★阿修羅♪ > 日本の事件29 > 431.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
2009-12-03 14:47:03 再審が進む足利事件で、新たな「疑惑」が浮上してきた。北関東で「足利事件」と前後して相次いだ「幼女殺人事件」。どうやら同一犯らしいとする見方が有力である。にもかかわらず、警察や検察は本分である「真犯人の追及」には異様なまでに消極的だ。日本テレビ社会部の清水潔記者が事件の深層に迫る。 以下は「週刊朝日12月11日号」からの要約である。 ======================================== 幼女誘拐殺害事件のうち3件はパチンコ店からの誘拐で共通している。太田市のパチンコ店での誘拐事件は菅家さん逮捕から5年後に起きている。幼女連続誘拐殺害事件が同一犯の犯行ならば、菅家さんは犯人ではない。 清水記者が取材を重ねて出した結論は、「捜査は杜撰(ずさん)、自供は創作」というものだった。その後周知のとおり、最新の方法で再鑑定が実施され犯人と菅家さんのDNA型が一致せず、菅家さんの無罪が証明された。 では科警研は事件当時おこなったDNA鑑定で、どんな間違いを犯したのか? 再鑑定で弁護側の鑑定人を務めた本田克也・筑波大学教授は、最新の鑑定方法以外に科警研のおこなったのと同じ方法でも鑑定を試みた。鑑定用に提供された証拠品から「18-24」「18-31」「30-31」のDNA型3つが検出された。「18-31」は被害者である真美ちゃんのもの、「30-31」は真美ちゃんの母親のもの。したがって「18-24」は犯人のDNA型だ。菅家さんのDNA型「18-29」はどこからも検出されなかった。 捜査段階で科警研が犯人のDNA型としていたのは「18-30」、これが菅家さんのDNA型と一致したとして菅家さん犯人の決め手としてきたのだが、実は犯人のものではなく被害者のものだった。つまり、犯人のDNA型を科警研は証拠品から検出することができず、被害者のものを犯人のDNA型としていたのだ。たとえて言えば、被害者の血液型がA型の事件で、「現場にあるA型の血痕が犯人の証拠だ」と言っているのと同じことなのだ。 こうした稚拙で間違った手法で検出されたDNA型鑑定を証拠採用された事件が、ほかにもある可能性が出てきた。その中に無実を訴えていた被告の死刑が執行された「飯塚事件」が含まれる。 もし北関東で連続した幼女誘拐殺害犯が捕まって、DNA型が「18-24」と確認されれば大変なことになる。警察と検察はそのことを恐怖して再捜査を意図的にさぼっているに違いない。真犯人を野放しにして菅家さんや被害者の無念の思い闇に葬るならば、その責任は「18年前の捜査ミス」だけでは済まされない、というのに…。
http://ameblo.jp/warm-heart/entry-10402529946.html から転載。
gataro-cloneの投稿
<足利事件で新たな「疑惑」浮上!>警察と検察はなぜ真犯人を追及しないのか!
テーマ:人権侵害/冤罪
北関東の比較的隣接する地域で幼女が誘拐され殺害された事件が連続して起こっている。それなのに「足利事件」だけが「解決」して菅家利和さんが逮捕されている。清水記者はまずそのことに違和感を覚えたのだった。