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ベスラン学校占拠事件
2004年の9月に起こったベスラン学校占拠事件を取り上げる。チェチェンをめぐって起こってきた事件が近い将来日本が直面するだろう状況を予言しているように思えるからだ。本当に、日本はそういった方向へ動いている。
ベスラン学校占拠事件の背景にあるのは、元KGB職員であったリトビネンコが「1999年にモスクワなどロシア国内3都市で発生し、300人近い死者を出したロシア高層アパート連続爆破事件は、チェチェン独立派武装勢力のテロとされたが、 実は第2次チェチェン侵攻の口実を得ようとしていたプーチンを権力の座に押し上げるためFSB(ロシア連邦保安庁)が仕組んだ偽装テロだった」と述べたように、ロシアの秘密警察の謀略だ。リトビネンコは2006年11月、ポロニウム210という放射性物質で暗殺されている。この暗殺事件そのものが秘密警察に属していたものが事件の真相を一般に公開することを、秘密警察を含めた権力側が
いかに恐れていたかを示している。つまり、リトビネンコは見せしめの意味もあってわざわざ一般人では手に入らないポロニウム210によって殺されたということだ。単なる偶然ではなく秘密警察が動いていると明示する意味があった。
「北オセチア学校占拠事件、真実はどこに?」( http://chechennews.org/chn/0522b.htm )という記事が「チェチェン総合情報」( http://chechennews.org/index.htm
) というサイトにある。
この記事でははっきりと述べていないが、ロシア当局がマッチポンプをやっているということなのだ。チェチェンを攻め、チェチェン人の人たちがロシアの暴虐を指摘し抗議をしようとすると、その動きを利用して更にチェチェンの方たちに汚名を着せようとするわけだ。
チェチェンに絡んだテロ事件のほとんどは同様の構造を持っている。同じくチェチェン総合情報にある「モスクワでブダーノフ元大佐射殺」( http://d.hatena.ne.jp/chechen/20110611/1307722387 )という記事もそれを暗示している。チェチェンで強姦殺人を犯し、ロシアの裁判所で軽い刑に処せられたブダーノフ元大佐が出所後誰かに射殺されたという事件だ。ただ、こちらはマッチポンプをやっているのはロシア当局というよりもその背後に控えているアメリカの軍産複合体勢力だろう。チェチェン勢力の復讐に見せかけて、自分たちの庇護がなければこうして殺されるとロシアの権力側に警告を与えているのだ。ベスラン学校占拠事件を見ても分かるようにチェチェン人の動きはほぼ完全に把握されていて、彼らが動けば動くほどある意味それを利用されてしまう状況にある。だから、当然チェチェン勢力に付け狙われていると分かっているブダーノフがみすみす純粋なチェチェン勢力によって殺されるはずがないのだ。
ソ連崩壊は明らかにアメリカ軍産複合体によって計画的に20年ほどの準備期間をとって行われた工作だった。ゴルバチョフの登場そのものがアメリカCIAなどの情報機関がKGB内部へ入り込んで仕組んだように見えてしまう。エリツィン以降のロシアはまさしくアメリカ軍産複合体のコントロール下にある。もしアメリカ軍産複合体の意向通りに物事が進めば、近い将来、ロシア政権自体が食い物にされ、プーチン政権やそれに連なる一連の人々も権力の舞台から消えていくだろう。
今の日本はまだ平和でかなり豊かなように見える。しかしそれは表面だけだ。例えば、2006年6月に起こったカリスマ美容整形外科医の娘誘拐事件は余りにも不自然だった。この事件が多分市橋達也の事件などの背景にあるのだ。
アメリカ軍産複合体の手先になって、自分はいい思いをしていると考えている人間たちがいる。彼らはまさしく日本人でありながら日本の一般市民を騙し、富を吸い出す工作をしているのだ。その結果、彼らはそれなりに優遇されているのだろう。しかし、その実態はバイアグラがなければセックスもできない、相手を騙さないと恋愛さえできない実体のないものなのだ。まさしく自分自身の身を隠さないと何もできない秘密警察の正体がよく現れている。
日本の警察組織はいったいどうしたのだ。いつまでこうして下請け組織で行くのだ。独立国の司法機関として動かないと、そのうちに切り捨てられるぞ。それが下請けの運命だ。
*6月8日の記事「近づく戦争・テロ社会、これらの動きを止めるべきでは?」から一連番号を付しています。<<728>>
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