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司馬遼太郎の罪 (マヨのぼやき)
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/572.html
投稿者 五月晴郎 日時 2011 年 10 月 20 日 23:37:22: ulZUCBWYQe7Lk
 

http://mayo.blogzine.jp/blog/2009/01/post_ecf5.html

=転載開始=

2009/01/07

中年サラリーマンや企業のトップが最も好む小説家といえば、やはり司馬遼太郎だろう。私も大好きで、何冊読んだか知れない。しかし、今考えてみると、彼の罪はあまりにも大きく、単に小説だからで済ませることはできない。

「ニッチ」と言う小冊子が送られてきた。これはまことにマイナーな出版社、批評社という会社の会報である。以前、サンカの雑誌を買ったために定期的に届くようになった。

その中で、大政奉還の歴史認識に関する対談がおもしろかった。特におもしろかったのは司馬遼太郎への批判である。全文はとても載せきれないのでダイジェストしよう。備仲臣道・礫川全次の対談から抜粋し、つなぎ合わせました。

司馬遼太郎のことを「金と人を使って資料を集め取材をしている」とし、「尊王家と評する人もあるほど体制べったりで、民衆の変革の情念に少しも関心のない、人を見下した史観の根源を見る」、とこき下ろしている。

「色川氏(歴史家)が、司馬氏の書いた小説「燃えよ剣」の土方歳三について、「そうした暗さ、不信と絶望の深さがわからなかったら、それを生き抜いて五稜郭まで落ちてきた土方歳三の、あの複雑で深みのある人間像が丸ごと書けないじゃないですか。」と司馬遼太郎に問い詰めたところ、彼は「色川さんの言うのは歴史でしょう。それと歴史小説とは違う。歴史小説というのは、読んでくれる方に楽しみの娯楽を与えるものであって、読んだら絶望してしまうようなのはだめだ。」と弁明したという。しかし、司馬氏は別の場所で「燃えよ剣」を歴史として書いたと言っているので、矛盾している。」

あくまで小説なのだから、真実である必要はないとすれば、武田鉄也のように「竜馬が行く」に感動し、海援隊などというグループまで作っってしまった責任は誰にあるんだろう。鉄也が司馬氏に面会したとき、司馬氏は「いいかげんに卒業なさい。」と言ったそうだ。

やはり、「歴史に合わせて小説を書いたというより、小説にあわせ歴史を都合よく引き寄せ、つじつまを合わせた。・・・・・・・」、まあ、コテンパンですが、主人公を徹底的に好きになり、褒め称えるのがくせになっているのに、なぜか「殉死」の乃木希典に関しては気分が重くなるほど悪く書かれている。と述べている。

また、徳川慶喜を「最後の将軍」で、「自分の明治国家観にあうように小説を作ったと思います。慶喜が愚鈍な将軍では都合が悪いので、つじつまをあわせたに違いありません。司馬氏はいたるところで慶喜をべた褒めしています。・・・・」、まあ、体制べったりで、権力者を褒め称えればお金に不自由するはずないですね。

なまじ才能があったばっかりに上手に利用されたのでしょう。しかし、楽しくて気分良く歴史を学んだつもりになっている司馬遼太郎のファンの人は、私のような歴史観の持ち主にとっては極めて扱いにくい人種になっています。本当に迷惑な人だ。やはり、松本清張がいいですね。

歴史に学べとはよく言われることですが、私の知る限り、正しい歴史というのはどこにもないではないか。正しくない歴史を学ぶことで一体何がわかるのでしょうか。

たった一つだけでも良い。答えてください。「日本は古代には倭と呼ばれていた。」この教科書の一番最初の一言。これが歴史と言えるのですか?どこに真実があるのですか?

=転載終了=  

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コメント
 
01. 五月晴郎 2011年10月20日 23:48:39: ulZUCBWYQe7Lk : YbRjNke6LY
―なまじ才能があったばっかりに上手に利用されたのでしょう。―

司馬遼太郎は大阪外語のモンゴル科です。軍では諜報畑のはずです。
そして戦後は新聞記者(産経)でサントリー文化人―サントリー財団はロックフェラー財団のカウンターパートです。日本のペプシ=サントリーであることで直ぐわかる人も多いと思う―です。
これから10年30年50年経つと、司馬遼太郎に関してどんどん出てくると思う。
司馬遼太郎はトラックで資料を買い集めてしまったという。印税が相当入るようになる前は、どこからカネが出ていたのかと思う。筆にした内容と違う資料は一体どこに集められたのかと思う。


02. 2011年10月21日 06:10:41: 1qmOy4Hy0U
“御用作家”というイメージ。フリーメーソンだと考えると非常にしっくりw

03. 2011年10月21日 10:22:31: aSGlnYA9j2
司馬遼太郎は少ししか読んでないが、何か急に嫌になる時期がくるね。
英雄譚に興味を失うというか、素の生の人間を知ろうとすると
作られ物の英雄が鼻についてくる、うまく言えないが
そんな感じ。
正直、司馬遼太郎が何故そんなに評価されるのか
自分には分からない。

文化勲章も貰っているが、何だかね〜。


04. 2011年10月21日 23:49:57: 0rTgnZOKRk
司馬遼太郎は昔から朝日と産経の両方から持ち上げられる人物だった。

05. 2011年10月25日 00:35:54: Fm3TzZOfgg
司馬なんてインチキ野郎だと思っていたが、やはりそうか。清張のように敗戦前後の歴史小説は絶対に描かなかったモンね。自分の立ち居地がばればれになるから。
ある意味世渡りのウマイやつといったところか。

06. 2011年11月07日 00:01:10: B3FrSkvLWQ
司馬遼太郎は現代の講談師といったところ。
内容の真偽は別として、語り口調が面白いのだ。それが大衆に受けたのだと思う。
暇つぶしに読むのにちょうどよいとといった感じ。
武田鉄也のように、それに感動するバカは端から相手にならない。
司馬自身それはよくわかっていたと思う。
拍手喝采する観客を多く持て、彼は楽しく嬉しかっただろう。舞台上の講談師のように。

07. 五月晴郎 2011年11月07日 01:11:23: ulZUCBWYQe7Lk : DGPKB98cvu
>>6
そうした自覚からなのか、司馬遼太郎が書いたものは誤魔化してるというより、そうした自覚が一貫してます。
名文書きですが、書いた文は文学的著述というよりは日本独特の法曹関係の文書のようです。すげぇ嘘臭ぇ。そうした自覚が司馬遼太郎御本人に強かったように思えます。

司馬遼太郎の誤魔化してる自覚(だから、それを読む人が読んだらわかるだろうと海外物で書いている。本来歴史に海外も国内もないはずですが、国内ものの歴史でシロをクロにしてる晦渋が、読むと良く解ります。


08. 2011年11月07日 18:45:52: 6RUPvBJ5zo
司馬遼太郎というエセ「国民作家」は、歴史の裁きを受ける。

52 :無名の共和国人民 :11/10/30 13:23:46 ID:eJx0jrCT
歴史歪曲作家・司馬遼太郎はアメリカの手先である。

司馬遼太郎は、サントリー文化人(山崎正和、谷沢永一、鷲田小弥太、山口瞳など)に
思想的影響を与えた作家である。サントリー文化人の大ボスともいえる山崎正和は、
中曽根康弘の御用文化人でもあった男だ。サントリー文化人や司馬の政治的立場に
共通しているのは、「親米保守」ということだ。

では、司馬が明治維新を肯定し、日清・日露戦争という侵略を賛美しているのはどういう
わけか。明治維新や日清・日露戦争は、昭和の十五年戦争(満州事変・日中戦争・アジア
太平洋戦争)とは違い、日本が英米(アングロサクソン)の意のままに動いた侵略戦争で
あったということだ。つまり戦後の自民党政権や経済界の対米追従路線の、イデオローグ
としての御用作家であったのが、司馬遼太郎である。

岡崎久彦は「アングロサクソンについていけば日本は100年安泰だ」と発言し、小泉純一郎
は「私は根っからの親米派だ」と発言したが、彼ら親米保守の思想的な青写真は、明治美化
史観の司馬遼太郎と「海軍善玉論」の阿川弘之にあったといえる(これに、エドウィン・
ライシャワーの歴史観と、梅棹忠夫ら京都学派の「日本文明」「生態史観」が付け加わる
わけだ)。

明治以降の日本の戦争責任を全面的に追及できない司馬など平和主義者ではなく、単なる
親アングロサクソンの事大主義者でしかない。なのに、司馬の陳腐なフィクション史観に、
サントリー文化人だけではなく、渡部昇一や藤岡信勝や産経新聞らの右派、また井上ひさし
のようなリベラルな人や、朝日新聞さえも毒され続けてきた。

1980年代(中曽根政権)のジャーナリズムの旗手であったのが、司馬遼太郎と立花隆である。
立花隆はロッキードでは田中角栄を批判したものの中曽根は追及しなかった。また立花は
原発御用文化人でもある(原発導入の父は中曽根)。さらに、中曽根政権では、梅棹忠夫や
梅原猛ら新京都学派の御用学者により国際日本文化研究センターが設立されている。


09. 2012年7月23日 14:28:51 : AS2QMOJb8g
司馬遼太郎は1冊も読んでいない。数ページめくるだけで、思い入れで書いているのがわかり、事実はニの次だ

その点

吉村昭はほとんど読んだ。かなり調査していて史実からドラマとして掘り下げている
文筆家として数段上



10. てんさい(い) 2013年10月22日 12:20:46 : KqrEdYmDwf7cM : 0kUGInjLpY
www.asyura2.com/09/revival3/msg/517.html?c1

司馬という男は「戦国時代、日本は金が銀よりも安く、
 そのため西洋人は銀を輸出して日本から金を買っていた」だの、
 「竜馬が薩長同盟を成し遂げた」だの、
 「日露戦争は近代において有色人種が白人に勝った最初の戦争であり、
 アジアにおける快挙であった」だのと、
 次から次へと息をするようにもっともらしく嘘を書きたてる捏造作家である。

39: 七つの海の名無しさん 2013/05/13 15:58:26 ID:CXk6+Cu/
 彼は元々は産経新聞の記者であったが、後に歴史作家となり、
 その後開口健らと並ぶ「サントリー文化人」となった。

 「サントリー文化人」とはロックフェラー財団との提携のもと、
 巧みな宣伝広告戦略をもって日本国内で大きな影響力を持つに
 至ったサントリー財団が養い育てた、日本的文化人・知識人集団の代表的人物である。

 そのため司馬は潤沢な資金と各種史料の閲覧機会を、
 同時代の歴史小説家や歴史学者の誰よりも豊富に与えられていた。
 極端に言ってしまえば組織的なバックアップのもと、
 西洋資本の意に沿う通りの「歴史研究」を執筆する役目を負っていたのである。

 彼は日本史におけるオピニオンリーダー的存在となり、その著作物は各種メディアで持ち上げられ、
 映画化やドラマ化、ドキュメンタリー化などがなされ、
 全国の視聴者はそれを通して昔の日本の姿を「学習」した。
 更にはその設定を用いた二次三次の著作物が雨後の筍のように出現していった。
 いわば彼は大衆にとっては歴史学者よりよほど影響力の強い人物だったと言える。

 しかし司馬の実態はアメリカの工作員であって、歴史の節々で外国勢力の暗躍を隠し、
 読者の目を問題の本質から逸らしたり、
 ある特定の結論に至るよう恣意的に歪めた研究を記述してきた事がわかってきている。

 ここでは司馬という男の正体についての詳述は避けるが、彼があえて書かなかった
 火薬の調達経路を調べる事により、これまであまり知られなかった
 戦国時代の「真の姿」が見えてくるのである。

コメント:え?そうだったの?って感じ。じゃ、本当のところはどこに書いてあるの?


11. 河井継之助[1] ic2I5IxwlFaPlQ 2016年10月10日 10:13:37 : J1vIU9LmOM : 4Gl8ctN_j@M[1]
来る10月30日司馬遼太郎先生の歴史小説「峠」をテーマとしたクイズ番組の参加者を募集中です。

主催は主人公である河井継之助の故郷新潟の新潟テレビ21(UX)。

長岡駅に集合後、河井継之助ゆかりの地をめぐる無料のバスツアーで観光しながら
「峠」にまつわるクイズを楽しむ企画です。

総合司会は大の河井継之助ファンを自称する林修先生!優勝者には米一石(150キロ)、酒一斗の豪華賞品もご用意。

詳しくは新潟テレビ21(UX)の特設サイトを御覧くださいhttp://www.uxtv.jp/toge/


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