http://www.asyura2.com/09/nihon29/msg/781.html
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http://ameblo.jp/warm-heart/entry-10916796003.html
<布川事件>無罪、厳粛に受け止め検察側が控訴断念/桜井さん:裁判所もこれまでの誤判をわびるのが筋(どこへ行く、日本。)
検察は、布川事件の再審無罪判決に対して控訴を断念した。そして「事件から40年以上経過しており、補充捜査をしても新たな立証を行うのは困難」などと体裁のいいことを言っている。だが、いずれかの段階で早くから桜井、杉山両氏が無罪であることを承知していたはずだ。だから両氏の無罪を証明するアリバイ証言や目撃証言を意図的に隠し続け、裁判で「勝つ」ことのみに狂奔してきたのだ!
大阪地検の前田主任検事(当時)が証拠偽装したことを前代前聞の出来事のように言うが、検察が証拠を偽装したり隠匿するのは、従来からあらゆる冤罪事件で見られる日常茶飯のことなのである。
そうした意味で検察は犯罪集団と言っても言い過ぎではないし、裁判所は真理を追究するというよりは、むしろそのお先棒を担いできたと言ってもよい。
マスコミもまた、そうした事実にあまり真剣に向き合ってこなかった。その一例として次の動画ニュースをあげておこう。
布川事件の2人の無罪確定 検察側が控訴断念(11/06/07)
http://youtu.be/cMDvajhYJHQ
この記者会見で桜井さんは「素直に勝ったことはうれしいと思っている」と語っているが、同時に「無実の証拠を隠す検察より、それを見抜けずに平然と有罪を出す裁判官はたちが悪い」と指摘し、再審無罪を言い渡した判決にも「先輩裁判官たちが間違ってきたことにわびるのが筋だ」と厳しく論難もしている。この肝心要の発言がニュース映像からはすっぽり抜け落ちている。他社のニュースも同様である。私にはこれは、マスコミも同罪であることを象徴しているからと、思えてならないのだ。
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http://www.asahi.com/national/update/0607/TKY201106070666.html
「無罪、厳粛に受け止める」布川事件、次席検事会見要旨(朝日新聞)
2011年6月7日23時10分
布川事件の控訴断念を明らかにした、水戸地検・猪俣尚人次席検事の7日夕の記者会見での発言内容(要旨)は次の通り。
◇
判決内容を精査・検討した結果、強盗殺人事件について無罪を言い渡した再審判決に対して、控訴をしないこととした。
この事件は1978年の最高裁決定で無期懲役の有罪が確定した。再審の公判においては、新規証拠とされている近隣住民の証言、法医鑑定結果などが証拠採用された。検察としては、これらの証拠については確定有罪判決の事実認定を揺るがすようなものではないと判断し、有罪の立証活動を行ってきた。
結果として無罪ということだが、再審判決の事実認定については、違和感を覚える点がある。ただ、事件から40年以上経過しており、補充捜査をしても新たな立証を行うのは困難であり、無罪判決を覆せる見込みが立たない、という判断に至った。控訴を断念することを決断した。
検察としては、担当検察官による捜査及び公判活動は適法に行われたと認識している。長期にわたり服役していた桜井氏、及び杉山氏に対する強盗殺人事件について再審無罪判決が確定することについては、厳粛に受けとめている。
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