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株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu243.html
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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「大東亜戦争が正義の戦争であるか」も面白い議論になるかと思うのですが、
サンデル流の対話型講義ではどのようになされるのか見てみたいものです
2011年7月3日 日曜日
◆サンデル教授の対話型講義は日本の大学にも適応できるのだ 6月12日 【評者】岩瀬達哉
http://www.news-postseven.com/archives/20110612_22543.html
「正義の戦争」はあるか――。神奈川大学で「国際政治学」を教える石積勝副学長が、半円状に着席した約一五〇人の受講生を前に、こう投げかける。その後「ある」、「ない」、「意見が固まっていない」、三つの考えで席替えをし、授業は開始される。
おそるおそる口火を切るのは「ない」と考える学生。「人を幸せにするのが正義と考えると納得できる。戦争は人を不幸にする。だから正義の戦争はないと答えたい」。そこに「ある」と主張する学生が挙手。独自の正義をかかげてナチスを立ち上げたヒトラーを例にとり、「正義は主観によって違ってくる。だからその人にとっての正義の戦争はあると思う」。
そこへ「『正義の戦争』の定義を教えてください」と、戸惑う学生のひとりが「助け船」を求めるが、石積教授は、「ここで議論することが、一人ひとりの答えにつながるのではないだろうか」と差し戻す。その瞬間、九〇分の授業はいっきに「白熱教室」へと変貌する。
本書に収録された計8コマの「日本の白熱教室」を“受講”してみると、宗教、国際政治、倫理、哲学といった「根幹の問い」に対し、日本の若者たちもまた、この「対話型講義」に触発され、自己を再発見している様子がびりびりと伝わる。詰め込み式の日本の教育システムに対する、じつに健康的な反動の兆しではないか。
本家、マイケル・サンデル教授の「ハーバード白熱教室」は、ディベート好きなアメリカでしか成り立たない授業スタイルではないか、と見るのは早計だ。知識や経験のまだ浅い学生たちこそが、「根幹の問い」への本質的な答えを求めて模索しているのである。読者もふと、教室の片隅にいるかのような臨場感を得るはずだ。
本書1コマ目のサンデル教授のインタビューにくわえ、2コマ目“読者への特別講義”では、サンデル教授を日本に紹介した千葉大学の小林正弥教授が、「ステレオタイプの言説に飽きている多くの人びとの心を魅了」する対話型講義の秘密を明かしてくれている。
※週刊ポスト2011年6月17日号
◆「正義の戦争あるか」学生150人大討論 「ある派」の根拠は? 11月20日
http://www.news-postseven.com/archives/20101120_6149.html
神奈川大学経営学部・石積勝教授の「国際政治学」の授業では対話型の講義が行なわれている。150人の学生たちが「正義の戦争はあるか」で「ある派」「ない派」に分かれ討論を闘わせた。その一部を紹介しよう。
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ある派I(男):「たとえば中国や北朝鮮が攻めてきた時、何もしないのはおかしい。おそらくその時、日本に正義の戦争という概念が生まれる」
ある派J(男):「この間のテレビ番組で誰かが『中国は空母をつくり、尖閣諸島だけでなく沖縄まで取るつもりだ』と言っていた。そうなった時に『正義の戦争はない』と言い張り、自分たちの領土をみすみす奪われてもいいのか」
石積教授が「ない派」の反論を引き出すために挑発する。
石積:「つまり正義の戦争がないという連中は、正義という概念がない、どうしようもないやつらということなのか」
ない派K(男):「領土が奪われようとしている時に反攻するのは、やらざるを得ない戦争。やらざるを得ない戦争と正義の戦争とは別」
実際に戦争になった時、兵士となって戦場へ行くかなどといった意見が交わされ、やがて議論は終盤に入る。
ある派L(男):「自国と相手国とが戦い、誰かが止めないと戦争が終わらないという状況になった時、間に入った第三者にこそ正義がある」
ない派M(男):「確かにケンカを止める第三者は必要。でも近年アメリカが関わった戦争で沈静化に向かったものはない。ベトナムでは逆に枯葉剤を使って被害を拡大させた」
ない派N(男):「アメリカはベトナムでは第三者じゃなかった。当事者として参戦した」
ある派O(女):「でも戦争を止めさせる第三者はアメリカのような強い国じゃないとだめじゃないの。日本はアメリカとくっついて平和な国になっている」
※SAPIO2010年11月24日号
(私のコメント)
私自身の大学経験では、模範解答を丸暗記していれば何とかなるようなテストばかりだった。それでは記憶力がよければいい成績が取れるわけです。東大も毎年出される入試の傾向を探って模範解答を覚えていれば入学が出来る。つまり、正解のある問題なら丸暗記でもいいのでしょうが、正解のない問題を出されると、東大法学部卒的な人材では立ち往生してしまう。
「正義の戦争はあるか」と言う問いに対して、答えられる教育を現代の大学生は受けていない。そもそも近代史そのものも大学入試からも排除した大学が多いから分からない。このようになったのには大東亜戦争の敗戦から総括が出来ず、思考が停止してしまったからだろう。たとえば「天皇の戦争責任は有るか」と問われたら立ち往生してしまうからだ。
「株式日記」では、私なりの意見を書いてきましたが、コメント欄には無関係なコメントばかりが貼り付けられて、議論の体をなさなくなってしまう。学校教育ではこのような議論はタブーになり避けてこられた。学校の教師たちも先生との対話型講義の訓練など受けていないから、持ったら受験教育の詰め込みになってしまう。それでは現代の正解のない社会に対して対応が出来なくなってしまう。
◆ヘレン・ミアーズ著 『アメリカの鏡・日本』 大東亜戦争は植民地解放と人種差別撤廃に貢献した。2004年1月24日 株式日記
http://www.asyura2.com/0401/dispute16/msg/396.html
日本人と政治の話しをしていると、彼らがプロパガンダを心から信じていることが分かった。しかも、私が話した全ての人が同じ考えを持っていることを知って愕然とした。日本人の頭に詰まっているのは脳ではなく、同じレコードを繰り返す蓄音機だった。日本の指導部は本気で満州と華北を侵略するつもりなのだ。根拠のない非難と、事実を捻じ曲げたプロパガンダで国民を脅かし、ついてこさせようとしているのだ。私はごく自然にそう思った。日本人は実に影響されやすい民族で指導者が決めたことなら何でも黙って従うが、アメリカ国民は違う。その時はそう思っていたのだ。(P20)
日本人の頭は脳ではなく蓄音機が入っていることは私も同感だ。政治経済を論じているBBSなどを見てもニュースのコピーばかりだ。自分の意見を書き込んだものは実に少ない。それだけ政治や経済のことを自分の頭で考える能力を養ってはいない。私が学生時代やサラリーマン時代に私の意見をいうと、周りの人間は私を変人扱いした。多くの日本人にとっては学校の先生や会社の上司の言うことを、テープレコーダーのように同じ事を言う人間が常識的人間とされる。つまり自分の頭で考える人間を変人扱いすることによって共同社会から葬り去ってしまうのだ。
◆大東亜戦争が、白人による植民地支配からの解放戦争であることは日本や世界の新聞報道から見ても直接的反論が無いのは事実だ。 2008年11月3日 株式日記
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/e/39672c9acf2925bcdccf38cb4f86ce15
田母神論文が、左翼やポチ保守派の学者からこき下ろされるのは当然のことなのでしょうが、左翼もポチ保守も反日である事では一致しており、愛国的な言動に対しては右翼的と評されてしまうから田母神航空幕僚長のように罷免されてしまう。文部省教育において反日教育をしてきたのは歴代の自民党政権であり、日本は侵略戦争をした犯罪国家として教え込んできたのだ。
靖国参拝でも自民党議員でも首相の靖国参拝に反対する議員も多く、安倍元首相も福田前首相も参拝しなかった。国のために死んでいった兵士を祀る神社に日本の首相が参拝しないというのは先祖に対する侮辱であり、大東亜戦争で死んだ兵士は無駄死にだと言うのだろうか? 麻生首相も天皇陛下も靖国神社には参拝されないがどういうつもりなのだろうか?
田母神論文は確かに識者が言うように小さな間違いもあるが、アメリカによって日本の歴史を抹殺された危機感は正しい。新聞記者なの中には日の丸に反発する人物もおり、朝日新聞や北海道新聞の記者は財務大臣の記者会見室の日の丸に抗議した。日の丸が軍国主義の象徴と捉えて掲揚を拒否する学校の先生もいる。
しかし不思議でならないのは、論文の主旨は「大東亜戦争が白人国家の支配から開放される戦争」という指摘に対する反論や否定が無い事だ。大東亜戦争は大規模な戦争であり様々な戦争が一気に起きたとも言える。中国を侵略したとも言えるし、中国からロシアや英国の勢力を駆逐したとも言える。同じく東南アジアからアメリカや英国やオランダやフランスを駆逐して独立したとも言える。
(私のコメント)
マイケル・サンデル流に、私も挑発的な意見を書いてきたのですが、「株式日記」のコメント欄に書かれるのはコピペや関係のない記事が多く、個人の見解を述べたものは非常に少ない。それだけ日本人の思考能力が落ちている証拠であり、政治家たちも外国の大統領や首相に言い負かされてしまう。官僚たちも記憶力秀才ばかりであり、どうしても国際会議になると受身ばかりになってしまう。
「大東亜戦争が正義の戦争であるか否か」も面白い議論になるかと思うのですが、サンデル流の対話型講義ではどのようになされるのか見てみたいものですが、侵略戦争は違法だとしても何をもって侵略と看做すかは定義がない。イラク戦争はアメリカによる侵略戦争ですが、イラクはテロリストの関係はなかった。つまりアメリカ大統領は戦犯なのですが彼を裁くことが出来ない。
アメリカは、歴史を調べればすぐに分かるような建国以来の侵略国家であり、アメリカ人は原住民を大量虐殺して国土を奪って領土を拡大してきた国だ。その後もスペインと戦争して国土を拡大し、メキシコやカナダなどと戦争をして国土を拡大して、ハワイやフィリピンを領土や植民地としてきた。アメリカと言う国はそういう国なのだ。
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