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神戸市西区伊川谷にある神戸学院大学で6月16日、「布川事件」の桜井昌治さんを招いて「えん罪事件犠牲者の社会復帰」と銘打った公開講座が開かれ、私も参加した。毎日新聞が取材している。
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http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20110617ddlk28040342000c.html
布川事件:「真実語れば力出る」 再審無罪の桜井さん講演−−神戸学院大 /兵庫
茨城県利根町布川で67年に起きた強盗殺人事件「布川事件」の再審で無罪となった桜井昌司さん(64)が16日、神戸市西区の神戸学院大で「冤罪(えんざい)事件犠牲者の社会復帰」と題して講演した。水戸地検の控訴断念で8日に無罪が確定したばかりの桜井さんは「若い皆さんの意識が社会を作る。火を噴く思いで本当の真実を語れば支える力が出てくる」と訴えた。
布川事件は67年8月に大工の男性が自宅で殺された事件。桜井さんと杉山卓男さんは茨城県警に別件逮捕された後に強盗殺人容疑で再逮捕され、78年に最高裁で無期懲役が確定、96年の仮釈放まで29年間服役した。09年に再審開始が決定、5月に水戸地裁土浦支部は無罪判決を出した。
桜井さんの裁判は「自白の信用性」が問題となったが、捜査段階で自白したことについて「捜査官が知っている事実が出るまで質問が続くので意外と簡単にできてしまった。それで有罪になると思わなかった」と明かした。しかし、70年の一審で無期懲役の判決が出てから人生が変わった。見返りを求めず真実を追究する支援者と手紙のやり取りをするうちに「社会を見る目ってなんだろう」と考えるようになったという。桜井さんは「裁判官や検察官は恨んでないが、正義であるべき人が嘘をついても許される体制に怒りを感じる」と話した。【椋田佳代】
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当日の桜井昌治さんのブログ記事(どこかで誰かが〔桜井昌司『獄外記』〕)に次のようなコメントを書き込んでおいた。 ⇒
神戸学院の学生さんのこと (gataro)
2011-06-17 13:13:49
神戸学院でお話を聞いた救援会明石支部の者です。冤罪被害者に対する、見返りを求めない、献身的な支援に感動して、心の持ち方がすっかり変わったという、桜井さんのお話に本当に心打たれました。
祝勝会に僕も参加したかったんですがちょっと家に早く帰らなければならなかったので…残念です。
ところで桜井さんが書いておられる神戸学院の学生さんのことですが…、彼って本当に凄いんですよ。救援会が街頭で配布した名張事件のビラを高校生の時に受け取り、本にはさんでずっと大事に持っていてくれたんです。大学生になってから街頭宣伝中の救援会員に声を掛け、そのビラを見せたのでわかったんです。
その後、名張事件の現地調査や名古屋高裁への要請行動にも参加するようになりました。
以上、参考までに。
追伸
7月9日の大阪である関西えん罪集会に来られたら、またお話が聞けますね。
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