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東海アマ 2003年10月15日    (注)リバイバル
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/235.html
投稿者 アカラサーマ 日時 2012 年 4 月 24 日 23:34:38: pko0u9BjCO3u6
 

★ 2003年10月15日水曜日、午前8時半更新、恵那郡では豪雨の後、今朝は晴れ間が見えている。耳鳴りが凄まじい。澄んだキーン音は経験則からフィリピンプレートのM5〜7と思われる。発生状況では、すでに昨日、フィリピン・フィジー・択捉にM6が発生しているが、南西諸島や小笠原海域に続発するかもしれない。この数日間出ている畝状帯雲(M6以上の大型震源の特徴)は全天を覆う状態で、震源が近いか、遠方なら非常に大きいことを示している。発生状況には該当らしきものはM5.6余震程度で、17日の半月トリガーの発生と考えている。宏観レポートなどから東関東地域〜東北太平洋岸の疑い。北陸・山陰には、依然、孕震区であることを示す赤焼けが続いている。

 さて、噂の盛り上がりが最高潮に達している東海地震について、どのようなスタンスで臨むべきか筆者が当HPで書き続けてきたことを再度、述べておきたい。
 地球史的に一定の間隔で日本列島を襲う巨大地震があり、その主役がフィリピンプレートの北上圧力によって発生する南海トラフの定例巨大地震(東海〜東南海〜南海)である。日本列島付近では地球上の1割の地震が発生しており、世界のM8級巨大地震のメッカと言えよう。これは、およそ70〜150年間隔で日本主要産業ベルトに一致する地域をM8級規模で襲い続けてきた。
 この南海トラフ巨大地震が、日本歴史の主要な舞台、地域と完全に一致し、また歴史的に醸成された産業地帯と一致するのは何故だろう? この視点を提起した文献は存在せず、したがって文献だけが全ての知識と勘違いしているアカデミー関係者の誰も言っていない。筆者だけが勝手に述べていることになっている。筆者は、次のように書き続けてきた。
 地震による変動・破壊が、権力・政治・産業・農産・生活様式に対する価値観の硬直化、絶対視を否定し、能動的・流動的・相対的な価値観を成立させ、政治・経済の変化を促す原動力になったと想像できる。すなわち、地殻変動による恵みによって、山陽道・西海道・近畿・東海道産業ベルトが成立したと考えることができると。
 また、農産では、雷の多発地帯と一致し、空中窒素の固定による増産があっただろう(地震と雷は深い関連がある)。さらに花崗岩の変動地帯では多様な鉱物を大量に産生し、大量生産、産業基盤を支える鉄器などの資源を支えた。だが最も大切なことは、硬直した所有関係が破壊され続けたことであった。人々は70〜150年に一度、壊滅的な被害を被り、生活を根底から破壊された。このことが余剰生産力を生む要因となった。必要以上に働く結果、余剰生産力によって強固な権力が成立したのである。例えば江戸が火災によって発展した経緯を思い出されたい。
 この産業ベルトであり、巨大地震常襲地帯でもある特別な地域では、定例的な(そのスパンは、一人の人生の長さに等しい)価値観の破壊が起こり、それこそが日本国家を世界史の中でも希にみる活性化した地域とし、その特異な文化を醸成したと考えられるのである。こうした視点で、関東大震災や東海地震を見るべきであり、いたずらに私有財産や生命の崩壊を恐れるべきではない。地震による私有財産・生命の破壊は、人間社会にとって大掃除と考えねばならないのだ。死ぬべき人は死なねばならない。失うべき財産は破壊されねばならない。
 日本は地震のおかげで繁栄しているのであって、これにより私有財産が破壊され、絶対化した価値観(私有財産・権力)が崩壊することこそ、文化・地域活性化にとって最も大切な条件なのだ。定例的な戦争と共に、巨大地震によって人が大量に死ぬことも大切な要素である。このことを理解できない人には私のHPのスタンスも理解できないだろう。
 関東大震災は70年スパンであって、その発生必然性のピークは2001年であったが、未発が続いている。これはエネルギーを蓄積していることを意味し、2000年ならM7.3と推定されたエネルギーも今ではM7.8〜8.0まで貯まっていると考えている。北海道のM8級など極めて活性化したプレート運動を見ると、すでに満期に達し崩壊寸前の関東地殻変動が、いよいよ年内にも発生する可能性は極めて高いと考える。しかし、震源を特定できる具体的な前兆を、まだ確認できていない。
 過去の南海トラフ定例解放の法則性を考察すると、今度の解放が、前回の安政でなく宝永連続解放(M8.6三連発同時発生)のタイミングに似ていると考えている。慶長や白鳳などの記録もあり、300年ごとに巨大解放が起きる法則性があるように思う。
 巨大地震発生前には、電磁波の異常伝播(不感地帯の伝播)や極端な抑圧(例えば行徳データが収束したまま針が振れない)などの特異な現象が見られる。今回、十勝沖M8でも半年前からそうした現象が見られ、巨大地震の接近を感じ取っていた。十勝沖発生後も、連日連夜、同じ現象(抑圧)が続いているが、それが余震によるものか、別の本震なのか確認できない。
 14日の段階では、地震雲、テレビ受信障害、アクアリウム、耳鳴りなどから、17日の半月までにM6〜7プラスが東関東〜北海道に発生する可能性があると考える。北東〜南西方位の波状雲、畝状雲など大型で危険な地震雲が連日出ていることが根拠である。
 
 串田氏は、「科学とはこのようなもの」との既成観念にとらわれ、アカデミーの硬直した手法から一歩も抜け出てない。彼には、地殻変動・地震こそ日本の特異な文化の根底にあることも理解できていない。震災は不幸をもたらすとは限らない。地震を怖いもの、忌むべきものと見る視点そのものが誤っている。だから価値観が強制的に破壊されることのメリットも理解できていない。
 串田氏もアカデミー地震予知全部も、水戸黄門のような愚民化洗脳番組に毒され、エライ人(立派な人、アタマの良い人、優れた人)が愚かな大衆を助けてやるという根元的に誤った錯覚の上に立っているのである。地震予知というより、日本の学問体系、アカデミー全体がこうした北朝鮮なみに洗脳された愚民化思想に依拠しているといえよう。これは支配階級の利益に奉仕するための観点であって、こうした姿勢では、数百種類もあるファジーな前兆や玉石混淆の雑多な情報から大切なモノを拾い上げるという方法論も理解できないだろう。これを理解するのは次の点を知れば容易なことだ。
 それは、地震予知によって利益を受けるのは一人一人の大衆であって、一人一人が自分なりの予知方法を研鑽し発見し、自分の人生に有効に役立てることを情報の基本にすべきという視点だ。アカデミーのエライ先生の褒賞や串田氏の名誉のために予知が存在するのではない。一人一人の人生のために予知が存在していると知るべきである。
 筆者は、地震予知という、ひとつの遊びのジャンル、趣味のテーマ・カテゴリーを提案し、広めようとしている。真の学問とは遊びながら学ぶものである。一人一人の人生にフィードバックするために遊ぶのである。

http://www1.odn.ne.jp/cam22440/yoti01.htm  

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