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[戦後責任]河辺機関の元陸軍中将がCIAに情報提供、はてな別館(海軍どころか陸軍も米国のスパイだらけだったようです)
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/458.html
投稿者 小沢内閣待望論 日時 2011 年 1 月 05 日 20:22:09: 4sIKljvd9SgGs
 

(回答先: 一つ目の御前会議機密漏洩事件とヨハンセン・グループ、晴耕雨読(茂も五十六も教科書と全く違うキャラだったようです) 投稿者 小沢内閣待望論 日時 2011 年 1 月 05 日 16:41:46)

http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20091003/p1
2009-10-03■[戦後責任]河辺機関の元陸軍中将がCIAに情報提供(追記あり)
掲示板で「名無しさん」からご教示いただいたニュース。

47NEWS 2009年10月3日 「吉田茂側近がCIAに情報を提供 早大教授が米公文書発見」
 吉田茂元首相の再軍備問題のブレーンだった辰巳栄一元陸軍中将(1895〜1988年)が、米中央情報局(CIA)に「POLESTAR―5」のコードネーム(暗号名)で呼ばれ、自衛隊や内閣調査室の創設にかかわる内部情報を提供していたことを示す資料を3日までに、有馬哲夫早大教授(メディア研究)が米国立公文書館で発見した。日本の再軍備をめぐり、吉田元首相の側近までも巻き込んだ米国側の対日情報工作の一端を示しており、戦後の裏面史に光を当てる貴重な発見だ。

 有馬教授は同館で発見したCIAのコードネーム表、辰巳氏ら旧軍人に関する文書などを総合的に分析。「より強力な軍隊と情報機関の創設を願っていた旧軍人の辰巳氏は、外交交渉で日本に再軍備を迫っていた米国にCIAを通じて情報を流すことで、米国が吉田首相に軽武装路線からの転換を迫ることを期待していた」と指摘している。

(・・・)

 辰巳氏は占領期、旧軍人による反共工作組織「河辺機関」の一員で、連合国軍総司令部(GHQ)の了解の下、新たな軍隊と情報機関の立案に参画していた。吉田は首相就任後、「河辺機関」のほとんどの旧軍人を遠ざける一方、辰巳氏を信頼し、50年の警察予備隊の幹部人選などを任せた。

辰巳元中将は駐在武官補佐官、駐在武官としてイギリスに赴任していたことがあったので吉田に信頼されたのだろうか。ざっくりした経歴だけを見るとたしかにいわゆる軍閥的なものの中心近くにいたようには見えない。「河辺機関」のトップだった最後の参謀次長・河辺虎四郎とは同じ時期に関東軍参謀だったという接点があるようだ。ちなみにその河辺虎四郎については以前にこんな報道があった。

SHIKOKU NEWS 2006年8月12日 「「河辺機関」に関する米公文書の要旨」(魚拓)
今回発表された文書の背景をなす事情が明らかにされている。また、ほぼ同時期にこんな報道も。今日のニュースで言及されている再軍備構想に関するもの。ピースを組み合わせると吉田が辰巳に担がれて吉田にとって好ましくないタイプの旧軍人を警察予備隊幹部にもぐり込まされた、という絵が想定できるのだが・・・。

追記:はてブで maroon_lance さんにヒントを戴いたので確認してみたら、吉田茂が1936年から駐英大使になっており、少し遅れて辰巳栄一が駐在武官として赴任しているので、この時期にコネクションができたということになる。

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コメント
 
01. ミステリーフアン 2012年7月13日 13:13:16 : CokkwNQFrYMXg : yQcBgFlJTQ
スパイがスパイに担がれる。
皮肉な話です。


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