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事実認定の判断不要など「易しい」裁判で「素人でも安心」既成事実を積み上げてきた裁判員裁判。しかし現実の事件はそんなものばかりではない。素人裁判で判断して冤罪を回避できるのか。
さらに「共犯」事件の一方のみ裁判員裁判の様だ。判断基準に格差を生じる事も問題ではないか。
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http://www.saitama-np.co.jp/news12/10/07x.html
2009年12月10日(木)
｢無罪主張｣どう判断 11日判決 和光の強盗致傷･裁判員裁判
少年らと共謀して現金などを奪ったとして強盗致傷罪などに問われ、裁判員裁判で審理されている東京都墨田区江東橋、探偵業赤谷拓治被告（３３）の判決公判が１１日、さいたま地裁（中谷雄二郎裁判長）で開かれる。弁護側は「少年らに犯行を指示していない」と、県内の裁判員裁判では初めて無罪を主張。「被告の指示で少年たちが強盗をした」とする検察側の主張と真っ向から対立しており、裁判員たちがどのような判断を下すのか、注目される。
県内ではこれまで、５件の裁判員裁判が開かれた。いずれも被告側が起訴内容を認め、争点が量刑判断だったため、すべて有罪判決に。だが今回は被告側が起訴内容を全面的に否認。７人の証人尋問や被告人質問などを行った。判決を検討する評議に１日以上を要するなど、裁判員たちは難しい判断を迫られている。
主な争点は（１）犯行計画を事前に打ち合わせしたとされるカラオケ店で、実行犯の少年に強盗の指示をしたか（２）共犯とされる男（３３）＝同罪などで公判中＝に赤谷被告が何を依頼したか（３）犯行動機（４）量刑−など。
（１）について検察側は、少年らが「赤谷被告から『とことんぶっ飛ばしてでも現金などを持ってこい』『手足４本折ってもいい』と指示された」と証言したことを「信用性が高い」と指摘。弁護側は「気構えを言っただけで、本当にやるとは思わなかった」としている。
（２）や（３）でも、双方の主張は対立。（４）では検察側が懲役１０年を求刑したのに対し、弁護側は「有罪にわずかでも疑問が生じたら無罪」と述べた。
赤谷被告は最終陳述で、用意したメモを１５分近くにわたって朗読。「検察の主張は悪意に満ちたフィクション。私は何もしていないし、させてもいない」などと訴えた。
起訴状によると、赤谷被告は少年らと共謀し昨年９月２１日未明、和光市の経営コンサルタント男性方に押し入り、男性と内縁の妻に包丁などを突き付けて脅迫。現金計５３万５千円や腕時計など（時価計約１４１万相当）を奪い、内縁の妻に約１週間のけがを負わせたとされる。
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暴力団関係者が暴行事件に関わったか、というのは絶対的証拠が無くても「何も無し」とは云いにくいものだが。
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