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東インド会社による植民地支配
1600年にイギリスで創設された東インド会社は、1613年にはグジャラート州のスーラトに商館を建設、以降数十年間でマドラス(チェンナイ)、ベンガル、ボンベイ(ムンバイ)に次々と拠点を築きます。東インド会社は、インドの貿易とそれによって得られる利益を握ることを通じて、インド支配を進めました。英国政府によって1858年に解散を命じられるまでの約250年間、東インド会社という一貿易会社がインドを支配していたのです。
貿易にとどまらず、東インド会社が事実上インドを支配する体制を作るきっかけとなったのが、1757年のプラッシーの戦いです。クライブ率いるイギリス軍はフランスとベンガル太守の連合軍に勝ち、これ以降東インド会社の支配は確定的なものとなりました。イギリスがインドを統治するために使った方法は、インド国内に数多く存在した藩王たちを互いに反目させ、分裂を促すというものでした。また、職種により細分化されるというインド独特の社会システムも、植民地支配を深めるために大いに活用されました。
イギリスが植民地支配のためインドに導入した西欧式のシステムは数多くあります。今に至るまで深い影響を与えているものとして、公用語としての英語と、複雑かつ巨大化した官僚機構を挙げることができます。ほかに近代的教育システムや鉄道・道路などインフラの整備、徴税システムなど広範な制度が導入されました。
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