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テープで指紋変え入国、韓国人の女2人逮捕(読売新聞)
神奈川県警は25日、いずれも韓国籍の女性で住所不定、無職の牟英兒(モヨンア)(31)、裴恵貞(ペヘジョン)(32)の両容疑者を入管難民法違反(不法入国・不法在留)容疑で逮捕した。
2人は過去に強制退去になったが、特殊なテープを張り付けて指紋を変え、空港の生体(バイオ)認証による審査をくぐり抜けて再入国したという。
指紋をスキャナーで読み取り、本人確認するバイオ審査は2007年11月に導入されたが、翌年、同様の手口ですり抜けるケースが発生。法務省は09年から、入国審査官が本人の指紋を目視するなど対策を強化している。テープで指紋を変えてバイオ審査をすり抜けたケースで、国内の捜査当局による逮捕は初めて。
発表によると、2人はそれぞれ08年5月と10月、他人名義のパスポートで韓国から羽田空港に入国し、日本に滞在した疑い。
同省は、くぐり抜け対策を強化する以前に読み込んだ指紋を再調査し、不審な指紋を発見。2人の行方を追っていたところ、昨年12月末、「仕事がなく、帰国したい」と2人が東京入管横浜支局に出頭した。同入管が告発していた。
2人は08年1月、同県内で不法残留を摘発され、強制退去処分を受けていた。処分後、5年間は再入国できないが、2人は「日本で働くため、指紋テープで入国したが、捨てた」などと供述している。同県警によると、偽造した指紋と旅券による不法入国で、ブローカーに払う報酬の相場は百数十万円という。同省は今年度中に、指先の異物を感知するスキャナーに更新するなど、さらに対策を強化する方針だ。
(2010年1月25日21時38分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100125-OYT1T01158.htm