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一刻も早く奥西勝さんを取り戻そう!/名張毒ぶどう酒事件 全国集会開く
http://www.asyura2.com/09/nihon29/msg/836.html
投稿者 gataro 日時 2011 年 9 月 11 日 12:59:15: KbIx4LOvH6Ccw
 

http://ameblo.jp/warm-heart/entry-11014507530.html から転載。

最高裁が、名古屋高裁の再審開始取り消し決定を「原決定が,本件毒物はニッカリンTであり,トリエチルピロホスフェートもその成分として含まれていたけれども,三重県衛生研究所の試験によっては,それを検出することができなかったと考えることも十分に可能であると判断したのは,科学的知見に基づく検討をしたとはいえず,その推論過程に誤りがある疑いがあり,いまだ事実は解明されていないのであって,審理が尽くされているとはいえない。これが原決定に影響を及ぼすことは明らかであり,原決定を取り消さなければ著しく正義に反するものと認められる」として差し戻してから早1年半ほどが経つ。死刑の執行は停止されてはいるものの奥西勝さんが、85歳を超える高齢の身を名古屋拘置所で拘束されたままでいるのは人道上からも許されるものではない。

<参照>
名張事件最高裁決定

一刻も早く奥西さんを取り戻すべく9月10日、「名張毒ぶどう酒事件 全国支援集会」が名古屋ドーム球場近くの東文化小劇場で開かれた。私は一泊して前日の名古屋高裁と名古屋高検への要請行動から参加した。〔写真は集会参加者からの質問に答える木谷明教授(右)と鈴木泉弁護団長〕

当日の模様を一般紙報道に見る。

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http://www.nikkei.com/news/local/article/g=96958A9C93819496E3E2E2E2938DE3E2E2EBE0E2E3E3919CEAE2E2E2;n=9694E3E4E3E0E0E2E2EBE0E0E4E4

名張毒ぶどう酒事件 弁護団、農薬鑑定結果「月末にも判明」(日経新聞)

 三重県名張市で1961年に女性5人が死亡した「名張毒ぶどう酒事件」で、二審の名古屋高裁が奥西勝・元被告(85)に逆転死刑判決を言い渡してから42年を迎えた10日、支援者が名古屋市で集会を開いた。弁護団は事件で使われたとされる農薬の鑑定結果が9月末にも判明し、別の毒物が使われたとする弁護団の主張が裏付けられるとの見通しを説明。「速やかな再審開始の決定を求めていきたい」と述べた。

 講演した元東京高裁判事の木谷明・法政大法科大学院教授は過去の冤罪(えんざい)事件に触れ「名張事件は客観的証拠に乏しく、供述も矛盾が多い」と冤罪の可能性を指摘。「検察は全証拠を開示し、裁判官は冤罪を阻止するとの強い意欲で臨むべきだ」と訴えた。

 全国の支援者約330人が参加。元被告の「これが最後となることを待ち願っています。再審開始決定の希望を今度こそ果たしたい」とのメッセージも紹介された。

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http://sankei.jp.msn.com/life/news/110910/trd11091020110010-n1.htm

名張毒ぶどう酒事件 死刑判決から42年、支援者「早期の再審を」(産経新聞)
2011.9.10 20:09

 三重県名張市で女性5人が殺害された「名張毒ぶどう酒事件」で、二審の名古屋高裁が奥西勝・元被告(85)に逆転死刑判決を言い渡してから42年が経過した10日、支援者約300人が名古屋市で集会を開き、早期の再審開始を求めた。

 事件に使われたとされる農薬「ニッカリンT」が再製造され、現在、鑑定が進んでいるが、鈴木泉弁護団長は「特定の不純物が相当量検出されると確信している」と指摘。結果次第では、毒物はニッカリンTではない疑いが強まり、再審開始に向け大きな弾みになるとの見通しを示した。

 鑑定結果は今月末に判明するとみられる。集会では、面会人の稲生昌三さん(72)が「6年前の再審開始決定の希望を今度こそ果たしたい」との元被告のメッセージを紹介した。

 再審請求をめぐっては、最高裁が昨年4月、名古屋高裁に審理を差し戻した。事件で使われた毒物を特定するため、高裁が決めた専門家が鑑定を進めている。

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http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110911k0000m040127000c.html

名張毒ぶどう酒事件:鑑定人尋問要求へ 死刑囚の弁護団(毎日新聞)

 名古屋高裁で再審請求を巡る差し戻し審が行われている名張毒ぶどう酒事件で、奥西勝死刑囚(85)の弁護団は10日、今月中にも結果が出る農薬の鑑定について、鑑定人の尋問などを求める方針を明らかにした。

 鑑定結果には検察側も異議を唱える可能性があり、再審開始の結論が出る時期は不透明な状況だ。

 鈴木泉団長が支援者の集会で参加者の質問に答えた。

 名古屋高裁は最高裁の差し戻し決定(10年4月)を受け、化学の専門家を鑑定人に選び、事件に使われたとされる農薬「ニッカリンT」の再製造と鑑定を進めている。

 弁護側は、事件でぶどう酒に入れられた農薬はニッカリンTではないと主張。奥西死刑囚を無罪とする根拠にしている。

 鈴木団長によると、鑑定結果によっては事件で使われた農薬がニッカリンTである可能性が高くなり、検察側に有利になる。

 ただ、鑑定の方法によっては結果が大きく異なる可能性もあるため、鑑定人への詳しい尋問などを求めるという。【山口知】

毎日新聞 2011年9月11日 2時01分

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字数の限られた記事のためニッカリンT鑑定についての毎日新聞の記述は、きわめて不正確。もう少し正確に書くと ⇒

鑑定結果が弁護団の主張通りになることを確信してはいるが…としながら、鈴木泉弁護団長は要旨次のように説明した。

生産停止されてあまりにも年月が経過しているため工場でのニッカリンTの製造再現は不可能である。そこで鑑定では実験装置を使って再現する。そのため工場の製造では必ず生成されるはずの不純物(トリエチルピロホスフェート)が生成されない可能性が出てくる。もしそうなれば鑑定結果は検察側に有利となるが、その際には鑑定人への詳しい尋問などを求めていく。

<参照>
奥西さんを守る東京の会(http://www5a.biglobe.ne.jp/~nabari/
毒物は、ニッカリンTではなかった!(http://www5a.biglobe.ne.jp/~nabari/mujitsu6.html

 

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