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元厚生事務次官夫妻刺殺事件、なぜ、小泉毅は元社会保険庁長官を狙ったことを隠さないのか?
記事が長いので要約をつけます。;小泉毅が元社会保険庁長官を狙った事件について、その証拠を消してから出頭することが出来たはずだ。それをなぜしなかったかというと、元社会保険庁長官の横尾氏の卒業大学が、2008年埼玉知事選の立候補者であった武田信弘の出身校と同じであり、大学関係者に武田が告発している問題に関るなという警告を発したと考えることが出来る。以上要約終わり。
11月26日、元厚生事務次官夫妻刺殺事件で出頭してきた小泉毅に対する初公判が開かれた。元社会保険庁長官を狙ったことに関しては、検察側冒頭陳述の一部として「また、報道で憤りを感じ、○○さん(元社会保険庁長官の女性)にも殺人の狙いを定めました」(http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/091126/trl0911261944029-n5.htm)という文章が検事から読み上げられた様子だ。また弁護側は、「元最高裁判事の横尾和子さん殺害計画の動機について、『社会保険庁長官在任時に部下の不正を見逃しながら、最高裁判事に就任し、憤りを持った』とした」(http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091127-OYT1T00140.htm)と言う。
元社会保険庁長官の横尾和子氏とは、自分が卒業した大学の初期の卒業生だ。この事件の他は、殺人、殺人未遂、銃刀法違反であり、特に彼自身が自身のパソコンなどへ証拠を残していなければ、殺人予備という犯罪での起訴はなかったはずだ。
更に、昨年、横尾和子氏への批判が高まったと言っても、ネット上で批判されている人は常にさまざまな人が居る。例を挙げれば小泉純一郎元首相、竹中平蔵元財政大臣などだ。批判の激しさから言ったら、この両人への批判が最もひどいものであったはずなのに、なぜ、横尾氏なのか?
そもそも、なぜ、山口剛彦夫妻を殺害したのか?もし、30年以上前の愛犬のことが動機とするなら、横尾氏への怒りはまったく異質なもので、あまりに飛躍がありすぎる。
更に、山口夫妻への襲撃も、吉原婦人への襲撃も、小泉の目撃者は見つかっていなかった。出頭当時、警察が彼をマークしていたという報道はまったくなかったのだから、小泉毅が捜査の対象にはなっていなかったはずだ。それなら、元厚生事務次官の人たちへの警備が厳しくなったからと言って、すぐに出頭する必要性はないし、横尾氏への襲撃を簡単にあきらめる必要性もない。小泉が高校生の頃には愛犬の仇として厚生大臣を殺そう考えていたというし、平成12年9月ごろに埼玉県内のアパートへ引っ越してきたころから、50歳までに多くの厚生次官経験者を殺害して死刑になろうと考えていたというのだから、30年間とか8年間も同じ執念を持ち続けていたにしては、余りに諦めが早すぎる。死を覚悟していたのなら、警備ぐらいで犯行を思いとどまらず、警備の警官を振り切ってでもターゲットを狙うというほうが自然だろう。
だから、山口夫妻への愛犬の仇という動機も、横尾氏へのインターネット上で批判されていたからターゲットに加えたという動機も、ともに余りに不自然で、真実は別にあると考えざるをえない。
では何が本当の動機かと考えると、2007年の埼玉知事選のことがどうしてもでてくる。2007年夏、自分は埼玉県知事選挙で主に二つのことを街頭演説で訴えて回った。ひとつは原発は危険であり地熱発電が日本にとり安全でかつ有利な選択だというもの。もう一つは高校入試不正だ。そして、山口夫妻の自宅近くである浦和駅や東浦和駅周辺は自分が繰り返し街頭演説をして回った場所だ。選挙カーの看板には「入試不正を正そう」とか「県は入試不正を放置」と大書し、更に「知事・県教委は入試不正事件や女子更衣室精液事件や現金盗難事件を放置し証拠隠滅を図っている」、「ホームページhttp’//geocities.jp/taked4700裁判経過などについて公開中」と大きく書いてあった。選挙公報も、A3に近いスペースに県は入試不正を放置と大書し、入試不正の手口やその規模、女子更衣室精液事件や現金と何事件などが起こったこと、自分が10年間かけて積み立てた住宅財形の金が約40万円利子が付いていたにも関らず税金が解約時に4000円しか取られず、そのことについて金融機関に問い合わせても矛盾しか答えしか返ってこないこと、そして、鹿児島地裁へ平成18年(ワ)801号に入試不正があったことの確認訴訟などを起こしても、埼玉県は、不法行為としてどんなことがあったのかという記述に対してまったく認否をしないし、関連事実についても認否を拒否、そして、入試不正については、名誉既存訴訟で提出された選抜会議の入試不正をやっているところの録音テープは名誉毀損が認められなかったのだから入試不正についても入試不正に付いても裁判所がないと判断したのだと主張していると書いた。更に、選挙ビラも合計30万枚作ったうちの15万枚については「入試不正が行われている」、「ホームページが細工されている」等のことを書いて、新聞折込で県内に配った。しかし、まったく反応がないのだ。自分のホームページにもまったく何も反応がなく、メールでさえ、明らかに県の関係者であると分かる人からのメールが一通来ただけだった。
入試不正はもちろんのこと、女子更衣室精液事件も現金盗難事件もラブレター事件も、そして、職務命令事件も、新聞沙汰になり、テレビでかなりの時間を取って報道されてしかるべき事件だ。なにより、入試不正は教育システムにとって大きな事件であり、教育システムを根本から無意味にするものだ。しかし、それがまったく取り上げられないのは、かんぽの宿一括売却事件で、未遂事件であるかんぽの宿一括売却のみが取り上げられ、それ以前に行われた不当売却では数千万円レベルの安値物件のみが明かされ、郵政グランドなどの転売益が100億を越えるはずの物件についてはまったく話題にさえならないということと同じだろう。関係者が余り多く、重要な人物がそういった不正に関ってしまっているので取り上げることが出来ないというわけだ。しかし、埼玉県の一高校で起こった入試不正をその証拠の示すとおり処分することは普通に出来るはずだし、大分県の教員採用試験の不正でも他に波及しない形で刑事処分が出来た。
だから、多分、背景にあるのは、入試不正だけではなく、地熱発電をやるかやらないかという日本のエネルギー政策、そして、その他、僕が気が付いているさまざまな行政の不祥事だ。山口夫妻は、多分、僕の選挙演説を聞いていたのだ。そして、ホームページを確認し、選挙公報とか選挙はがき、選挙ビラなどについて、何らかのおかしなことに気がつかれたのではないだろうか?山口夫妻が影響力のある人たちだったため、見せしめとして狙われたのだ。そして、横尾氏は自分の卒業した大学の同窓生として、自分に同調しようとする動きを封じるための警告として付け加えられたのだと思う。
入試不正は、大規模に行われているはずだ。そして、その結果、少なくとも毎年数万人という単位で背中にリモコン装置をつけられた人たちが誕生しているはずだ。本来ならきちんと勉強してそれなりの倫理観、人生観を身につけることが出来た人たちが、ゆがめられ、一部の権力者によって組織的に動かすことの出来る「もの」として作られていっているのだ。何よりもまずいのは、高級官僚からマスコミ関係者まで、一般的に影響力の大きい、かつ、生活程度が高い人たちにそういった人が多く見られるはずだということだ。彼らは不景気になってもその影響を直接的にはこうむらない。だから、日本社会一般を衰退させるようなことであってもたいしたことはないという意識で平気でやってしまうのだ。グリーンピアなど年金資金が無駄に使われた事例があるが、あれも公務員の年金基金は一切使われなかった。そうやって、自分たちに影響がないと表面的に思い込まされているから、結果的に社会全体を痛めつけることをそのまま見逃してしまうし、最終的には自分たち自身へ影響が及ぶことも余り考えようとしない。