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母親 “助ける気にならず”〔NHK〕
http://www.nhk.or.jp/news/html/20100731/t10013088101000.html
7月31日 18時51分
大阪・西区で2人の子どもの遺体を放置したとして母親が逮捕された事件で、母親は警察の調べに対し、「子どもを部屋に置き去りにしたあと、死んでいるかもしれないと思ったが、戻って助ける気にならなかった」と供述しているということで、警察は、死亡する危険性を十分認識していたとみて調べています。
大阪・西区の風俗店従業員、下村早苗容疑者(23)は、長女の桜子ちゃん(3)と長男の楓ちゃん(1)の遺体を自宅のマンションの部屋に放置したとして、30日、死体遺棄の疑いで逮捕されました。警察は、下村容疑者が育児を放棄し、ことしの5月から6月までの間に、長女と長男を置き去りにしたとみています。警察のこれまでの調べに対し、下村容疑者は「2人を残して部屋を出てから1週間くらいたったころ、子どもたちが死んでいるかもしれないと思ったが、部屋に戻って助けてやらなければという気にはならなかった」と供述しているということです。下村容疑者は、部屋を出たあと、知り合いの家を泊まり歩いていて、「怖くて帰れなかった」とも供述しているということです。警察は、下村容疑者が、幼い子どもが置き去りによって死亡する危険性を十分認識していたとみて調べています。
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