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(回答先: 尖閣「国有化」は、日本「国」外交の歴史的大失敗になりかねない。(新井信介) 投稿者 五月晴郎 日時 2012 年 10 月 04 日 19:19:28)
>日本国政府が、この尖閣問題を、国際司法裁判所に持ち込んだとき、
>日本の「領有権」が否定され、「乗っ取り」行為を行った国家として、
>世界中に恥を晒すだけでなく、多額の賠償が求められるようになるのではないか。
なぜ、乗っ取り行為になるのでしょうかね?
明を清が乗っ取り、清を中華民国が乗っ取り、中華民国を中華人民共和国が乗っ取り
と言う風に、中国は乗っ取りの連続なのですが。
中華人民共和国や中華民国は、清に対して多額の賠償を支払う用意があるのでしょうか?
ないでしょうね。
>今すぐにでも、「国有化」を解消して、平和のための無国籍地帯にする と宣言したほうがいい。
それこそ中国に乗っ取られるだけですね。
また、こういうことをすることで中華人民共和国に現在進行形で領土を乗っ取られようとしている国々から
日本は失望どころか侮蔑の眼を向けられかねません。
>人類の歴史において、人間が人間を支配する(秩序立てる)統治体は、武力抗争で誕生し、
>それを、安定化させるのは、常に「条約」でした。
近世以前、領土に関する条約なんて存在は、おおむね隣接した国家同士でしか結ばれていません。
その場合でも○○川から西、東、あるいはこの村は○○国のものといった大まかなものです。
「国家の主権が及ぶ国家領土となるには常に条約」が必要だったというのは明らかなミスリードです。
>多国間や、まだ政治的空白地帯に、この統治体の影響力が及ぶとき、施政権となりますが、
>それが、国家の主権が及ぶ国家領土となるには、それを認める、国家間の条約が必要です。
これは要するに、強い者が弱い者の領土を奪い取った場合でも、
強い者が弱い者に不利な条約を結ばせることで領土化することが可能なことを示します。
しかしながら条約があろうがなかろうが結局は「乗っ取り」であることに代わりはありません。
>「固有の領土」という概念は、この事実を忘れさせるものです。
「固有の領土」という概念は別に日本に限ったものではありません。
尖閣で係争中の中華人民共和国にとって台湾は中華人民共和国の「固有の領土」であり
中華民国にとって中華人民共和国地域は中華民国の「固有の領土」です。
なぜ、それについては言及しないのでしょうか。できないからでしょうね。
どうも、日本が尖閣を国有化したことについてケチをつける日本人は
中国への配慮(中国には何でも従えという意味で)が行きすぎて
とかく筋の通らない屁理屈をつけることが多すぎますね。
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