・。
そんなことになるくらいなら、
最初から受賞させないでオットーには、
例によって、
静かにしてもらった方が得策だ!
とロスチャイルド家が考えたのであろう。
2.エリク・ウォーバーグとオットー
既にエリク・ウォーバーグについては書いた。
ミテルヴェーク(モーリッツ1838−1910)のウォーバーグ家の人間で、マックス・ウォーバーグ(1867−1946)の息子である。
彼は(1900生まれ−1990没)なので、
1883年生まれのオットーとは17歳違いで、
オットーは、彼のことを
「お若いの、なんとかかんとか・・・?」
と冷やかしを込めた言い方で、
エリクを呼んでいたそうである。
「よう、お若いの、健康の為、乗馬をしてるだろうね・・・?」
とか・・
「よう、お若いの、タバコなんぞ、吸ってはいないだろうね?」
とか・・
そんな感じだったいう。
エリクはロスチャイルド家から、
オットーを死ぬまで監視するように命じられ、
エリクは忠実にその命令を守り、
変人オットーの想定外の暴走を未然に防いだ。
ロスチャイルド家との密約である乗馬に関する、
乗馬ズボンから馬術用品から乗馬用の馬の調達まで、
全部、エリクが、無償でオットーに提供したという。
研究に関する文献や研究資料もエリクがオットーに無償で提供した。
ドイツが降伏してドイツに進駐し始めたソビエト軍に対し、
オットーは、
「ワシをだれだと思っている・・ワシは天下のノーベル賞受賞者の科学者であーる!
かの有名なウォーバーグ家のオットー・ウォーバーグ教授であーるのだぞ!」
とひるむことなく堂々と言ってのけたという。
ソビエト軍がアメリカ軍部隊のベルリン進駐を認めると、
エリクはロスチャイルド家の命令で、
オットー探しに奔走したが、
すでに、ホットラインでオットーの所在は把握でき、
こともなく再会をはたしたのであった。
終戦のドサクサでも、
特権階級のオットーの身柄は、
ロスチャイルド家との密約により身分の保障と安全は、
ソビエト軍とアメリカ軍に安全に確保保護するように密令がでていたのであった。
エリクとオットーが再会した時の逸話としては、
エリクに再会したオットーは、
すぐさま、
「研究器機を取りに行きたいので、ガソリンが40リットル必要だ!」
と冷たく、エリクに言い放った。
エリクは、
「それは無理だよ・・この終戦間もないドタバタ状況ではね・・
それに、それは禁止事項だよ!オットー!」
これにオットーは、
「エリク!何が何でも必要なんだ!なんとかしてくれ!」と、
懇願するオットー・・・。
仕方なく、エリク、また特権階級の力で、
いとも簡単に、
40リットル以上の大量のガソリンを調達して、
オットーに提供したそうである。
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