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「森 博達」博士は、それを中国語の音韻学というとてつもなく日本人には難解な手法で、いとも簡単に見破ってしまった。(日本の歴史の真実を解明したのは有名大学のエリート歴史学者ではなかった)残念!その他、分析に大役を果たしたのは、天文学者など多くは専門外である。書紀の文字や漢文の正確な解釈ができていないのに実証的な近世の国学を凌駕できず、イデオロギーに追従する中世に舞い戻る勝手な解釈をする者がいるがそれは、プロとは言えない学問にはプロもアマもいない、「文集より見た書紀区分論は難しくない。漢和辞典というツルハシ一本で着手できる。この豊かな金鉱の見取り図はすでに提供されている。(森)
以前、私がシリーズ投稿した部分にぴたりと重なる。もちろん森博士は、文字の面から詳細な分析を行い、その文章の書き手が何語を母語としたか証明し判明した。彼に反論を挑む歴史学者はほとんどいない。書紀分析では、絶対勝てないからである。20世紀がとうとう生み出したわれらが天才。
最新の本からの紹介。
日本書紀 成立の真実 - 書き換えの主導者は誰か [単行本] 森 博達 (著)
この本は比較的平易だ。その他は難解で私はギブアップした。
孝徳紀はα群といって基本的に正格漢文で書かれてある(唐人音博士による)が後に、倭語の癖の抜けきらない書き手が文章を加えたため、その真実味は消えてしまったのだ。その主は我らがヒーロー三宅臣藤麻呂様であった。
彼は位階が低いが、潤色(うそ)や加筆を担当した(森)。しかも、大宝律令以後、702年以後のことである証拠が挙がった。そのキーワードは、「御宇」6例、「御寓」4例。それ以外にも・・・
1、使役の誤用
2、受け身の誤用
3、譲歩の誤用
4、不定詞の語順の誤り
またそれ以外にも、27か所の倭習(正格漢文としては誤り)
殆どが書紀編纂の最終段階における加筆であった。
実は、孝徳紀の詔には、漢籍*@)による潤色が大量に加えられている。 (森博達)
つまり、大化の改新は信用できるものではないことを実証されたのだ。
大化改新は大虚構なのである。だまされていたのだ1300年も・・・
*@)中国の書物。中国人によって書かれた漢文形態の書物。
森博士の業績の一つを紹介します。読んでみてください。
http://ci.nii.ac.jp/els/110002533370.pdf?id=ART0002805194&type=pdf&lang=jp&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1322558976&cp=
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