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2009-05-08 19:17:52 そして本日(5月8日)、東京高裁が依頼していたDNA再鑑定の正式結果が、弁護側と検察側に伝えられた。 ======================================== http://www.47news.jp/CN/200905/CN2009050801000648.html 足利事件、再審の公算 再鑑定でDNA型不一致(共同通信) 栃木県足利市で1990年、保育園女児=当時(4)=が誘拐、殺害された事件で、東京高裁は8日、再審請求している菅家利和受刑者(62)=殺人罪などで無期懲役確定=と、女児の着衣に付着していた体液のDNA型が一致しなかったとの再鑑定結果を弁護団側、検察側双方に伝えた。 弁護団が同日、東京・霞が関の司法記者クラブで会見し明らかにした。 確定判決が有力な証拠と認定した「捜査段階の鑑定によるDNA型一致」を覆す結果で、再審開始の公算が大きくなった。 弁護団によると、再審請求中の事件でDNA再鑑定が行われたのは初めてという。 今回の再鑑定は、検察側、弁護団側がそれぞれ推薦した鑑定人2人が異なる方法で分析、いずれも不一致の結果だった。うち検察側推薦の鑑定人は、捜査段階の鑑定方法について「当時、刑事司法に適用する科学技術として標準化が達成されていなかった」と指摘した。 再鑑定の結果について、弁護団側、検察側双方は6月12日までに意見書を高裁に提出する。 確定判決によると、菅家受刑者は90年5月、足利市内のパチンコ店から女児を近くの河川敷に誘い出し絞殺した、とされる。 菅家受刑者は1審公判途中から無罪を主張。捜査段階の自白やDNA鑑定の信用性を争ったが、1、2審に続いて最高裁は2000年、DNA鑑定の証拠能力を初めて認定、上告を棄却する決定をした。 2009/05/08 18:50 【共同通信】 --------------------------------- http://www3.nhk.or.jp/news/t10015845781000.html 受刑者とDNAの型が不一致(NHKニュース) 5月8日 16時40分 平成2年に、足利市で当時4歳の女の子が連れ去られ殺害された、いわゆる「足利事件」では、女の子の服に付いていた体液のDNA鑑定が決め手になり、菅家利和受刑者(62)が殺人などの罪に問われ無期懲役が確定しました。菅家受刑者と弁護団は「精度が低かったDNA鑑定を根拠にまちがって犯人にされた」と無実を主張して、再審=裁判のやり直しを求め、東京高等裁判所は、ことし1月、検察と弁護団がそれぞれ推薦した専門家に、異例のDNAの再鑑定を依頼していました。東京高裁は、8日、2つの再鑑定の結果を検察と弁護団に明らかにしました。弁護団によりますと、いずれの鑑定でも、女の子の服に付いていた体液と菅家受刑者の血液などから採取したDNAの型が一致しないとする結果が出たということです。DNA鑑定に詳しい関係者によりますと、個人をほぼ完全に識別できる最先端の鑑定でDNAの型が一致しなかったことで、菅家受刑者が犯人ではない可能性が高まったということです。今後、東京高裁が再鑑定の結果を基に再審を認めるかどうか検討しますが、弁護団は、菅家受刑者が犯人ではないことを示す新たな証拠だとしていて、足利事件の裁判がやり直される可能性が出てきました。再鑑定の結果が出たことについて東京高等検察庁の渡辺恵一次席検事は「今後、新しい鑑定の内容を十分に精査、検討し、適切かつ公正に対応したい」というコメントを出しました。 ======================================== 【関連記事】 足利事件再審請求 再鑑定の結果「DNA不一致」(朝日新聞)
http://ameblo.jp/warm-heart/entry-10257149923.html から転載。
gataro-cloneの投稿
足利事件、再審の公算 再鑑定でDNA型不一致【共同通信】/受刑者とDNAの型が不一致【NHK】
テーマ:人権侵害/冤罪
<足利事件 再審開始の公算>DNA型一致せず、菅家受刑者と遺留物【下野新聞ほか】のエントリーで再鑑定の正式結果ではないが、どうやら足利事件の犯人とされた菅家利和さんのDNAが犯人のものと一致しなかったらしい。再審開始の可能性が出てきた、と新聞報道による途中経過を転載しておいた。
http://s03.megalodon.jp/2009-0508-1938-38/www.47news.jp/CN/200905/CN2009050801000648.html
http://s03.megalodon.jp/2009-0508-2009-18/www3.nhk.or.jp/news/t10015845781000.html
19年前、栃木県で幼い女の子が殺害された、いわゆる「足利事件」について、東京高等裁判所がDNAの再鑑定を行ったところ、無期懲役が確定した受刑者と犯人のDNAの型が一致しないとする結果が出たことが、裁判の関係者への取材でわかりました。弁護団は、受刑者が犯人ではないことを示す新たな証拠だとしていて、再審=裁判のやり直しの可能性が出てきました。
足利事件、受刑者のDNA型と一致せず(TBS Newsi)