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(回答先: 知らぬが仏 _ FX は『ネットパチンコ』 _ 金はすべて胴元に取られる 投稿者 中川隆 日時 2016 年 10 月 22 日 19:36:14)
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ブル・ベア型(レバレッジ型)のETF
今、多くのETFの中で、常に売買代金のトップに出てきて、大人気なのがブルベア型の ETF です。
レバレッジ ETF とも呼ばれます。
レバレッジをかけるので、リターンも大きいし損失も大きいですね。
短期売買の投資家に好まれます。
このタイプのETFは、信用取引で使われることが多いです。
すなわち、デイトレード・スイングトレードをする人が、相場の流れを見ながらロングしたりショートしたりすることが多いはずです。
もちろん、一般的な株式投資の一環として買いで入って数か月間保有して、通常よりも2倍3倍の利益を取って撤収する人もいるでしょう。
ただしこれらの銘柄の場合、一番大事なのは流動性の高さ順です。
流動性が無いと、相場の急変時に決済できなくなるので、コストである信託報酬など、ハッキリ言ってどうでもよくなります。
トレードの種類によって、活用すべきETFが変わってくるのですから面白いなと思うと同時に、ETFの可能性の凄さを感じます。
●TOPIXにレバレッジをかけられるETF
ETFの名称 : 証券コード : 信託報酬 一言コメント
ブル型 TOPIX ブル2倍 上場投信 : (1568) : 0.75% 管理人利用中
ダイワ上場投信-TOPIXレバレッジ(2倍)指数 : (1367) : 0.75%
ベア型 TOPIX ベア 上場投信 : (1569) : 0.75%
TOPIX ベア2倍 上場投信 : (1369) : 0.75%
ダイワ上場投信-TOPIXダブルインバース(-2倍)指数 : (1368) : 0.75% 1/6上場
●日経平均にレバレッジをかけられるETF
ETFの名称 : 証券コード : 信託報酬 コメント
ブル型 日経平均 ブル2倍 上場投信 : (1579) : 0.75%
NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信 : (1570) : 0.8%
上場インデックスファンド日経レバレッジ指数 : (1358) : 0.7075%
ダイワ上場投信-日経平均レバレッジ・インデックス : (1365) : 0.75%
楽天ETF−日経レバレッジ指数連動型 : (1458) : 0.35%
ベア型 日経平均 ベア 上場投信 : (1580) : 0.75%
NEXT FUNDS 日経平均インバース・インデックス連動型上場投信 : (1571) : 0.8%
NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信 : (1357) : 0.8%
日経平均 ベア2倍 上場投信 : (1360) : 0.75%
ダイワ上場投信-日経平均ダブルインバース・インデックス : (1366) : 0.75%
楽天ETF−日経ダブルインバース指数連動型 : (1459) : 0.35%
http://558110.info/nihon-kabushiki.html
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日経レバレッジETF型の商品に投資するとき気を付けるべきこと(1570)
http://earningmoney.hatenablog.com/entry/nikkei-leverage-etf
日経レバ(1570)の基礎解説
今回は大人気の日経レバレッジ型ETFの基礎的な仕組みを説明してみます。
日経レバレッジETFを知っている人は、要は日経平均株価の2倍動くんでしょって理解しているとは思います。概ねそうなのですが、単純に2倍ではないですよってことを書いてみます。
大人気のレバレッジETF
ETF は流動性が低いものも多い
ETF(日経平均株価などの指数に連動する上場投資信託)は通常出来高が少なく、市場で売買しにくい商品も多くあります。流動性がないので機関投資家はETFの組成って方式で投資するのが一般的ですが、個人投資家には難しい手法(大金を持っていれば別)。
市場で売買しにくいって上場の意味ないじゃんって思う人もいるかも知れませんし、その通りだと思います。
トヨタをしのぐ流動性
ただ、そんな流動性のないETFとは全く違うのが、日経レバレッジ指数ETF(1570)です。この商品は、日経平均の2倍動くように設計されているため、株式市場の上昇を見込むブル投資家が効率よく利益を狙う商品として大人気。
リーマンショック以降の米国、欧州など世界中の中央銀行が量的緩和(QE)に乗り出す資金じゃぶじゃぶ環境下で世界の株式市場が急回復を遂げる中で遅れていた日本株。それがアベノミクス以降ほぼ一本調子で上昇を続けていたことから、一層2倍の値動きに魅力を感じて人気が高まってきたことがうかがえます。
ネット証券トップシェアのSBI証券において、売買代金ランキング1位の常連銘柄になっています。その下は、
2位:三菱UFJフィナンシャルグループ
3位:トヨタ自動車
4位:三井住友フィナンシャルグループ
5位:ソフトバンクグループ
みたいになりますが、この上位4銘柄(2位〜5位)の売買代金を足しても、日経レバ(1570)と同程度。
日経レバレッジ指数ETF(1570)が非常に活発に売買されていることが分かりますね。
レバレッジ ETF の特徴
レバレッジとは梃子のこと
レバレッジとはてこ(梃)のことで、金融市場では原指数(株式指数、原油価格指数などさまざま)値動きを増大する作用のことを指します。
そのため、今回話題にしている日経レバレッジ指数ETF(1570)は、原指数である日経平均株価の値動きを大きく(2倍)反映する指数ってことですね。
2倍動くの意味
日経平均株価の2倍動くという意味なのですが、これはあくまで前日比の2倍ということを指します。
そのため、日経平均株価が15,000円の状態から前日比10%上昇(例にしては変動幅ありすぎですが計算しやすいように10%)となる16,500円になった場合、日経レバレッジ指数ETFは20%上昇します。
仮に日経レバETFが15,000円(後ろの議論を理解しやすくするために日経平均株価と同数値とした)だとしたら18,000円の上昇ですね。
この場合、上昇率(10%)と値幅(2,000円)が一致します。
しかしこれは、1日でこの変動が起きた場合。
仮に2日かけて、
15,000円→15,500円(1日目、前日比500円高、3.333%上昇)→16,500円(2日目、前日比1,000円高、6.452%上昇)
と変動した場合、
日経レバETFは、
15,000円→16,000円(1日目、前日比1,000円高、6.666%上昇)→18,065円(2日目、前日比2,065円高、12.903%上昇)
っていう値動きになります。
日経平均株価と日経レバレッジETFのそれぞれの値動きを比較すると、
1日目は、日経平均株価が500円高、日経レバETFが1,000円高とちょうど2倍の値動き。
一方で、2日目は、日経平均株価が1,000円高、日経レバETFが2,065円高とちょうど2倍にはなりません(端数の65円が生じている)。
なので、2日間合計の値動きをみると
日経平均株価は1,500円上昇
日経レバレッジETFは3,065円上昇
となり、ちょうど2倍の値動きにはなりません。
これは日経レバレッジETFの性質が、日経225の前日比の変動率の2倍の変動率を持つため発生するズレですね。
長期では2倍にならない
だから、日経レバレッジETFを買ってしばらく放置(笑)していたのち、一か月後に日経平均が3,000円上昇しましたってことがあったとしたら、日経レバはその2倍上昇しているってわけではないのですね(どれだけ上昇しているかは日々の変動幅がどのように積みあがって3,000円上昇したのかっていう経路次第)。
上の具体例は2日間だったため、ズレは小幅でしたが、仮に一年だったら結構ずれることになります(もちろんたまたまズレないこともある)。
指数の上昇日での追加買い、下落日での売り
レバレッジ指数型のETFは値上がり局面では、元本の2倍値段が動くという性質を担保するために、元本の増額を行わなければなりません。これは値上がり当日の終値に先物を買うって形で行います。
正確に当日の終値で投資できれば値段のズレ要因にはならないのですが、値上がり日の終値付近で元本増加の追加投資を行っているため、単純に指数を保有した際の2倍の値動きにならないことになります。
こうした要因も値段のかい離幅になっています。
ここでは、上昇日を例にしましたが、下落日は元本を先物の売りって形で行いますが、同様に値段のかい離効果を生み出します。
信託報酬もある
まあ、これは蛇足的なのですが、ETFというのは上場投資信託です。
投資信託である以上、運用会社がいて、その運用会社に信託報酬をとられる(当然の権利ですが)ことになります。
この日経レバでいえば、投資家が預けている(ETFを買うことは運用会社にお金を預けているってこと、この辺りが純粋に株を持つことよりコスト高要因)お金に対して、年率0.864%(税抜き0.80%、消費税が変わったらこの額に消費税率がかかる)かかるわけですね。
この信託報酬は、ETFなのであまり高くはない(インデックスファンドと比べても)ですが、単純に2倍でない要因としては、無視できないですね。
ここで上げたような例は、レバレッジETFだけでなく、ベア型(日経平均、TOPIXなどの指数が上昇したら下がり、下落したら上昇するという反対の値動きを持つ)ETFなどでも同様ですね。
空売りに日経レバレッジETFを使う場合は、信用取引金利が最も安いむさし証券が良いと思います。
http://earningmoney.hatenablog.com/entry/nikkei-leverage-etf
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人気沸騰「レバレッジ型ETF」の落とし穴
井出真吾:ニッセイ基礎研究所・チーフ株式ストラテジスト+
http://diamond.jp/articles/-/84244
株価が激しい動きを示すなかで、“レバレッジ型ETF”が投資家に非常な人気となっている。
だがその仕組みや値動きの特性は必ずしも理解されていない。運用手法研究の専門家が、“利用上の注意点”を解説する。
資金集中のあまり募集停止も
レバレッジ型ETFとは?なぜ人気?
レバレッジ型ETF(上場投資信託)が人気だ。
代表的な「日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信」(日経レバ)の2015年1月から12月18日までの累計売買代金は約40兆円で、2位のトヨタ(約16兆円)を大きく引き離す。投資資金が集中したあまり、15年10月には「日経レバ」など3本のETFが募集を一時停止して話題になった。
これほど人気になった理由としては、個別銘柄を選ぶ手間が省ける上、日経平均やTOPIX(東証株価指数)に連動するインデックスファンドより大きく値上がりしたり、株価が下落する局面でも儲かるチャンスがあったりする便利さがうけたのだろう。リスクを好む個人投資家を中心に急速に普及しているようだ。
そもそもETFとは、日経平均やTOPIX、業種別株価指数など特定の指数に連動する投資信託だ。
レバレッジ型ETFにも指標となる指数があり、日本株を対象としたものでは現在、日経平均・TOPIX・JPX日経インデックス400それぞれについて、ブル(レバレッジ)型、ベア(インバース)型、ダブルインバース型の計9種類が指定されている。
いずれも日々の騰落率が、日経平均など元指数の2倍、マイナス1倍、マイナス2倍となる値動きをする。
例えば「日経レバ」の場合、日経平均が2%値上がりした日は4%値上がりし、3%下落した日は6%下がる。一方、日経平均ダブルインバース・インデックスの場合は日経平均が2%値上がりした日は2倍の4%下落し、日経平均が3%下落した日は6%上昇するといった具合に、元の指数と符号が反対の値動きとなる。
梃子(レバレッジ)のように元指数の何倍かの動きをするため、これらを総称して“レバレッジ型”もしくは“インバース型”ETFと呼ぶ。
先述の通り、投資資金の集中で、3本のETFが15年10月に募集を一時停止した。その理由を理解するには、ETFの「一物二価」の特性がカギとなる。
株価予想的中なのに損もあり得る
高値づかみを招く“価格の乖離”に注意
「一物二価」とは、一つは「基準価格」と呼ばれるETF発行市場における価格、もう一つは証券取引所(流通市場)で売買されるときの「市場価格」を指す。
「指定参加者」と呼ばれる証券会社等や大口投資家は、基準価格に見合う現物株や現金をETFの運用会社に拠出し、ETFの受益証券を発行してもらう(設定制度、図1参照)。
指定参加者等は受益証券を取引所で市場価格で売却できる。反対に指定参加者等は市場で買い集めたETFを運用会社に返却する代わりに、基準価格相当の現金や現物株を受け取ることもできる(交換制度)。
一方、一般の投資家は、流通市場の市場価格で売買することになる。
◆図1:ETFの仕組み
http://diamond.jp/articles/-/84244?page=2
この設定・交換制度によって、ETFの市場流通量が変化する。
基準価格より市場価格が高い場合、割安な基準価格で設定したETFを市場で売却すれば、差額が指定参加者等の儲けとなる。
反対に市場価格のほうが安ければ交換を利用して利益を得ることも可能だ。
こうした裁定機能が働くため基準価格と市場価格の差が生じにくい仕組みとなっている。
しかし、図2の「日経平均ダブル・インバース型ETF」(日経Dインバ)のように基準価格と市場価格が乖離することがある。
◆図2:「日経DインバETF」の市場価格と基準価格の乖離率
http://diamond.jp/articles/-/84244?page=2
基準価格はファンドの純資産額から一義的に決まるのに対して、市場価格はオークションと同様に需給でも変化するためで、売り需要より買い需要が極端に多いと基準価格に比べて高くなることがあるのだ。
通常なら両者に乖離があると価格調整機能が働くはずだが、この時期は運用会社が新規設定を一時停止していた。そのため買い需要に供給が追いつかなかった。加えて、市場で取引する投資家が価格の乖離を認識していなかったことも原因だと考えられる。
終値ベースで最大の乖離は、15年12月1日に発生した7.2%であった。この日は日経平均が約3ヵ月ぶりに2万円を回復し、目先の反落を見込んだ投資家が「下がれば2倍儲かる」ダブル・インバース型ETFに数日前から大量の買い注文を出していた。その後、日経平均は約1万9000円まで下落し、12月10日には乖離率が0.3%まで縮小した。
ここで簡単な計算をしてみよう。
12月1日から10日の日経平均の下落率4.8%に対して、2倍(すなわち約10%)値上がりするはずの「日経Dインバ」の市場価格は、3.1%の上昇にとどまった。理由は簡単で、市場価格と基準価格の乖離が縮小したからだ。
この期間に基準価格は10.2%上昇したが、乖離率が6.9%縮小したため、この差の約3%が市場価格の値上がり率となったわけだ。乖離率が大きいほど高値づかみになるため、たとえ株価の予想が的中しても思ったほど儲からなかったり、逆に損したりすることもあるので注意が必要だ。
なお、基準価格でETFを新規設定できる指定参加者や大口投資家だけが儲けたと考えるのは誤解だ。なぜならこの期間は設定が一時停止されていたので、割安な基準価格でETFを手に入れることができなかったのだから。
“15分間に巨額の先物売買”による
価格形成の歪みも設定一時停止の理由
ところで、運用会社が「日経レバ」などの新規設定を一時停止した理由は「先物市場の流動性を踏まえて、運用資産規模(純資産額)を適正な範囲に維持するため」とされる。端的に言えば、人気が殺到して株価指数先物の売買量が多くなり、先物市場に及ぼす影響を無視できなくなったということだ。
実際にどのような売買をするのか「日経レバ」ETFの例で説明しよう(図3参照)。
◆図3:「日経レバ」ETFの先物売買イメージ
http://diamond.jp/articles/-/84244?page=3
運用会社は日々の取引終了時点で、純資産額の2倍相当の日経平均先物を買い持ちする。たとえば純資産が100億円なら200億円相当の先物を買い持ちして、翌営業日の値動きが日経平均の2倍となるようにしている。翌日に日経平均が10%値上がりすると先物も10%値上がりして20億円の利益が出る。この利益の分だけ純資産が増えて120億円になる。このとき先物は220億円分を保有しているが、翌日も「2倍の騰落率」を維持するためには純資産の2倍、すなわち240億円相当にしておく必要がある。そのために20億円分の先物を買い増す。
反対に日経平均が10%値下がりすると先物から20億円の損失が発生し、純資産も20億円減って80億円になる。先物は180億円相当になっているので、純資産の2倍の160億円にするため20億円分を売却しなければならない。
この先物の売買は、基本的に現物株の取引が終了する午後3時から先物の取引が終了する3時15分の間に行われる(実際は午後3時より前に先物の売買を一部実施することもあるらしい)。ETFの運用資産規模が大きくなると、15分間に売買する先物の量が増えて価格形成を歪めてしまう恐れがある。運用資産規模が大きいほど運用会社が得る管理手数料(信託報酬)が増えるが、先物市場の健全性を優先して新規設定を一時停止した格好だ。
「ずっと持っていれば2倍儲かる」
というのはよくある誤解
レバレッジ型ETFに関して、「ずっと持っていればいつか株価が上がったときに2倍儲かる」と誤解する人が多い。「日経レバ」など2倍タイプETFの1日の騰落率は日経平均のほぼ2倍だが(図4参照)、ある程度の期間保有した場合は2倍になるとは限らない。
◆図4:1日の騰落率は日経平均の2倍
http://diamond.jp/articles/-/84244?page=4
◆図5:日経平均と「日経レバ」ETFの期間騰落率
http://diamond.jp/articles/-/84244?page=4
図5は15年の日経平均株価の推移を示している。1月14日に安値をつけた後。ほぼ一本調子で値上がりして一時2万円を超えたが、中国リスクが懸念されて8月18日から急落した。10月以降持ち直し2万円回復の手前まで戻ったものの、原油価格の急落をきっかけに再び1万9000円を割った。
前半の上昇した期間A(1月5日〜8月17日)と、急落後の期間B(8月18日〜12月18日)に分けて騰落率を計算すると、期間Aでは「日経レバ」の値上がり率は日経平均の2.07倍、期間Bは下落率が2.12倍で、どちらも2倍より大きくなった。値上がりした期間Aは2倍より大きくても構わないが、期間Bのように下落率が2倍を超えるのは釈然としないだろう。
また、15年1月以降の全期間では日経平均が8.8%値上がりしたのに対して「日経レバ」は14.6%の上昇、倍率は1.66倍にとどまった。夏場の急落もあったが、長い目で見れば、せっかく上昇相場に乗ることができたのに日経平均の1.66倍しか値上がりしなかったのは腑に落ちないだろう。このようにある程度の期間保有すると2倍にならないのは、「日経レバ」に限った話ではない。レバレッジ型ETFに共通の宿命だ。
株価が上下動する場合には
レバ型ETFは「下手な売買」になる
図3に示したように、レバレッジ型ETFは「上がったら買い、下がったら売る」という順ばり戦略を自動的に実践している。順ばり戦略は株価が一本調子に動くときは有効だ。極端な例だが、株価が毎日上昇するなら日々買い増しすればより大きな利益が得られるし、毎日下落するなら日々損切りすれば最終的な損失は小さく済む。
実際に、図5の期間Aは上下動を伴いながらもいわゆる「上げ相場」だったので、順張り戦略が奏功して2.07倍になった。また、掲載していないが期間Bの急落場面(8月18日〜9月29日)では、「日経レバ」の下落率は日経平均の1.86倍なので相対的に傷が浅く済んだ。
しかし、現実には株価が一本調子で動くことはまれで、普通は上下動を繰り返す。そのため「上がったら買い、下がったら売る」という投資行動は結果的に「下手な売買」になる。図5に戻ると、15年は大きく上昇と下落を繰り返したので、「日経レバ」を年初から保有し続けていた場合に日経平均の1.66倍しか値上がりしなかった。また期間Bは大きく下落した後に反発したが、最も下がった時点で先物のポジションを減らしていたため戻りを取ることができず、下落率は日経平均の2.12倍に拡大したのだろう。
足元のように2万円手前でもみあっている間も「下手な売買」を日々繰り返している。空売りを利用しない普通の投資家の場合は、数週間以内に株価が上昇しそうになければいったん売却して下がったところで再び投資するなど、こまめな対応が望ましい。
レバレッジ型ETFは短期もしくは超短期の投機性が高い金融商品だ。実際、運用会社は商品説明で「一般的に長期間の投資には向かず、比較的短期間の市況の値動きを捉えるための投資に向いている金融商品」と明記している。このようにレバレッジ型ETFは長期保有に適さないので、「NISA口座で非課税な5年間持ち続けよう」という使い方はお勧めできない。
急速に人気商品となったレバレッジ型ETFだが、その仕組みや値動きの特性は思ったほど理解されていない。便利で優れたツールだけに、正しく理解して上手に利用したい。
http://diamond.jp/articles/-/84244
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ETFの空売りはよく考えてね。逆日歩がつきやすい理由を説明します
http://earningmoney.hatenablog.com/entry/2014/02/23/120432
空売りはいろいろコストかかるけど、特に逆日歩が負担がコスト重いよ
空売りを行うと以下のようなコストがかかります。
1.売買手数料
ネット証券なら小さい。何百円レベルのことが多い。
2.貸株金利
株を借りるための品貸し料。株を持っている人はただで貸すわけではありません。モノを貸すと言うことは相手が返せなくなりリスクを背負うと言うことです。
当然そうしたリスクを織り込んだ上での貸し賃が必要になります。ただし、通常の銘柄では年率で1.15%程度。新興企業などで出回っている株が少ない場合は跳ね上がる。
3.配当落ち調整額
配当の権利落ち日をまたぐ場合に発生。株価で配当落ち分だけ下落して調整(信用売り方の利益)されるため、実質的には負担とはいえないかな。
4.管理費
これは本当に盲点になりやすい。1ヶ月単位で発生する管理費。1,株当たり0.15円、ただし売買単位が1株(口)の銘柄は15円。単価が低く、売買単位が1株単位の銘柄は気をつけてください。
この管理費の負担の重さを言いたいことも、この記事を書いた理由の一つです。
5.逆日歩
空売りを行うための株が足らなくなった場合、その調達のためにかかる追加的に費用。
このうち最も変動が大きくて、場合によっては大きなコストになるのが、5.逆日歩です(少額の空売りだと4.管理費も重くなるケースもある)。
ひどいケースだと、1日10%(年換算で1,000%超!)を超えることもあります。
この逆日歩のETFへの付きやすさが、この記事の主題です。
逆日歩の付き方のサンプル
ETFの逆日歩の実例
上の表は、逆日歩(の率)が高い順に並べた表です(2014年2月21日)。
このうち、灰色に色を塗ったものがETF(上場投資信託)です。
もう見ただけで全体に占めるETFの割合、高いですよね。
6位の神戸製鋼はPO(公募増資)中なので特殊事例ですし(POディスカウントとのアーブ的な空売りが増える)。
なぜ、ETFの空売りって逆日歩がつきやすいのか
逆日歩ってそもそもなぜがつくの?
ETFの空売りに逆日歩がつきやすい理由は、逆日歩がつく経路がわかれば理解しやすいです。
ネット証券などを通じて個人投資が行う空売りは、証券金融会社(日証金)を通じて行われます。
空売りを行うという行為は、証券金融会社に株を借りて、それを市場で売却するってことですね。
この株を貸して欲しい(空売りしたい)ってニーズに備えるため、証券金融会社ではあらかじめ株を貸してくれる機関投資家を確保しています(その他の調達先として信用買いで買っている個人投資の保有分などがある)。
しかし、空売りが増えすぎると、すでに確保している株式だけでは足らなくなります。
そのため、株式の追加的な調達を行うために、機関投資家に通常よりも高い料金を提示することで、株を借りることになります。
この分のコストが逆日歩になるイメージですね。
主要な貸し手が保有していないことが原因
株式の貸し手になる機関投資家のうち、かなりシェアを占めるのが、インデックスファンドです。
インデックスファンドの目的は、ベンチマークとする株価指数等にパフォーマンスを近づけることですが、売買手数料等各種コストのせいで、実際にはベンチマークを少し下回ることになる可能性が高いです。
この売買手数料等の各種コストを賄う(補う)ために一部のインデックスファンドは、組み入れている株式の一部を貸株市場で運用(このなかに日証金への貸し出しが含まれる)しています。
ETFはこのインデックスファンドの保有分が(ほぼ)無いことが、ポイントです。
主要な株式の貸し手であるインデックスファンドが保有していなければ、調達環境は厳しくなりがち、当然逆日歩はつきやすくなりますよね。
上の表の1位と3位に中国株のETFが入っているように、ETFの空売りは「中国株のショートポジション」みたいななかなか代替手段がない(中国株先物はあるがかなり投資しにくい)投資機会を提供してくれます。
独自の値動きをしやすいインド株や日経レバレッジなどを用いたくなるときもあるでしょう。
でも、逆日歩によるコスト負担を考えると、慎重に取り組んだ方が良さそうですね。
なおここでしたお話は、日証金と日本証券取引所グループが担保している制度信用での空売りの話です。
しかし、逆日歩が付かない一般信用ではそもそも調達しにくくて空売りができないか、証券会社によっては特別の高金利を提示しているケースがあるので、空売りしにくいっているのは同様ですね。
信用売りのコストが最も安いのはむさし証券です。
信用売りの金利コストを下げたい人は、口座開設して損がない証券会社だと思います。
http://earningmoney.hatenablog.com/entry/2014/02/23/120432
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- FX ・ 先物取引 ・ 空売り は『ネットパチンコ』、 絶対に手を出してはいけない 中川隆 2017/3/06 16:02:28
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