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(回答先: ブッシュ政権はまだウサマに決着を付けない!|あっしら|韋駄天掲示板 投稿者 上葉 日時 2010 年 1 月 19 日 03:59:17)
◇韋駄天迷宮--韋駄天掲示板過去ログ
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[22491] ブッシュ政権の「対イラク戦争」は自己崩壊を加速させるもの
投稿日 2001年11月20日(火)17時28分 投稿者 あっしら 削除いわゆる「湾岸戦争」後も難癖を付けて対イラク空爆を繰り返しているアメリカ政権内部で、今度は本格的なイラク攻撃が扇動されている模様。
ブッシュ政権のなかには、9.11事件を契機に“欺瞞”と“恫喝”を駆使することで、G8及びNATOを中心とした諸国家から参戦と支持を取り付けながらアフガニスタン侵攻に踏み切れたことに奇妙な“成功感”を感じている人たちがいるようだ。
しかし、ブッシュ政権が「対イラク戦争=第2次湾岸戦争」に踏み切ることは、昨年末あたりから顕在化してきた「世界同時不況」と現在展開中の「アフガニスタン戦争」で大きく進み始めた“国際金融マフィア”による「近代世界収奪システム」の崩壊をよりいっそう加速させていくことを意味する。
アメリカ及びその同盟国が対イラク戦争を実行するためには大きな覚悟がいる。
1)アラブをはじめとしたイスラム教徒の憎悪を全身で受け止める覚悟
(対イラク戦争を支持するイスラム教基盤国家も政権崩壊の危機を迎えかねない)
2)イラクバース党政権崩壊により誘発される中東地域での政治・軍事的混乱を受け止める覚悟
3)アメリカ及びその同盟国における国内世論の大分裂を受け止める覚悟「湾岸戦争」及び「アフガニスタン攻撃」に関しては、まやかしとはいえ、現実としてそれなりの支持を得ることができた。それでも、「アフガニスタン攻撃」に対して、イスラム世界やヨーロッパでは“反戦運動”がそれなりに展開されている。現時点での対イラク戦争は、「湾岸戦争」や「アフガニスタン攻撃」のような“大義”がなく、ずっと小さな支持しか得られないだろう。
ブッシュ政権のある部分は、今回の9.11事件と「アフガニスタン攻撃」に対する世論を分析して“世の中の人間はバカばかり”と判断したかもしれないが、それは甘い読みだ。ブッシュよりも知性が劣る人間は数が圧倒的に少ない。
ブッシュ政権が対イラク戦争を仕掛けるとしたらその目的は、
1)世界を継続的に戦争状態に置くことで軍需産業の利益を計るとともに“国民管理体制”を強化する
2)アメリカ及びその同盟国以外の世界を、強力な軍事力を背景として露骨に“直接支配”状態とする。
(資源や経済力がない地域はその対象ともならない)3)9.11事件について、政権の無能な対応や真相の隠蔽
※ 昨日アップしたように、「9.11事件が軍事的に“解決”されれば、アメリカ国内では、9.11事件に対するブッシュ政権の“対応問題”が論議の的になってくるだろう。外に向けられていた意識が、今度は内に向くようになるのである。大統領を始め国防総省のあのブザマな対応ぶりが世論及び議会によって俎上に乗せられることになる」
ブッシュ政権が統一意志として「対イラク戦争」を企てるとしたら、それは「近代世界収奪システム」にとっても愚策であり、「近代世界収奪システム」の崩壊を速める役割しか担わないだろう。そして、ブッシュ政権が「対イラク戦争」に踏み切ったら、我が日本の小泉政権も、アフガニスタン攻撃と同じように参戦するだろう。もちろん、「対テロ特措法」の枠内として....
参照:『米国「アフガン攻撃」の最終目標はズバリ!中国』(http://asyura.com/sora/war3/msg/817.html)