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文春文庫「乱世の英雄」海音寺潮五郎著P106〜P107から下記部分を引用します。
=引用開始=
(略)
坂本竜馬もまた乱世向きの人だ。今にのこる彼の語録を一読すれば、それは歴然たるものがある。数条を上げてみる。
○ 人に対面せば、此奴(こやつ)はいかにせば打殺し得るぞと見取るべし。此奴を殺すわけはないと思う位な者は智恵なしなり。少しむずかしいと思う位な者は智恵あり。智恵のある奴は早くだまして味方にすべし。
○ 人を殺すことを工夫すべし。刃にてはかようにして、毒類にてはかようにしてなどと、工夫すべし。乞食など二、三人試みておくべし。
○ 薄情の道、不人情の道、忘るることなかれ。これをかえって人の喜ぶように行うを智という。
○ 涙というものは人情を示す色なり。愚人や婦女子には第一にききめあるものなり。
○ 衣食住財宝を人にあとうるに、智ある者はめったにだまされねど、度を重ねてあとうれば、ついにその親切にほださるるものなり。
○ おのれの欲する所を人に知らしむるなかれ。おのれの短所もまたしかり。これに反して、他人のこの二つを知るを英明の器とす。
○ 偉い相手に対して、心臆(こころおく)する時は、こいつは女房とする時はどうしてするならんと想像して相手を見れば、ちっともこわくなくるるものなり。
読み来れば、姦雄的心事歴然である。
=引用終了=
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