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(回答先: 鹿島を家宅捜索 警視庁、砂利不正転用の詐欺容疑で - MSN産経ニュース 投稿者 禁煙できません 日時 2009 年 11 月 26 日 04:50:35)
ゼネコンとブローカー 解明されるか、国家プロジェクトの暗部
2009.11.26 00:28
このニュースのトピックス:政治資金・政治献金
羽田空港D滑走路の建設をめぐる詐欺事件は、仲介業務を担ったとされるブローカーの“造反”が捜査の端緒となった。ゼネコンとブローカーらが複雑に入り組んだ国家プロジェクトの暗部も見え隠れしており、司直のメスがどこまで及ぶのか注目される。
「鹿島から資材運搬の仲介を請け負ったが金を払わない。鹿島は届け出とは違う砂利を埋め立てに使うよう指示していた」
捜査関係者によると、ブローカーは今春、新滑走路工事の発注元である国交省にそう訴えた。ブローカーは平成19年ごろ、鹿島と下請け業者を結ぶ仲介を始めたことで、鹿島の現場責任者と接点を持ったという。
鹿島とブローカーの間に直接的な契約はなかったとされる。しかしブローカーの周辺は「下請けの手配や違法行為を担わせる“汚れ役”として鹿島に利用されていた」と証言する。
今年初め、ブローカーは砂利転用を含む仲介料として、鹿島に約28億円の支払いを要求。鹿島が拒否したことで、ブローカーが一連の経緯を国交省に告発する形となった。
国交省から報告を受けた警視庁は当初、ブローカーによる企業恐喝の可能性があるとして捜査。だが、ブローカーが実際に数々の仲介業務に携わっていたことが判明し、鹿島は国交省の調べに「下請け会社との連絡ミス」としながらも、砂利の“誤投入”を認めた。こうしたプロセスを経て警視庁は、鹿島が国交省から安価な土砂と受注額の差額をだまし取ったという、新たな構図を描き直した。
来年に供用が始まるD滑走路は、鹿島など15社の共同企業体が17年に約6000億円で受注した巨大プロジェクトだ。ある捜査員は「それだけにブローカーや反社会的勢力が群がる素地がある」と指摘。別の捜査幹部は「問題の本質は詐取額の多寡ではない。捜査で鹿島の企業体質を明らかにしていく」と話す。
不正は組織ぐるみではなかったのか。ほかに“隠蔽(いんぺい)”された事実はないか。警視庁は押収資料の分析を急ぎ、関係者の立件を目指す構えだ。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/091126/crm0911260029000-n1.htm