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足利事件 裁判所も謝罪せよ【朝日新聞「声」欄から】 そのことについて6月18日付の朝日新聞「声」欄に、元川重争議団の一員で日本国民救援会会員、高木朝雄さんの投書が掲載されているのが目にとまった。投書の内容で「一刻も早く無罪判決が出て、菅家さんの冤罪を晴らしてほしい」の部分はちょっと違うな、「一刻も早く再審が開始され、なぜ冤罪が生まれたのかを徹底的に検証してほしい」と書くべきではないかと思った。だが、主題の「裁判所も謝罪せよ」には同感、同感と大きく肯(うなづ)けた。 ======================================== 足利事件 裁判所も謝罪せよ 無職 高木朝雄(61) 足利事件で釈放された菅家利和さんに、最高検や栃木県警が謝罪した。至極、当然のことと思う。一刻も早く無罪判決が出て、菅家さんの冤罪を晴らしてほしいと思う。 この事件の逮捕状は栃木県警が請求し、被疑者を起訴したのは検察官の判断である。だが、その令状は憲法33条によって裁判官が発したものだ。さらに、菅家さんに検察の求刑通り無期懲役の判決を下したり、控訴、上告を棄却したりしたのも裁判所だ。 日本の刑事裁判のうち、99%が有罪とされている現状を見れば、裁判官の下す判決は、検察主張に重きを置いていることを示している。あるテレビの番組で元裁判官が涙ながらに話していた。「無罪と思ったが、有罪の判決を書いた」というのである。 足利事件を含め、裁判所は自白を偏重して事件をベルトコンベヤー式に片づけていなかったか。裁判員制度がスタートしたいま、謝罪し、わかりやすく説明をしてほしい。 ======================================== 【関連エントリー】 <慎重な判断がようやく増えてきた>“痴漢”男性 2審で逆転無罪【NHKニュース】 >裁判官は自供調書と起訴状の渦の中で暮らしている。しかもそのうち90何パーセントかは誰の目にも有罪と思えるような代物だ。だから読めば読むほどすべてが有罪と錯覚するようになる。僅かにしろ冤罪が混じっているにもかかわらず。 >事案のすべてを有罪と思いたくなる心理には、無罪判決を出して担当検事に不利益を与えたくない気持ちも影響しているのだろう。また疑わしきは被告人の利益になどと「きれい事」を言って無罪にすれば、上級からは嫌われる。 >そして何やかやが影響して結局、99.9%が有罪となる。 >「裁判員」裁判の学習会で元裁判官の“赤ひげ”こと安原浩弁護士が、裁判官としての経験から語った話の概略だ。 -------------------------------- 【関連映像】 2009' 5/17 放送 ザ・スクープ SP 裁判員制度 03/10
http://ameblo.jp/warm-heart/entry-10284329807.html から転載。
2009-06-20 21:11:46
gataro-cloneの投稿
テーマ:人権侵害/冤罪
東京高裁の実施したDNA再鑑定で、周知のように足利市の幼女殺し実行犯のDNA型と菅家さんのものが一致しなかった。その結果、菅家さんは刑の執行を停止され釈放された。
(写真は元川崎重工争議団のホームページから)